二日酔いの処方箋
二日酔いです。
(昨晩、取引先との接待で飲みすぎた)
重い足を引きずりながらオフィスに着いたら、二日酔いバレバレ(まだ少し酔っていたかも)で、部下から朝食を摂ったかどうか聞かれたので、気持ち悪いから摂っていないと答えたら、怒られた。
(あんたは俺のオカンかよ・・・。)
そして、身体に毒だから、と朝食を買いに行ってくれた。
なんて優しい部下に恵まれたのだろう、と感激したが、40分ぐらい帰って来なかったので、恐らく勝手に休憩していたと思われる・・・。
40分後、机の上にドサッと置かれた特大ブリトーとゲータレード2本を見て絶句・・・。
こんなもん食えるかっ!!!(怒)
怪訝そうな顔でブリトーを眺めていたら、早く食えと促される。
今こんな油っぽい物は気持ち悪くて食えない、と正直に話したら、気持ちは分かるけど、油っぽい物を食べるとスッキリするから、と言われてビックリ!!
俺を弱らせて、無理なお願いを聞いてもらう魂胆なのでは・・・。
日本ではうどんとかお粥とかあっさりした物を食べるのが通説だと説明したら、日本って遅れてるね、みたいな哀れみの表情を見せられた。
(なんかムカツク)
そしてオフィスの中からいろんな人がワラワラ集まってきて、夫々如何に油っぽい物が二日酔いに効くか力説して、引くに引けない状況に陥った。
(お前ら働けよ・・・)
郷に入れば郷に従え(泣)
皆が注目する中、恐る恐るこの巨大ブリトー(中身はチュリソー、卵、チーズ、サルサ)を食することにした。
食べ終えると、どうだ、スッキリしただろ?と聞かれる。
んな訳ないやろ・・・。(号泣)
面倒くさいので、吐きたい気持ちをぐっと抑えて、うん、ありがとう、と涙目で弱々しく頷いた。
(小心者↑)
この通説はきっと南カリフォルニアのローカルなものなのかな、と思って「Hangover Remedy」でググッてみると、どうも全国区らしい。
色んな情報を総括した典型的なアメリカ人の二日酔い時の朝食:
・油っぽい食べ物(ベーコン、もしくはチュリソーがベスト)タバスコをつけるとなおベター
・こげたトースト
・コーヒー
・アスピリン
全部アウトのような気がするんですけど・・・。
どうも油が胃に粘膜を作ってアルコールの吸収を防ぎ、トーストのコゲ(炭素)が不純物の排泄を即し、コーヒーの離尿作用も不純物の排泄を助けるというのが根拠らしい。
しかし、この習慣が間違っていることを医学的見解から説明したサイトを見つけた。
油っぽい食べ物が粘膜を作るが、それは飲む前に粘膜を張って、アルコールの吸収を防ぐのが正解で、飲んだ後に摂取すると逆効果。炭素は確かに不純物のフィルターの役割があって、急性アルコール中毒の患者には炭素の入った注射を行うらしいが、トースト程度の量ではあまり効果がない。更に、二日酔いの時は脱水症状に陥っているので、水分を摂取する必要があり、コーヒーの離尿作用は二日酔いを悪化させる。
正解は、水分の摂取とビタミンの補給ができるsmoothyかスポーツ飲料を朝一に摂ることらしい。
ほら、見てみろ、とプリント・アウトしてオフィスの連中に見せた(注:暇ではない)が、何年もこの方法で二日酔いを治してきた、と全く聞く耳を持たない。
アメリカ人って頑固・・・。
ちなみに酒を飲んでいる時にトイレが近くなるのは、アルコールが脳細胞を圧迫して身体の水分の吸収を止めるからだそうです。そして、次の朝、脱水症状に陥っているのもそのせいらしい。
(勉強になりました。)
ちなみに、本日も今から接待に出かけます・・・。
二日酔いには迎え酒が最も効く、という日本の通説を実証して参ります!!(泣)
Trump National
日本に帰国するゴルフ仲間が兼ねてからプレイしたがっていた高級ゴルフ・コース、Trump National Golf Club に行きました。
このコースは昨年よりLPGAのOffice Depot Chanpionshipが開催され、東尾理子、Paula Cramer、Annika Soremstamが来るとあって、友人達はこぞって観戦しに行った(僕はあいにき日本に行っていた)が、それ以来ずっと事あるごとにプレイする候補先にあがっていた。しかしプレイ料金がめちゃめちゃ高く、今まで二の足を踏んでいた。
しかし、帰国するとなっては今しかない、ということで思い切って決行することにした(それでも休日はとてもじゃないけど無理なので、平日でのプレイとした)
このコース、昔はRancho Palos Verdes市所有のパブリック・コース(当時はOcean Trailsという名だった)であったが、数年前に地すべりで18番ホールが海に沈んで以来、修復されず、遂に全米有数の不動産王、Donald Trumpが買収し、修繕をおこなって超高級コースに生まれ変わった。
実際、クラブハウスの中の床は大理石、ワイン・セラーありで高級感が漂っている(少し趣味悪いが)。
