Don't Look Back In Anger -5ページ目

Empire Lakes Golf Course

スピード違反で捕まった日、会社のコンペでEmpire Lakes Golf Course に行きました。


場所は、ロサンゼルス中心部から約45分のOntario市の工業地帯の真ん中にあり、近くにOntario Mills という南カリフォルニアには珍しい、インドア型の巨大アウトレットもあります。


ontario mills


ちなみにこのOntario Mills、昔は大したことなかったが、最近テナントの大幅入れ替えを行い、Ralph LaurenやCalvin Klein等が入り、しかもうれしいことにAbercrombie & FitchHollisterのアウトレット・ストア(ロサンゼルス付近ではここだけ)が入っている。


しかも、映画館、Gameworks(ゲームセンター)、Rainforest Cafe等の子供も楽しめるテナントも満載で、ママが買い物している間に、パパと子供たちが遊べる構造になっているのでお奨めです。

(ママと子供達はショッピング、パパはゴルフを夢見るのですが、我が家でのパワー・バランスがそれを許しません・・・。)


Empire Lakes


さて、Empire Lakesですが、このコースはアーノルド・パーマーがデザインした18ホールのコースであり、lakesというだけあって池に絡むホールが6ホールあるが、難しすぎず、簡単すぎず、楽しめるコースでした。

ただ、ドッグ・レッグのホールが多いので、初めてプレイされる方は、打ちどころが分からなくて困ることもあるかもしれませんので、ヤーデージ・ブックを買うことをお勧めします。(カートにはGPSがついていません)


スピード違反の精神的ショック、二日酔いに加え、ティータイムの1分前に走ってゼーゼー言いながら滑り込んだこともあり、アウトはスコアがボロボロでした・・・。

(ちなみにアウト9ホールだけでGatorade3本飲み干した)

インに持ち直してスコアは101と、前半ボロボロのわりにはなんとかなったという感じでした。


次回、万難を排して90切りを狙いたいコースでした。

スピード違反

Spearmint Rhino の興奮が冷めあらぬ数時間後、携帯電話が突然鳴った。


「もしもし?」


「こら、何時やと思ってるんや!!!!」


あ、今日は会社のゴルフ・コンペで、ゴルフ場までカープールする為、待ち合わせをしていたのだった・・・。

時計を見ると、既に集合時間過ぎている。

やべ・・・。


「今、向かっている途中です!ブチッ」

(蕎麦屋戦略)


時間がないので、パジャマのまま(といってもジャージ)、短パンとポロシャツをつかんで車に乗り込み、猛スピードで集合場所に向かい、集合時間15分遅れで到着。


怒らせる暇を与えないように、「さ、早くこちらへ!」と皆を自分の車に乗せて出発。

本当は昨晩のテキーラが抜け切っておらず、運転なんかせずに後部座席で爆睡したいのだが、遅刻した以上、これは許されない。


コンペ開始時間に間に合わせるため、少し(?)スピード出して飛ばす。

無論、パトカーには最大限の注意を払いながら。


そして、91フリーウェイを東に飛ばし、Anaheimを超えたあたりに、有料道路である91 Express Lanesに乗った。ロサンゼルスの有料道路はFast Trackという、日本で言うETCのような装置をつけてないと通れない道路が多く、私は仕事上よく東のほうに行くので持っている。


この有料道路、結構みんな飛ばしていて、結構なスピードで走っていた自分達の車でもパッシングされまくっていた。周りに釣られて無意識にスピードを上げていたところ、突然後ろからピカピカっと・・・。


パトカーです・・・。(泣)


警官から、65mphの制限速度のところ、90mph超で走っていたので、捕まえたとの説明。

可愛そうだから、83mphでキップを切ってあがると、親切にも言って下さった・・・。


というか、

可愛そうなら、捕まえるな、ぼけっ!!!(怒)


周りにも僕以上にスピード出している人満載の中、自分だけ捕まえるのはオカシイ!と噛み付いていると、同乗者がぼそっと日本語でアドバイス


「お前、酒臭いから、ここは素直にここはキップもらっておけ・・・」


確かにDUI(Driving Under Influence)で豚箱に入るのは嫌ざんす。

(アメリカでは飲酒運転は刑法違反なので、即豚箱行き)

お尻の貞操守りたいし・・・。

てなわけでそこから一転して、なんでもOKしか言わない超素直な市民に変身。


ticket

  スピード違反の切符

実際の正式な切符は郵便で送られてきて、内容に不満あれば法廷で争ってくれとのこと。

ふふふ、これは法廷に行って否定しまくってやるぜ。


できれば来ないでね、おまわりさん♪

(法廷に担当のおまわりさんが来ない場合は、勝利の確率大幅アップ)




しかし、ちょっとブルーになった土曜日の朝でした・・・。

TGIF

Thank God It's Friday!

