むかしのヒトはため息をつくと「幸せが逃げていくよ。」と、よく言いました。

思い出してみると、小さいころに言われている人がいるのをみた記憶があります。



これは、いまさらながら的を射るメッセージだと思います。

逃げていくのは、ぼくらの生命であり、そこから生まれるはずだった幸福やチャンスでした。(ため息をついている人をみて、あまり良い気がしないのは、その瞬間にそのヒトの生命が削られ、思考力も機会も手放していくのを目の当たりにするからなのかもしれません。)

ため息という口呼吸によって失われてしまうのは、二酸化炭素(CO2)です。(NOが産生する機会もEPOが促進される機会も失う)

二酸化炭素が逃げていくことで、身体の筋肉、細胞へ送られて活動するはずだった酸素が失われてしまう。

そして、作られるはずだったATPが作られず、できたはずの思考や行動が取れなくなっていきます。

思考や行動が抑制されることによって、生まれるはずだったチャンスを見過ごすことになります。

呼吸によって世界が閉じていく。


そのときには慢性的な疲労で気付くことすらないかもしれない。


ぼくらは呼吸をするほどに二酸化炭素を失います。


二酸化炭素は身体反応とは異なり、単なる老廃物ではなく、とても役立つ存在です。(身体は二酸化炭素濃度が高まると、すぐに吐き出そうとします)



血管を拡張して、酸素を細胞へ送り込んでくれます。(ヘモグロビンが体内へ酸素を放出するには血中にCO2があるときです。)

二酸化炭素は、血中の酸素が体内に取り込まれる量を決めます。(これをボーア効果という)

身体はため込むほど吐き出そうとする。

吐き出すと、この瞬間の自分は楽になるけど、身体へ酸素が行き届かなくなる。

瞬間の快適さは手に入る。

けど、

二酸化炭素不足が血管を収縮して、ヘモグロビンが酸素を放出しなくなるから筋肉や細胞へ酸素がいかなくなります。

結果、より呼吸を欲して呼吸過多になる。

さらに酸素を放出する二酸化炭素が減り、身体の酸素が不足していく。

そして、身体の機能が落ちていく。


健康な身体にとって、呼吸過多や純酸素の吸入はなんの役にも立たず、組織や臓器への酸素運搬には効果はないどころか、むしろ酸素不足の状況をつくり出し、窒息に近い状態を招きかねない。
(Breath 呼吸の科学)


酸素を使ったあとのゴミのような扱いをされがちな二酸化炭素が身体性を取り戻すポイントになっていたのです。

つまり、

二酸化炭素の量が身体で活用できる酸素の量を決めている

ということです。

だから、二酸化炭素濃度は高い方が好ましいのです。

身体反応としてはツラいけど。(酸素濃度には鈍感だけど、二酸化炭素濃度には敏感に反応をします。)

ツラさに相反して身体は快適になっていきます。



低酸素、高炭素の状態を作っていきたいのです。


二酸化炭素は全身の主要ホルモンであり、すべての組織によって生成され、おそらくすべての器官に作用する唯一のホルモンである。
二酸化炭素こそ、実は酸素にもまして根本的な生命体の成分なのである。
(Breath 呼吸の科学)


二酸化炭素の増加によって、持久力は高まり、乳酸が蓄積するのを軽減し、最大酸素摂取量が増大し、EPOが自然に生成される、
などなどメリットがたくさんあります。

このときに呼吸で世界が開けていく感覚が持てるかも。

二酸化炭素を増加させるためには耐性を上げていく必要があります。(耐性を上げていくプロセスは少し頑張りがいります)

こういったメリットを頭に置いておくと、二酸化炭素への耐性も上げていきやすくなるかもしれません。

ここに一酸化窒素(NO)が絡み、EPOが絡んでくると身体はさらに快適になっていきます。


二酸化炭素濃度を上げていくには、濃度が上がっていったときに感じる苦しさの上限を引き上げていなければいけません。

二酸化炭素に対する耐性を少しずつ上げていく。

これは呼吸そのものを減らしいく行為でもあります。

慣れるまでは大変。

ただ大変だと思ってしまうとツラいので、メリットを知りながら遊びのように漸進させていく。

一見するとツラそうに感じるからこそ、遊びのように息を止める時間を歩きながら作ったり、それによって鼻の炎症が軽減してるかを確認したりして、少しづつダラダラと上げていきたいのです。



そして、その最中に出来たら血管が拡張し、細胞へ酸素が流れていく様子を感じてほしいのです。(息を止めると酸素供給を感じとりやすいのです。この瞬間にRゆらぎで自分自身を書き換えたいのです。)

上限を引き上げていくほどに、身体は快適になっていきます。(トレーニングのように過負荷漸進させていきましょう)

このシステムをホメオスタシスにして、日々快適さを増していく流れをつくるために、口呼吸から鼻呼吸へ移行するというフェーズが必要になります。

鼻呼吸にしていくために、ミューイングが必要になり、副鼻腔の炎症解除が必要になり、酸素摂取量の調整があり、二酸化炭素への耐性をつけていくことを組み合わせていきたいのです。(NOも鼻呼吸に密接に絡んできます)

相互に組み合わせることで一気に移動していく。

そうして本来の呼吸を取り戻していきたいのです。

本来の呼吸を取り戻し、元々持っていた美しさを取り戻す。

これが内的な作用から見た目や機能を昇華させた美しさです。

機能的な美しさ。

個々人が本来持っている美しさ。

それは美しい肌であり、老化を感じさせない肌であり、身体能力、柔軟性であったり、ウエストが締まっているスタイルなどに繋がっていきます。

理想世界へ軽やかに移動していく土台を作る。

呼吸はそのきっかけに過ぎません。

いよいよ、明日から開始です!!
 

 

    

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