GPS付のゴルフカートは何故か黒塗り(笑)
そして、コース自体はTrump市曰く
"The best golf course in the world"(注)
に生まれ変わった。
(注)Trump市は自分が作った不動産を全て「世界一」と公言することで有名
確かに風景は今まで見たゴルフ場の中ではダントツに美しく、景色を楽しむ、という理由だけでもここでプレイしたくなる。
しかし、Trump氏が施した無駄な「改造」も多く、正直言って鬱陶しくなってくる。
コース内に作られた人工的な滝は音がうるさい上に、グリーンがびしょびしょになるし、洞窟を通ると、ここはディズニーランドかいっ、と思わずつっこみを入れたくなる。
1番ホールの滝 1番ホールの洞窟
そして、、、、、
難しすぎるんじゃ、ぼけっ(激怒)
正直、今までプレイしたコースの中でダントツに難しかったです。
超狭いフェアウェイ、ちょっとでも入るとボールが見つからない深くてしつこいラフ、無数の深いバンカーに加え、山、谷、滝、池、、、、勘弁してよ(泣)
そして会社を休んだものの、緊急事態が発生して、2番ホールあたりから携帯電話が鳴りっぱなし。
ただでさえ泣きそうなのに、まったく集中できなくてボロボロ。
(ブログ始めてからずっとスコアはボロボロですが)
結局、9ホール終わって、会社に急行するハメになった。(号泣)
勿体ないよぉ・・・。
雪辱したいけど、きっと無理なTrump Nationalでした。
<おまけ>
高級コースに行くと、ゴルフ・カートに冷蔵クーラーがついており、ゴルフ場のロゴ入りのミネラル・ウォーターが入っていることが多い。
このコースも他聞に漏れず、特注のミネラル・ウォーター付でした。
というか、
Trump氏の自己顕示欲、恐るべし・・・。
ちなみにTrump氏のこの髪型、ヅラという話は有名。
(fromヅラ博士)
Black Gold Golf Club
先日、雪深い(?)ニューヨークからゴルフ好きな出張者が来た為、先週末ゴルフに行きました。
今回のコースはロサンゼルスから車で40分ぐらい離れたYorba Linda市にあるBlack Gold Golf Club 。
2001年に出来たばかりのこのコースはロサンゼルスとオレンジ・カウンティーを見下ろす丘陵地帯に作られ、周りには家が建築中であり、所謂リゾート・コースである。
クラブハウスとかは新しくて気持ちよく、カーともGPSがついていて、かなり気持ち良いコースである。
丘陵地帯にあることから、かなりアップ・ダウンが激しく、かなり戦略的なレイアウトで楽しかった。
出だしからドライバーが絶好調、下り坂にも助けられたこともあるが、300ヤードのスーパー・ドライブ、かなり激しいアップ・ヒルの2番ホール(283ヤード)ではなんとチップ・インのイーグルありで、絶好調だった。
しかし、インを始めた直後に激しく雨が降り始め、寒くて途中からやる気ゼロ・・・。
グリーンが超硬くて、ただでさえアプローチはかなりボールを高くあげないと止まらないというのに、早く終わらせたい一心でトップ気味のアプローチが多くなり、メロメロに。
象徴的だったのは13番のロングホール(496ヤード)で、第二打で残り50ヤードまでつけたのに、そこからアプローチのチョロ3連発に加え、4パットまでして、結局9打になってしまった・・・。
終わってみれば、スコアは107。
前半の貯金をすべて吐き出した上にいつもより悪いスコアになってしまった。
ゴルフというのはメンタル・ゲームだということを思い知らされた一日であった。
ちなみにコースを見渡す建築中の家は、とても広くて、5ベッドルーム・3バスルーム級の家ばかり(恐らく300㎡超の建屋面積)だったが、看板を見る限り、最低価格が$700千台(除く諸経費)。
確かに素晴らしい環境で、家も広いが、交通の便を考えると、ロサンゼルスの住宅相場はやはりちょっとバブル入っているな、と再確認した次第。
日本昔話の謎
我が家には義理の母が日本で購入して下さった昔話の絵本が大量にあります。
長女がすごくこの絵本が好きで、毎晩のように1、2冊寝る前に読んであげています。
そんなある日、「一寸法師」を詠んであげている時に、長女が生まれたての一寸法師とおばあちゃんの絵を指して、
「一寸法師はおばあちゃんのお腹から生まれたの?」
と聞いてきたので、
「そうだよ」
と答えると、
「なんでおばあちゃんなのに子供生まれるの?」
と聞いてきて、ちょっと答えに窮した。
最近、なんでも「なんで?」と聞くなんで病に侵されているので、質問に深い意味がない可能性もあるが、そうじゃないとすると、この年齢で高齢出産を心配する我が娘って・・・。
それと同時に、昔話の主人公、もしくは主人公の親がほとんど老夫婦なのか、ふと疑問に思った。
過疎化?
