人は、どのように自己欺瞞を演じているのか その2 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントのしらたきです。


さて、今日は、前回の記事の続きです。


(前回の記事の詳細は、コチラ をご参照ください)


前回の記事では、『決断できる人になるためには、何が必要ですか?』というある方からのご質問を参考に、


人の自己欺瞞の一番簡単な見つけ方である『やっていることと言っていることの矛盾』を指摘しながら、


他人に依存しているから決断できない』という説明は、


結局は、何も説明していない、ということを書きました。


実際、私たちは、常に、決断をしています。


朝、起きる決断。


顔を洗い、歯を磨く決断。


朝ごはんを食べる決断。


会社や学校に行く決断、などなど。


私たちは、朝起きてから夜眠りにつくまで、常に、そのときそのときの状況に応じて決断をしているのです。


それゆえ、『決断できないということはないのです。


確かに、ためらいや迷いが生じたときなどには、『決断できない』と感じてしまいます。


たとえば、今で言えば、寒さが厳しい朝などには、起きる決断ができなくてベッドからなかなか出られない、というときがあります。


しかし、それは、『起きる決断がなかなかできない』ということではなく、


まだ起きない決断をした』ということに他ならないのです。


私たちは、日常生活の中で、常に、


ある行動を『するか』、あるいは、『しないか


というどちらかを選択する決断を迫られています。


それゆえ、『ある行動をする決断ができない』ということは、


取りも直さず、『ある行動をしない決断をした』ということに過ぎないのです。


何かを購入するかどうか迷っているときには、


購入する決断ができない』ということではなく、


今すぐには購入しない、という決断をした』ということに過ぎないのです。


友人などと一緒に食事に行ってメニューを見ても何にするかなかなか決められないときには、


何を食べるか決断できない』ということではなく、


何を食べるか自分は決めない、という決断をした』ということに過ぎないのです。


政治家が何かとものごとを先送りにするのも、


決断できない』ということではなく、


今は決めない、という決断をした』ということに他ならないのです。


このように、私たちは、常に、ある行動をするか、しないか、という決断をしながら生きています。


しかし、政治家がものごとを先送りにするなど、『行動しない』という決断は、


場合によっては、自分の価値や評価を下げてしまうと私たちは無意識に感じています


そこで、そのような決断をしたときには、そのことをごまかそうとする行動をするわけです


それが、『私は、〇〇だから決断できない』という周囲に対する言い訳であったり、


ためらいや迷い、あるいは葛藤など、自分に対する自己欺瞞であったりするのです。


私たちは、『行動しない』という決断が自分の価値を下げると感じているがゆえに、


決断できない』ということを殊更強調する必要を感じてしまうのです。


そこで、この『行動しない』という自分の決断をごまかすために用いられる自己欺瞞の一つが、『依存』ということなのです。


この続きは、次回に書きたいと思います。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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