ステロイドとクレイ | お薬を減らしたいママのための自然療法スクール【こどもとアロマ】

お薬を減らしたいママのための自然療法スクール【こどもとアロマ】

こどもの風邪、ケガ、皮膚のトラブル、アレルギー(喘息・花粉症・アトピー)などをアロマ、ハーブウォーター、クレイを使ってやさしくお手当。お薬を減らしたいママのための自然療法スクールです。

 

こどもとアロマ 原亜紀子です

 

 

 

 

現在、配信中の

「クレイの入口講座」では

いろんなご質問をいただいていますが

圧倒的に多いのが

 

・手湿疹

・アトピー

・繰り返す湿疹などの皮膚の炎症

 

そこでステロイドの薬を使っているけれど

クレイでのケアが行えるかどうか

という内容のご質問です。

 

とくに手湿疹は本当に多くて・・

 

手湿疹のお悩みは

以前からよくある質問内容でしたが

コロナ禍の消毒習慣によって

一気に増えていると感じます。

 

 

お一人ずつそれぞれ回答していますが

もうすぐ配信も質問も締切るので

おそらくまた同じ質問がどっときそうなのと、

 

これからクレイホームケア実践講座

受講を検討している方にも

ぜひ知っておいてほしい内容なので

ステロイドとクレイの関係について

4年前の記事を修正して書いていきます。

 

 

 

まずは、

ステロイドの塗り薬が

どんなものなのかを整理してみましょう

 

この薬の仕事は

「炎症を鎮めること」

 

 

たとえば、

皮膚に湿疹がでているとき

皮膚という扉から症状が出てきているわけですが

 

ステロイドは

その扉から入ってきて

症状を出ないように抑え込んでくれます

 

そこで、炎症が治まれば

働いたステロイドは血中から肝臓へ

そして、代謝されて体外へでていきます

 

ここまでは、めでたし、めでたし

といった感じです

 

 

緊急事態の大きな炎症を鎮めるためには

ステロイドは命を救う

とても大切な薬です

 

急性の問題で少し使う程度なら

大きな問題にはなりません

 

 

 

では、湿疹が長引いたときはどうでしょう?

ステロイドを塗ってたときには治まったけど

薬をやめたら、また湿疹がでて、

使い続けた場合は?

 

 

ステロイドは、皮膚という扉から

症状をでないようにしてくれるのですが

 

じつは

ステロイド自身も

扉を壊しながら入ってくるため

ずっと使い続けると、扉が弱くなっていきます

 

 

また、

仕事を終えたステロイドは

速やかに体外へ排出されないといけないのですが

どんどん塗り続けていると

排出が間に合わなくなり

扉付近にとどまってしまいます

 

 

すると、時間がたったステロイドは

もともとバリケード役だったはずなのに

 

そこに留まっているうちに

自分自身が炎症物質に変わっていき

もっと症状がでるような状況を

作っていってしまうのです

 

 

何度も出入りを繰り返し

弱くなった皮膚の扉

 

そして

使うたびにたまっていく炎症物質

 

湿疹、炎症、痒みは

どんどん治りにくくなっていきます

 

 

 

さらに、

炎症を鎮める「抗炎症作用」とは

言葉をかえれば

「免疫の仕事を抑制する」ということ

 

 

もともと皮膚は

外側から体内へ異物を入れない

バリアのような働きをしています

 

でも、免疫が抑制された皮膚は

細菌などが侵入しやすくなり

そのことにより

さらに炎症が起こりやすくなります

 

 

こうなってしまった

皮膚の炎症を鎮めるためには

より強力な抗炎症作用をもつ

ステロイドの薬を使うか

 

ステロイドの薬をやめて

そこに残留している炎症を物質を出し切ること

 

そのいずれかの選択が

必要になってくるでしょう

 

 

ここまでは、

なんとなくイメージできたでしょうか??

 

 

 

では、ここからは

クレイの働きを考えていきましょう

 

 

 

 

クレイは、

皮膚の上にペーストを塗ったり

湿布をすることで

皮膚表面や真皮層のほうにまで

働きかけることができます

 

 

クレイは層の表面や構造の内側に

マイナスに帯電したイオンを

たくさん持っています

 

体にとって不要な

老廃物、膿、細菌

炎症によってでたゴミ

滞った水分などは

ほとんどがプラスに帯電しています

 

クレイのマイナスイオンは

プラスに帯電したものと結びつき

体にとって不要なものを

引っ張り出すお手伝いをしてくれます

 

また、

クレイには抗炎症作用

組織の再生を促す働きもあります

 

 

いらないものを引っ張り出し

痒みや炎症を鎮めてくれる

 

このクレイの働きは

炎症が長びき

ステロイドの薬をやめられずにいる人にとって

とても魅力的に感じると思います

 

クレイを使うことで

痒みが楽になり

薬の使用によってたまった炎症物質も

きれいにしてくれるのでは??