(やっと金曜日だぜっ!)


てなわけで、アメリカのわが社でも花金ならぬ、TGIFということで、飲みに行ったりします。


いろいろとストレスのたまる仕事を部下にやらせている今日この頃、僕は自分のオフィスの中で端末に向かって「F×@K!!」なんて絶叫していると、部下が覗きにきて、ストレスたまっているようだから、飲みに行こうぜ、と誘われた。


それは暗に「お前の驕りで飲みに行こうぜ」という万国共通の上司への誘いでもあるのだが、ストレス発散のためにElephant Bar Restaurant という店に皆で飲みに行くことにした。


そこでナチョスをむさぼりながらテキーラ・ショットを煽っていた途中、女性の部下が身の上話をしはじめた。悩みというのは、今度ボーイ・フレンドがラス・ベガスで友達のbachelor partyに出席するのだが、その友達連中のことだから、ホテルの部屋のストリッパーを呼んでドンチャン騒ぎし、その後絶対女をひっかけに行く(もしくは買いに行く)というものであった。

ストリッパーは許せるが、絶対浮気は許さんっ!!ということで、我々としても返答に窮した・・・。


そこで、機転を利かせたヤツが「大体ストリップって楽しくないじゃん」と話題を変えて、その話題でひとしきり盛り上がっていた。

でも、実は私、ストリップって行ったことない・・・。


その事を告白した瞬間、みんな顎が落ちんばかりの勢いで驚いて、「やっぱkeyboってゲイに違いない」とボソボソっとのたまうヤツまでいた。(聞こえているっちゅーねん・・・)


てなわけで、話がいきなり180度変わって、皆(含む女性)でストリップに行こう!ということになった。


お、お前ら、さっきまで「ストリップって楽しくない!」と盛り上がっていたんじゃ・・・。


あとで「無理矢理ストリップに行かせた!」なんていうセクハラ訴訟リスク軽減のために、バーの他の席の人にも「俺は行きたくないよぉ~!ここの女が無理矢理連れて行くよぉ~!!」とアピールしましたけど。(悲しいかな、駐在員の宿命)


そういうことで、部署全員で両手一杯に$1札を握り締めて、トーランスにあるSpearmint Rhino というストリップ・バーに乗り込んだ。(入場料$10)

rhino

 Spearmint Rhinoのマッチ


思いのほか、女性のほうが盛り上がり、かぶり付き席に陣取った柄の悪いグループの中で「ギャ~!!」と大声で叫びながらチップの$1札を放り投げまくっていた・・・。


そして、トイレで少し席を外していた後に席に戻ってきたら、「プライベート・ダンスだよ、うふん♪」とダンサーの一人が擦り寄ってきた。


???


なんかの間違いでしょう、なんて言っていたら、「あちらのお客様からです」と指差す方向を見たら、うちの女性従業員達がウィンクしながら投げキッスしている。


お、お前ら・・・。


しかし、ここで辞退したらゲイ決定


仕方なく、ダンサー(ちなみにとても綺麗だった)に連行されてプライベート・ダンス・エリアに連れて行かれたら、そこは外から丸見え・・・。

部下全員がこちらにニヤニヤしながら見ている中、超冷静な顔でラップ・ダンスを受けるという辱めを受けてしまうハメになってしまった。(泣)


「Keyboが大人になったぜぇ~!」と、そこからダンサーそっちのけでテキーラ・ショット大会で盛り上がり、1時過ぎに解散しました。


ストリップ・クラブに落としたお金    $30(除くプライベート・ダンス)

飲み代                   $100

ゲイ疑惑の払拭             Priceless(号泣)

交通違反な一日

土曜日、いつものように早朝ゴルフに出かけた(朝5時に出かけて9ホールプレイし、何食わぬ顔で帰宅)帰りに、ゴルフ場の近くにあるFamous Footwear にふと入ってみた。


