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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちは、『不安』や『恐怖』という感情を自らの内的な感情だと思っています。
つまり、ある危険だと思われるような刺激に対して、それを避けるために抱く感情だと思っています。
しかし、不安という感情には、もっと別な目的も隠されています。
それは、対人関係において利用されます。
私たちは、不安に怯える人を見ると、手を差し伸べてあげたくなり、その人の不安をなんとか取り除いてあげようとしたくなります。
それこそが、不安の持つもう一つの目的です。
つまり、不安とは、他人を支配し、他人を自分の思う通りに動かそうとするときに利用される感情でもあるのです。
たとえば、夜、一人で眠ることに不安を示す子どもがいます。
その子は、暗くなると、不安になって親を呼びます。
そして、その子は、親が側に来ると、さらにさまざまな要求をします。
「話をして欲しい」
「ずっと側にいて欲しい」
そして、親が側を離れると、再び不安になって親を呼びます。
親は、いつまで経っても、その子の側を離れることができなくなります。
こうして、その子は、親の行動を支配するのです。
私たちは、自らに課せられた課題から逃れ、それを他の人に肩代わりしてもらえるように、不安をという感情を大いに利用しているのです。
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