と、期待してしまうのではないでしょうか

 

 

 

 

実際に、その通りだと思います

 

 

 

ただ、ここで忘れてはならないのは

そこがきれいに治っていくまでのプロセスで

起こることなのです

 

 

クレイの吸収作用というのは

掃除機でのお掃除のようなものです

 

 

特に、グリーンイライトのようなクレイは

吸引力の強いダイソンみたいな掃除です

 

 

弱った皮膚の上にクレイ湿布をすると

そこからギュイーーーンと強い吸引力で

中にあるものを引っ張り出そうとします

 

これまで

いろんなものが溜めこんできた体は

大きなものがいったん動いたことで

連鎖的に、奥のほうまでどんどん動いて

体全体の「出そう」というスイッチが入ります

 

 

そのとき

出すための出口が皮膚になってしまうと・・

 

強いかゆみがでたり

痛くなったり、赤くなったり、浸出液がでたり

一時的にでも

本人にとっては、とても辛い状態になるのですね

 

でも、それが治っていくためのプロセスです

 

 

ステロイドをずっと使い続けてきた人ほど

皮膚は出口になりやすいのです・・

 

 

たとえば、出し切るための期間が

数日間のクレイのケアで治まるようなものなら

それでもいいでしょう

 

でも、長年薬で症状を抑えていた場合は

もっともっと長い期間が必要なこともあります

 

長い期間でなくても

強い薬を使っていた場合

生まれて間もないころから使い続けている場合など

 

単純に使用期間だけでは

判断していくことは難しいです

 

1か月、半年、1年、それ以上・・・

 

結局、どのくらいの時間がかかるのかは

実際になってみないとわかりません

 

もちろん、続けていくうちに

少しずつ鎮静化していくのでしょうけれども・・

終わりが見えないと、不安にもなるでしょう

 

 

その人の体の状態

 

・いまどのくらい皮膚から出やすい状態にあるのか

・これまで溜まっていたものがどれくらいの量なのか

・体がいらないものを症状をして出そうとする力の強さ

・いま体の他の部分からは、どのくらい出せているのか

・普段の生活の中で炎症を促進させる要因をどのくらいもっているのか

・クレイに対する反応のしやすさ

 

そういったことが

いろいろと複雑に絡み合って

どの程度のことが起こるのかが決まってきます

 

 

 

判断が難しいのが

一概にステロイドを使っていた人みんなが

クレイを使うことで

症状がひどくなるわけでもないのです

 

クレイが炎症を鎮める程度に

ほどよく働いてくれる場合もあり

実際に薬を使っていた人でも

クレイの使用によって湿疹、手湿疹などが

楽になったという人もいます

 

ただ、その一方で

「クレイを使ったことで

とても強いかゆみを感じた」

というケースがあるのです

 

 

 

生徒さんでは

私に報告をいただいているのは

対面のときに、おひとり

メールセミナーになってからでは、数名です

 

5、000名以上の受講生がいるなかで

数人ですんでいるのは

私の講座の中では

ステロイドの薬歴がある方には慎重にと

しつこいくらいに

お伝えしているからでしょう

 

 

作用がいちばん強い

グリーンイライトの使用は

特に注意が必要です

 

グリーンイライトは

使った部分を出口にしやすいのです

 

 

ただ、中には

作用としてはもっともマイルドなはずの

ホワイトカオリナイトのクレイウォーターで

というケースがありました

 

生後すぐにステロイドを使い始めた

まだ1歳に満たない赤ちゃんでした

 

 

そのときに

クレイの種類の問題(強さ)ではなく

いかに体側の出す力が強いのかということや

皮膚の状態というのも

重要なポイントなのだと思いました

(赤ちゃんは特に出そうとする力が強いのです)

 

 

 

さてさて・・

ここまで読んでみて

質問の答えはどうなると思いますか?

 

「クレイを使えます」でも

「クレイは使えません」でもないことは

おわかりいただけたでしょうか??

 

そんな単純にだせる答えではないのよね・・・

 

 

 

ちなみに、ステロイドとクレイは

症状に対しての働きかけ方は

真逆といってもいいくらいなので

同時に使うのは意味がないと私は思っています

 

アクセルとブレーキを同時に踏む

みたいな感じになります

 

 

結局のところ、

これまでの薬歴を振り返り

いまの時点での皮膚や体全体の状態をみて

クレイを使ったほうがいいのか

いまは使用を控えたほうがいいのかを

判断していく必要があります

 

 

年齢によっても、変わってくるし

本当に一概には言えない部分です

 

 

そして、もし使い始める場合は

いちばん穏やかな方法から

無理せず、様子をみながら使っていく

 

焦らず少しずつ試しながら

いまの状態が楽になる

クレイの種類、使い方というものを

一人ひとりが見つけていくことです

 

 

 

ほかにも、かゆみのある部分へ

直接的ではない方法で

クレイを使っていくという選択もあります

参考記事

 

 

あとは、

もしクレイの使用によって

かゆみが出た場合ですが

せっかく脱ステをしていた人が

それをきっかけに

またステロイドを使うことになったら

本末転倒です

 

 

アロマなり、ハーブのクリームなり

ステロイドを使わないお医者さんとか

何か助けになるものを

あらかじめ探しておくといいと思います

 

 

 

私はこれまで10年以上

メールでの質問に回答してきました

1,000件なのか1,500件なのかは数えてないけど

とにかくたくさん回答しています

 

そんななかで

私がいちばん難しさを感じるのが

皮膚に薬を使い続けてきた人に対して

自然療法のケアに切り替えながら

つらい状態を乗り切るというケースです

 

私だけでなく

周りの治療家の方たち(医師も含め)

どんな方法を用いてもやはり大変なようです

 

皮膚の問題では

何か塗って治す

とというイメージが強いけれど

それはあくまでも表面的なことであって

必ず体の内側の問題に対する取り組みと

セットでないと乗り切ることは難しいです

 

それは

体のいらないものを出すのが得意が

クレイを使う場合でも

例外ではありません

 

そういう意識で

クレイもほかの自然療法も

使っていってほしいと思います。

 

 

 

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こどもとアロマについて


講師プロフィール

原 亜紀子

ママのための自然療法スクール*こどもとアロマ 主宰

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