依存傾向のある親は、依存傾向のある子どもを育てようとします。 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントのしらたきです。


さて、先日、『親が「勉強しろ」というのは、子どもに勉強させないためです。 』というタイトルの記事を書きましたが、結論が飛躍し過ぎていて分かりづらかったかもしれませんので、もう少し詳しく説明したいと思います。


子育てで最も重要なことは、親自身が、一人の人間として精神的に自立しているかどうかということです。


(詳しくは、関連記事『子育てに必要なこと 』、『精神的に自立するのを阻むもの 』をご参照ください。)


精神的に自立していない親は、残念ながら、精神的に自立した子どもを育てることはできません。


なぜなら、精神的に自立していない依存傾向のある親は無意識のうちに精神的に自立していない依存傾向のある子どもを育てようとするからです


そのしくみは、次の通りです。


精神的に自立していない人は、当然のことながら、自分自身が一人の人間として自立して生きることに自信がありません。


それゆえ、何かに依存して生きようとします。


そこで、そのような人が親になると、親という立場に依存して生きようとするのです。


つまり、彼らは、自分が一人の人間として自立して生きることに自信がないために、子どもが自立し一人前になって巣立っていくことにとても恐怖を感じるのです。


なぜなら、子どもが旅立ってしまえば、後には何も残らず、自分は何もできない役立たずな人間のように感じてしまうからです。


そこで、彼らは、いつまでも子どもを自立させないようにして、自分の側にいさせようとするわけです。


そうして、いつまでも親という立場を守ろうとするのです。


要するに、自分が、親という立場を守るために子どもに依存して生きているのと同じように、子どもにいつまでも子どもの立場を続けさせるために、親に依存した子どもを育てようとするのです。


その方法として一番効果的な方法が、親が自分にしてきた子育ての方法です。


その子育てによって自分が依存的な人間になったのですから、これほど効果がはっきりしている方法はありません。


そこで、彼らは、自分が親にされてきたのと同じように、自分の意見を子どもに無理に押し付けたり、あるいは、「勉強しなさい」と命令したりすることによって、子どもの自主性を奪おうとするのです。


彼らにとっては、子どもに自主的に行動されては困るのです。


なぜなら、自主性が養われると、やがては自立していってしまうからです。


そこで、子どもの行動にいちいち干渉することによって、子どもの自主性を奪おうとするわけです。


このようにして、精神的に自立していない親は、自分が子どもの頃にされて最もイヤだった子育ての方法を、知らず知らずのうちに、自分も繰り返すことになってしまうのです。


それが、子どもを精神的に自立させないために、最も効果的な方法だと無意識にわかっているからです。


それゆえ、このような負の連鎖を断ち切り、精神的に自立した子どもを育てるためには、まず親自身が精神的に自立できるように努力する必要があるのです


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。


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