眠りのおはなし | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントのしらたきです。


さて、現代人は、慢性的な睡眠不足、と言っても過言ではないのではないでしょうか。


誰にお会いしても、みなさん、


「毎晩よく眠れなくて、眠たい。」


と口にされています。


その上、寝る間を惜しんで勉強や仕事に励んでいらっしゃる方がほとんどで、その分余計に睡眠不足に拍車をかけてしまっているようです。


そんな慢性的な睡眠不足の日本人に対して、


「日本人は、眠りをおろそかにしている」


と警告を与えているのが、東京北社会保険病院院長で、日本睡眠学会理事でもある神山潤さんです。


最近の脳科学の研究でも、寝る間を惜しんで勉強や仕事に励むよりも、適切な睡眠を取った方が効率性が上がるということが分かっています。


また、ダイエット効果という面から見ても、適切な睡眠時間をとっている人たちが、BMI(身長を体重の2乗で叙したもので、肥満度を測る国際的な指標。日本では25以上が肥満とされている)の数値が最も低く、それよりも少なくても多くても数値が高くなる、という統計結果が得られています。


寝すぎると太る、というのは、なんとなく頷けますが、寝なくても太る、というのは不思議に感じてしまいますよね。


神山さんは、この睡眠にとって、最も重要なものが人間の『生体時計』だと言われています。


生体時計とは、脳の『視交叉上核』という部位にあり、人間の一日の体内リズムをコントロールしています。


人の体内リズムは、常に一定というわけではなく、一日の時間帯によって変わってきます。


たとえば、自律神経には交感神経と副交感神経とがありますが、昼間は交感神経が働き、心臓を活発に動かして血液を体中に十分行き渡らせるようにしますが、夜になると副交感神経が働き、心臓の動きはゆっくりとなり、血液は主にお腹に運ばれるようになります。


また、体温は朝には低く、昼から夕方にかけて高くなり、その後また徐々に下がっていったり、あるいは、睡眠に深い関係のあるホルモンであるメラトニンは、目覚めてから14~16時間後の夜暗くなってから分泌されるようになります。


このような人間の一日の生活に必要な生理現象のリズムをコントロールしているのが、生体時計です。


この生体時計、周期が一日と同じ24時間なら問題ないかもしれませんが、通常、ほとんどの人が、24時間よりも少し長いのです。


そのため、一日の周期と体内リズムの周期とにズレが生じてしまいます。


このズレが大きくなり過ぎると、時差ボケなどの障害を発生させてしまうのです。


そして、この周期のズレをうまく修正してくれるのが、朝の日の光です。


人は、朝起きて太陽の光を浴びると、この体内時計の周期を短くして、地球の時間に合わせるようにします。


しかし、逆に、夜に強い光を浴びてしまうと、体内時計の周期を長くしてしまい地球との時間のズレを大きくしてしまいます。


この夜に浴びる強い光が、寝られなくなる原因でもあります。


神山さんは、生体時計を調整し、より良く眠れるコツとして、次の5つを挙げています。


①朝の光を浴びる

②昼間に光を浴びる

③しっかりと手を振って歩く

④規則的な食事をする

⑤夜には光を浴びない


また、手を振ってしっかり歩くなどの適切な運動や、ものを噛むなどの咀嚼行為、あるいは、深呼吸などの腹式呼吸は、心を穏やかにする脳内物質であるセロトニンの分泌を促す、とも言われています。


ただ、夜眠れなくなるのは、生活のリズムが不規則になる、というだけでなく、心理的な面が及ぼす影響も大きいものです。


人は、何か不安なことがあると、眠れなくなってしまいます。


しかし、その不安を作り出しているのも、実は、自分が演じている自己欺瞞なのです。


それゆえ、自己欺瞞に気づくことができれば、そのような不安も克服することができるようになるのです。


【参考文献】

睡眠で人生が劇的に変わる生体時計活性法 (講談社プラスアルファ新書)/神山 潤
¥880
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