「しゃべれどもしゃべれども」
- 著者:佐藤 多佳子
- タイトル:しゃべれどもしゃべれども
これはよかった。読んですぐ、また読もうと思う本。
自己表現にコンプレックスがある登場人物たち。悩みがすっぱり解決できたという結末でもないのだけど、読後が爽やか。
落語をからめた話。奥の深い娯楽の世界が、びっくりするほどわかりやすく描かれている。人々のイキイキ度も高い。入り込む。普通に情景が浮かんで、我がことのように涙も出る。
97年に世に出て、「本の雑誌」で年度ベスト1になったとか。うんうん、ですよねぇ、という感じ。
「友だちいないと不安だ症候群につける薬」
- 著者:齋藤 孝
- タイトル:友だちいないと不安だ症候群につける薬
ふと目にとまって読む。仕事がらみで、久々に「無意味な群れ」を好む人々に覆われ惑い、いや、自分を信じて律するぞと意識していた時期なのでキャッチー。
軽く読んでいたけど、いじめについての部分が、ぐっさりきた。1986年、葬式ごっこをされ、いじめ苦で自殺してしまった事件。数年後出版された後追い取材の本 が紹介されていて、勇気を考えされられる。
友だちはいらないわけじゃない。大切。浅いのがいいとか深いのがいいとか、そんな白黒でもない気がする。
ただ、「不安」に負けた、恐れからくる関係を築くのは素敵じゃないと思う。そういう意味で、迷いがひとつ消せる本。
「ガラクタ捨てれば自分が見える」
- 著者:カレン・キングストン, 田村 明子訳
- タイトル:ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門
「この本を読んでから掃除をするとほんとに気持ちがいい」との声を目にして、さっそく読む。捨てる系、以前ベストセラーになった「『捨てる!』技術
」の二の舞かもしれないと恐れて図書館で借りたのだけど、これは改めてちゃんと買うことにする。
読んでいる途中で、TVで見た永平寺のお坊さんを思い出した。104歳の言葉。「便所のスリッパを揃えるのも禅。スリッパがゆがんでいたら心もゆがんでいる。」
この本はまさにそんな感じの気持ちよさ。
「姓名の暗号」
- 著者:樹門 幸宰
- タイトル:姓名の暗号―あなたの過去、現在、未来のすべてがわかる
図書館で借りた。昨年、広告を見て買おうと思ったこともあったのだけど、…セーフ。
長い前置きを読んだあと、実践ということで解読するのだけど。どうもスッキリキッパリしない。
たぶん、「名前は生まれる前から決まっている!」「使命」「先祖の無念」という説明と、あっさり「改名」で運命を変えるとか言ってしまうところが、あれれ?なのではないかと。
解読して本まで書いてしまうことはすごいけど、姓名を大事にしているのか冒涜しているのかビミョー。
なんにせよひとまず、親からもらった自分の名前は愛しておきます。
「君ならできる」
- 著者:小出 義雄
- タイトル:君ならできる
一昨日、小出監督の講演を聴いて、おほー、メチャクチャだけどすごいと思ったので、さっそく本屋に。たしかこれが一番有名になった本、しかも文庫になっていた。余談だけども、私は単行本より文庫本が好き。サイズに無理がないし、あとがきとか追加されてるし。安いし。(本音か)
てっきり「金メダル後」の執筆だと思っていたらシドニー直前だった。なのでちょっとズレがある感じもあるのだけど、それ故、獲ったあとのお手柄本より気持ちよく受け入れられるのかも、しれない。
ただ、思ったより物足りない。文からいろんな背景を読み取る力が必要。
小出監督は、文字よりも、実物のほうが何百倍も味わいがある。
講演会で「練習するための環境も作った、海外に住まいも用意して。金なんて、結果を出せば、本を書いたりしてあとからいくらでも取り返せる」みたいなことをおっしゃっていた。たしかに取り返しただろうなぁ。
「一流の顔」
- 著者:岡野 宏
- タイトル:一流の顔
仕事柄、メイクさんにお世話になったこと多々あるのだけれど、メイクさんって、「職人」な風が吹いていて素敵だと思う。そのメイクさんの中の、大ベテランが書いた本。
「メーク担当10万人40年の技。著名人の素顔。鏡を見る人は、成功する。」と帯にある。
中身は、著名人とのふれあいがいくつも紹介されているのだけど、そこから心に沁みさせるのは読み手しだいなところもある。
私が素敵だと思ったのは、まえがき。ぐっとひきつけられる。
それから、渥美清さんの話。自分は何か大事にしているだろうか、何か真剣に取り組んでみているだろうか、じっと考えてしまった。
顔、というか、たたずまい、大事にせねば。
「『楽しいことをメモする』と人生はどんどんよくなる!」
- 著者:斎藤 茂太
- タイトル:「楽しいことをメモする」と人生はどんどんよくなる!―気持ちが明るくなる習慣術
以前に読んだ斉藤茂太氏の本がとってもよかったので、明るい気分を求めて読む。
えーと。正直申して…、そうだな、いろいろな著書があるよね…
ほとんどナナメ読みで激速読了。
ただ、私もやたらメモする時期があるのだけど、先日そのメモが大いに役立った。その情報はもとより、自分のメモに手柄すら感じた。
そういえばメモっていいな。それを改めて認識したのでこの本も価値あり。
というわけで、放置されていた当「キバコの本棚」再スタート、2006年は「読んだら即記録」で書いていく所存。
「自分プレゼン!」
- 著者:HRインスティテュート, 野口 吉昭
- タイトル:自分プレゼン!―相手の期待を超えるジブンを伝え、届けろ 面接・商談・会議・合コン…。あらゆる場面で役に立つ!
年明けてちょうど心機一転、「自分」の伝え方について見直していた時だったので期待大。
読後、期待過多だったかもという印象。
図解などでわかりやすいのだけれど。少し、物足りないかも。
仕事場にあってタダで読めたので、よしとします。