おはようございます、丸の内OL☆KUMIです^^
今朝は、初の朝ヨガをしますよ~!
この後、八重洲で7時10分~。
お仕事前にどうかな~疲れてしまわないかなぁと思いましたが、
今日明日行けば三連休ですし。
張り切って行ってきますよー♪
同年代登山チームはというと・・・・
足場を組んで、オノで切ったんです。
現存していれば最大級、縄文杉と同じくらい長寿な木だったはずです。
足元は土ではなく、腐葉土や花崗岩なので、雨上がりでもグチャグチャしないくらいです。
ここでは、岩や倒木についた苔を土台に植物が育ちます。その苔が生える場所が少ないと、勿論植物も増えません。
えー?木ならいっぱいあるじゃない!って思いますか??
その昔、人間がこの森に集落を作って木を伐採していくまでは、こんなもんじゃない、巨大な木がい~っぱいあったそうですよ。今はそれを知る人はもういないでしょうけれど、ほんとに、もののけの森だったんですね。
つづく
おはようございます、丸の内OL☆KUMIです^^
昨日一昨日と、屋久島は大変そうでしたが・・・
皆さん大丈夫だったかなぁと心配です。
これから雨風が強くなる地域の方も、ご無事を祈ります。
ここまで屋久島のレポートを書いていて思ったのですけれど、
自分で思っている以上に、見聞きして頭に取り込んだことって、
たくさんあったんだなぁと思いました。
今回Vol.10ですからね、でもまだ縄文杉着いてないですし。
も、もう少し・・・少しじゃないですけど。
もうじき着きます。
登山道を歩いていると、色んな形をした木に出会います。
私が綺麗だなぁと思ったのは、ヒメシャラという木です。
(↑ヒメシャラ。光合成している証拠として、薄っすら緑の部分がある)
(↑ヒメシャラの木肌)
立っているだけで、まるで工芸品のようにツヤツヤとして美しい木です。
私が気になったのは、単に綺麗だからではありません。
森の中を見渡すと、ヒメシャラだけすっごく目立つんです。
色がやたら明るくて、ツヤッツヤしてるからでしょうね。
他の木と何かが違うなぁと思って歩いていたら、ガイドの横山さんから
横山さん「ヒメシャラはね、自分で皮を脱いでいくの」
皆「・・・え?何で?」
横山さん「この木は葉が出てくるのが遅いから。葉が出てこないと、光合成できないでしょ?代わりに、皮を剥いでいくことで木の幹で光合成するようになったわけ。だから、木肌を見ると、少し緑色になってるでしょ。」
誰か「へぇ~~、変わった木・・・」
横山さん「そうやって、常に進化してるんだよ。環境に適したように。近くにあったら触ってごらん。他の木と違ってひんやりしてるから。外の皮を剥いでるから、樹皮のすぐ内側に水を吸い上げる導管が通ってるわけ。」
私「(サワサワ)ほんとですね、冷たいですー!」
誰か「え、え、どれどれー?」
ちなみに、後に調べてわかったことですが、ヒメシャラはここだけでなく他の地域にも生えていて、関東だと箱根神社が有名みたいですね。
立ち寄る機会がある方は、是非見てみてください^^
つづく
おはようございます、丸の内OL☆KUMIです^^
先日の縄文杉登山で一緒になった同年代メンバー、
今はもうそれぞれの地元でいつもの日常に戻っているのだなと思うと、
とても不思議な気持ちになります。
あのメンバーで縄文杉登山をすることはもう無いに等しいでしょうし、
すごく貴重な時間だったなと思います。
前回の記事の最後に、メンバーからガイドの横山さんへ、山での怖い話が聞きたいという要望がありました。
そこで横山さん、屋久島が神の島と呼ばれる所以について話してくださいました。
難しい単語が多かったので、記憶が定かじゃないところもありますが…
屋久島には中岳と奥岳(なかだけ と おくだけ)と人々が暮らす集落があります。
奥岳は島の中心部。九州地方最高峰の宮之浦岳(みやのうらだけ)も奥岳にあります。中岳はその周りにあります。
何が違うかというと、中岳は精霊ともののけが棲むところ。奥岳は神様が棲むところ。
とても神聖な場所と考えられているのです。
そのため、人間の暮らす場所は、屋久島の限りなく外側に位置しています。
(だから、ドライブしていてもほぼ一本道で、走りやすいんですね…)
スタジオジブリの人気アニメーション「もののけ姫」、屋久島が舞台として有名ですよね。特に白谷雲水峡に憧れて行く人、多いと思います。
でも、単に景色が似てるというだけじゃないんですって。
この、屋久島の神さま・精霊ともののけ・人間の関係も描かれているのを、意識したことはありますか?
(もののけ姫を見たことが無い方は、こちら)
何故、もののけ達はそれぞれの一族一丸となって命を落としてまで、人間と闘ったのでしょうか?
