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心理コンサルタントのしらたきです。
さて、先日、ふくよしが、子どもの勉強に対する親の対応に関して一連の記事を書きました。
(関連記事、『勉強しろ!って何度も言われてもしない本当の理由 』、『勉強しろ!って言ってもしない本当の理由 その2 』、『勉強しろ!って言ってもしない本当の理由―アドバイス編― 』をご参照ください。)
確かに、子どもは、ふくよしの記事にもある通り、
「勉強しろ」
と言っても勉強しません。
むしろ、「勉強しろ」と言えば言うほど、頑なに勉強することを拒否するようにさえなります。
これを心理学的に言えば、『心理的リアクタンス』:と言うのですが、今回は、子どもではなく、「勉強しろ」とひつこく言う親の行動を少し見ていきたいと思います。
この場合、自分の子どもに対して、
「勉強しろ」
と言うのは、子どものことを思って言っているのだ、と多くの親が思っていると思います。
しかし、本当はそうではないのです。
この言葉は、子どものためではなく、親自身のために言っているのです。
しかも、それは、子どもに勉強させるためではなく、子どもに勉強させないために言っているのです。
親は、子どもに自主的に勉強されては困るのです。
なぜなら、そうなれば親の出る幕がなくなり、子どもに構えなくなります。
そこで、親は、子どもに「勉強しろ」と言っては、子どもを勉強させないようにして、いつまでも親として子どもを構おうとするのです。
そうすれば、いつまでも親をしていられることになるからです。
このように書けば、みなさん、不思議に思われることと思います。
子どもに勉強させないために、「勉強しろ」なんて言うはずがない、と思われることでしょう。
しかし、「勉強しろ」と言えば言うほど子どもが勉強しなくなることを一番よく知っているのは、親自身なのです。
なぜなら、自分も親にそう言われて勉強するのが嫌になった経験をイヤと言うほどしてきているからです。
親は、自分自身の小さい頃からの経験から、
「勉強しろ」
と言えば子どもが勉強しなくなることを無意識的に一番よく理解しているのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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