鶴を助ける心優しい青年や、海底で遊びすぎた漁師、吹雪を生き延びたイケメン以外は、みんな花の都に憧れて農村をでてしまったのか?そういうことなら、昔から農村は同じ苦境にたたされていたのか・・・。
そういう意味では「一寸法師」は、少し間違えば、家業を継がずに老齢の親を見捨てて出て行く悲劇になったのかもしれませんね。
それと同時に、桃や竹の中から、或いは身体の垢を集めて作られた、という超常現象から生まれる主人公が多い中、一寸法師だけが自然分娩で生まれたのがやっぱり気になります。
ということは、やっぱり夜励んでいたわけですか?
やるなおじいちゃん・・・。
(激しくリスペクト)
そしてもうひとつ気になるのは、親指サイズの赤子なのに、よく妊娠だと分かりましたね、おばあちゃん。
その年だと、アガったと思うのが普通だと思うのですが・・・。
(汚い話で恐縮です)
ツワリも、どちらかと言うと更年期障害と思うだろうし・・・。
あれから毎日、娘に読み聞かせながら、頭の中で物語につっこみまくり。
誰か開放して下さい・・・。
<あとがき>
真面目な話、老夫婦がよく登場するのは、昔は子供の寝かしつけ役がおじいちゃん・おばあちゃんの役割だったので、語り手が感情移入しやすいように老夫婦を登場させることになったというのが主な説です。
核家族化によって、これが不自然に感じるようになってきたので、近い将来、
「むかーし、むかーし、心の優しいお兄さんとお姉さんが暮らしていました」
という出だしを見る日も近いかもしれませんね。
老化現象
先週の土曜日に日本に帰国する友人の送別サッカー試合があったので、半年ぶりに重い腰を上げてサッカーをした。
積極的に試合に出してもらわないように画策したら、皆が嫌がるウィング・バックのポジションをあてがわれた。本職でない上に、このポジション、一番運動量が多い・・・。
痛恨の作戦ミス・・・。
そして守備は下手糞なので、積極的にオーバーラップしていると、15分たった時点で既にガス切れ状態で守備に戻れない状態に陥ったが、「戻らんかい~!!」と怒られまくる。
年寄りをもっと敬え、小僧ども・・・。
前半が終わった時点で既に燃え尽きていたのに、人数がピッタリだったのでフル出場を義務付けられ、泣きそうになったが、泣きを入れてキーパーをさせてもらった。
疲労困憊でその晩は早めに寝たが、次の日(日曜日)は筋肉痛もなく、爽やかな目覚め。
まぁ、試合の半分だけ出たので、持久力不足で疲れることはあっても、このくらいでは筋肉痛にはならないな、昔は2試合フル出場しても平気だったし、と自分で納得したはずだったが、月曜日起きてみると、、、、
超身体が痛いよ・・・。
ついに恐れていた、「2日後に筋肉痛」現象の餌食になった模様です、私・・・。
認めたくない一心で、この現象の原因を調べてみる。
(そして原因を見て、それは僕には当てはまらないな、と鼻で笑う予定)
筋肉は、数千本もの筋線維が束になったもので、この筋線維は筋膜と呼ばれる結合組織によって包まれている。「筋肉痛」はこの筋線維に出来る小さな傷が原因で起こるという。
痛みを感じる痛覚は、筋膜には存在しているが筋線維には存在していない。
そのため、筋線維に傷がついてもすぐには痛みを感じない。しかし、時間の経過と共に傷の修復が始まり、白血球が傷ついた筋線維を取り除く。
このときに血液中にキニン、ヒスタミン、プロスタグランジン、カリウムなどの発痛物質が発生し、この発痛物質が筋膜にある痛覚を刺激して痛みが起こる。これが「筋肉痛」。
年をとるにつれて、毛細血管の流れが悪くなったり、流れの止まった血管が出てくるため、白血球が集まりにくくなる。
すると白血球が傷ついた筋線維を取り除きにくくなり、発痛物質の発生が遅れるようになってしまう。
その結果、痛みを感じるのが遅くなってしまうのではないかと考えられている。
つまり「筋肉痛」が2日後に発生することがあるのは、年を重ねたことによって血液の流れが悪くなり、白血球の集まりが遅くなってしまったことなどによって起きていると考えられるのである。
残念ながら全く反論できそうな箇所ありません・・・。
強いて言えば、俺、白血球多いような気がする。
根拠ないが、赤血球よりも白血球が多いと思いたい、なんとなく・・・。
関係ないけど、白血球のほうがなんとかなく崇高な感じしません?
だが、いえることは、ゴルフやる時は筋肉痛は当日、もしくは翌日に訪れるので、サッカーが諸悪の根源だと思いたい。
いや、そうに違いない。
新種のサッカー・アレルギー(悪性)です。
結論:当分サッカー禁止
一件落着☆
人生、ほかの問題もこんなにスムーズに解決できれば良いのにね。
(現実逃避というな)





