お話しききます

キキミミ 森野こりす です

 

わたしが行政機関で
カウンセリングをしていた頃の
相談事例です
 
18才男性ひきこもり
これまではこちらから
     
     
   

 

次のカウンセリングで彼は

小さいおにぎりを2つ持って登場

 

少し、はにかみながら

 

僕が提案したんです

これなら、いけるかなって

と話します

 

 

おお!

 

 

お母さんに手渡されたの?

とたずねると

 

 

いいえ

 

おにぎりが

テーブルの上に置いてあって

お母さんはいませんでした

 

 

おお!

 

 

親子でちゃんと

工夫してる~!

 

すごい~!

がんばってる~

 

 

お昼に挑戦したものの

おにぎりを少しかじったところで

時間切れ

 

 

やっぱり無理でした

 

というものの、彼は泣いてはおらず

 

続きは夕飯に食べます

次は1つにしようかな

 

とも話し

 

 

その表情は

 

 

あなた、確実に

一歩前進したねぇ

 

 

と思わせるものでした

 

 

うーん、いいじゃないですか

 

 

人ってさぁ、こういうところが

おもしろいよねぇ

 

 

何がきっかけで

どう転ぶかわからない

 

わからない・・・

 

 

そのきっかけを探るべく

 

わたしは、いろんな角度で

球を投げつづける

 

 

これはどうかなー?

こっちはどうでしょう?

 

 

で、それに相談に来た方が

どう反応するのか

 

 

打ち返すにしても

見送るにしても

 

 

どう反応するのか?

 

 

どんな表情で

どれくらいの間で

 

 

それを冷静に見ながら

 

 

次の作戦を

考えています

 

 

 

18 お医者さんと話したい

 

へつづく

 

カウンセリングと

外出同行支援の