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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、赤ちゃんの表情は、とても可愛く愛らしいものです。
私たちは、赤ちゃんの表情を見ていると、ついつい微笑ましく感じます。
ただ、赤ちゃんも、男児と女児とでは、その印象に違いがあるようで、女児の親は男児の親よりも、わが子を、かわいい、柔らかい、きゃしゃ、頼りない、顔立ちが美しい、警戒心が強くないと評価する傾向があります。
もちろん、これは、赤ちゃんでも女の子のほうが男の子よりも身体が小さいので、そう感じるのも無理はないのかもしれません。
ここで、面白い実験があります。
それは、男児に女児の、そして女児に男児の服を着せて何も知らない人に見せると、果たしてどのような印象を持つかというものです。
その結果、女児を男児だと思っていた人たちは、本当の性別を知っていた人たちよりも、同じ女児に対して、怒りっぽいとか気難しいと評価する場合が多くありました。
逆に、女児の服を着た男児に対しては、本当の性別を明らかにされていた場合よりも、ご機嫌だとか人に関心があると言われることが多かったということです。
何のことはない彼らは、目の前にいる赤ちゃんそのものを本当に見ているのではなく、目の前の赤ちゃんを、単にステレオタイプ化された赤ちゃんの枠に嵌め込んで見ていたわけです。
私たちは、赤ちゃんですら、自分の思い込んだ印象に合うように、その印象に即した面ばかりを強調して見てしまいます。
要するに、私たちは、好ましい相手には、その好ましい面ばかりを強調して見る替わりに嫌な面は切り捨て、逆に、嫌な相手に対しては、その嫌な面ばかりを強調して見る替わりに好ましい面は切り捨てて見てしまうのです。
たとえ嫌だと思う相手でも、見方を変えて見れば、好ましく思う面が数多くあるのではないでしょうか。
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