受診しているメンタルクリニックで
自分で症状を伝えたいのに
主治医と向き合うと
何も言えなくなる・・・彼
紙にえんぴつを
ぐるぐると走らせながら
わたしに
日常生活で感じる不安
それは、たとえるならこんな感じ
と説明してくれたので
その紙を持って受診してみたら?
と、提案しました
少しは伝えられるかもしれないと
思ったからです
しばらくしてから
「病院で話せました」
と報告がありました
主治医は、うんうんと話を
聞いてくれたそうで
特に感想を言ったり
薬が変わった訳でもないけれど
今までできなかった
「自分の口から症状を伝える」 を
やってみて、できた
これができたのは
かなり大きい
これまで、できないことが
多かった、彼の人生
何かに挑戦して、できた経験は
久しぶりなんじゃないかな
苦手なのに
ちゃんと目をみて
わたしに、お礼を言いました
自分の息が気になって
相変わらず、口元は
タオルで押さえていましたが
それでも充分伝わる
お礼の言葉をもらいました
20 僕はこんなもんじゃない へつづく