人間(エボシさま)達が、神聖な領域に踏み込んだからです。
木をたくさん切ってしまったから、住む場所を追われたから、だけではないんです。
彼らのさらに上に君臨するシシ神を、シシ神の森を、守るためなんですね。
私は、歩きながら横山さんのお話を聞いて、その先の足取りが変わった気がします。
一歩一歩大事に歩いたとでも言うのでしょうか、山に入らせていただいているという気持ちで歩いていました。
ちなみに、年に3回は、山の神様に感謝の儀を行うため、ガイドさん達は山に入らない日を設けているそうです。
それは、入らない日というより、入ってはいけない日と横山さんはおっしゃって、理由も教えてくださいました。
ここでは、入らない理由を書くのは避けますが、それだけ神聖な場所なんでしょうね。
(↑見た目ワイルドなのにすっごくおちゃめな他のガイドさんが、苔の上にこだまを置いていました)
つづく
おはようございます、丸の内OL☆KUMIです^^
縄文杉登山中、ガイドの横山さんはクイズ形式でたくさん問題を出してくださいました。
だから疲れをあまり感じなかったんですかねぇ~
さて、今日はいよいよ苔が登場しますよー!
私の大好きな苔っ
屋久杉の森には苔がいっっっぱいです。
美しい緑の苔に滴る水、たまらないです~
なのですが、今回は前回よりちょっと綺麗さが落ちました・・・・
雨が久しぶり過ぎたのかもしれませんね。。。
そこで横山さんより問題。
横山さん「何故、屋久島には苔が多いのでしょう??」
皆「雨が多くて湿気がすごいから~」
横山さん「それだけでこんなになる??」
皆「うーん・・・・」
横山さん「屋久島は岩でできていて土が少なく養分も少ないです。土が少ないのにこんなに苔があるのはおかしいでしょ。では、植物はどこに生えてる?苔の上。じゃぁ、苔はどこに生えてる?」
皆「(辺りを見渡して)ん~・・・木や岩?」
横山さん「そう。倒木や岩なんかに生えてる。そもそも、岩にはね、蘚苔類っていう苔しか生えないの。何故か。それは、まず苔っていうのは4つに分かれてて。シダ類・地衣類・藻類・蘚苔類。この、蘚苔類っていうのは、根っこが無くて胞子だから、岩にもくっつくことができる。だから、土がなくてもこんなにたくさん苔がある。その苔に、植物の種が落ちて芽が出て木が伸びて、さらに木に生えた苔からまた植物が生えて・・・の繰り返し。苔は、森の中で大事な役割をしているんだよ。」
皆「なるほど~~♪」
この登山チーム、休憩ごとに歩く順番を替えるんですけれど、
私は横山さんの真後ろになる時が楽しかったです。
苔の話とか!
真後ろだと、気になったことをすぐ質問できるので。
ちょうど、横山さんの後ろになった登山メンバーのある女子は・・・・
Aさん「横山さんは、山で怖いものを見たことがありますか?」
横山さん「あるよ。」
Aさん、Bさん「ききたーーい!」
横山さん「怖くて、山歩けなくなるんじゃない?」
皆「聞きたいです~」
横山さん「じゃぁ、お昼にね。この山の怖い話の前に、予備知識を話そうかな」
また再び、歩きながら横山さんのお話に耳を傾けました。
つづく
おはようございます、丸の内OL☆KUMIです^^
しばらく夜の更新になってしまっていましたが、
ようやっと落ち着いたので再び朝お届けします♪
トロッコ道のところでしたね~
あぁ、そうそう・・・
屋久杉の森に行ったと言うのであれば、これは知っておかなきゃいけませんね。
私、事前に少しは勉強したにも関わらず、少し恥ずかしい思いをしました。。。
横山さん(ガイド)「さてここで問題。屋久杉といえる条件ってわかる?」
同年代チーム「ん~・・・??」
私「(か細い声で)・・・樹齢1000年を超える杉のことです」
横山さん「それだけじゃ足らないんですよねぇ。街にある杉も屋久杉といえるかというとそうじゃない。この杉は屋久杉と言っていい。何故かというと、ここは標高500mを超えているから。」
私「あぁ!厳しい環境が必要なんですね」
横山さん「そう。標高が高いと風も強い。それに、ここは冬になると雪も積もる。そうやって厳しい環境を生き残ってきたのが、屋久杉といえる。屋久島は岩でできてるって言ったでしょう。岩だから、養分が少ない。そうすると成長も遅い。ゆっくりゆっくり時間をかけて成長した杉は、目が詰まった木目をしてる。雨の量も多いから、樹脂分も多いし、腐りにくい。よく考えるとこんな大きな木、普通に残ってるのがおかしいでしょ。それだけ特別なの。そんな木が、明治~昭和にかけて次々に伐採されて・・・。今も残っていたら、こんなもんじゃない、このトロッコ道にもさらに巨大な木がいっぱいあったんだよ」
同年代チーム「・・・・・」
今歩いているところに大きな木がたくさん・・・
横山さんの言葉を聞いて、メンバーそれぞれ何か思うところがあったと思います。
縄文杉コース最初の屋久杉を前にして、私は当時の伐採の光景を思い描いて、胸が痛くなりました。
つづく・・・