この店はいわゆる靴のディスカウント・ショップで、かなり安く靴を買うことができる。前から狙っていたDieselのスニーカーが半額($50)で売っていたので、置いてあるサイズを見てみると、奇跡的に自分のサイズが売っていた(大体僕の足に合う小さいサイズは見つからない)即買いしてルンルン気分で家に戻った。


diesel viking


家に帰って、今日何する?と妻に聞いたら、Rodeo Driveに行きたいと言う。ロスに来てから3年、実はRodeo Driveには日本から来客が来た時に二、三回しか行ったことなく、一度はゆっくりと買い物してみたいということから、行ってみることにした。


Rodeo Driveで優雅にプランチをしよう、という計画だったが、フリーウェイ(405号線)が激混みで、渋滞の中、次第にお腹がギュルギュル鳴り出したので、途中でフリーウェイを降りてWest LAにある和食の「寅福」 でランチを採ることにした。


この店はピザーラを運営するFour Seeds Corporationが日本にも数店舗展開しており、大かまどで炊くお米が売りである。ちょっと高めなので、僕は今まで接待でしか使ったことがなかったのだが、一度連れてけ!とブーブー文句言われていた。


店は大きなモールの近くにあることから、駐車スペースがなかなか見つからずに右往左往していたところ、運良く店の道を挟んで向かいのスペースが丁度空いたので、ラッキー♪、とそこに車を止めた。

パーキング・メーターにお金を入れると、いくらお金を入れても表示が30分より進まないので、おかしいな、と思って看板を見ると、「30 minutes only」と書いてある。

しかし、子供も降ろした状態でまた乗せるのも面倒くさく、30分後に金を入れようと思ってさっそと店に入った。


店の雰囲気も良く、接客もなかなか良かった(アメリカ・スタンダード)。妻は地鶏の炭火焼(おろしポン酢ソース)、私はおまかせ御膳を頼んだけど、両方とも美味しかった!特にふっくら炊き上がったご飯は流石に売りにしているだけあった旨かった。

普段あまりご飯(お米)を食べない娘ももりもり食べて、やっぱり美味しいお米の味がわかるんだなぁ、とアメリカで育ってもやはり日本人だと再認識した次第。


jidori omakase


食事が終わる頃に30分過ぎてしまったが、ホクホクでご飯を食べている間に、車まで戻るのが面倒くさくなってしまった。

妻と二人で「見に行けば?」とお互いを牽制しあうものの、結局二人とも動かずじまい。

でも、気になるので、会計を済ますとそそくさと店を出て道の向こう側から見ると、幸いにもまだ駐車違反が貼られていなかった。

一安心し、道を渡るべく、信号待ちをしていたら、その間、警察官がやってきて駐車違反のキップを切ろうとしているではないか!!


ちょっと待てぇ~!!!と叫び、手を振りながら飛び上がってアピールしても交通量が多くって聞こえていない。こういう時に限って信号が変わるのが異常に遅い・・・。

伝わらないのも承知だが、なんとか気持ちだけは伝わってほしい心境で、「志村ぁ、うしろぉ~!!!」と叫ぶドリフの観客席の子供状態でアピールし続けた。


でも、目の前で信号が変わらないうちに、キップを貼られた。(泣)


信号が変わった瞬間に猛ダッシュかまして、なんとか取り下げてもらえるように執拗に交渉したが、聞いてもらえず、$35の罰金を払うはめになってしまった。


ショック・・・。


少しでも気持ちが晴れるように、妻と二人で、ここは靴を定価で買ったということで気持ちを切り替えることに努力するものの、なんとなくブルー。(今まで冷ややかな目で見ていたドリフ観客席のあの子供達の切なさが今となって分かる気がする)


そして、集中力を欠いたまま運転していると、今度は信号が変わるのに気がつかず、ぎりぎり止まらないといけない瞬間に赤に変わったのに気がついたが、慌ててアクセルを踏み、強行突破したら、信号を渡りきったところで、ピカピカっと上から光が・・・。


オービスだよ・・・。(泣)


まさに泣きっ面に蜂。

フィルム切れをおこしていないか、祈りながら戦々恐々と郵便物をチェックしている今日このごろです。


アメリカは写真が送ってこられるという話なので、もし来たら記念にアップします(笑)


PS 傷心のままのロデオ・ドライブ、何も買わずに帰りました・・・。

接待苦

今度は胃がもたれています。

(昨日の接待で食べ過ぎた)


ロスに移ってからは、日本に居た時より接待も多く出席するようになりましたが、どうもいつまで経っても、接待が好きになれません。

いくらつまらない話でも相槌を打ったり持ち上げたりすることとか、自ら盛り上げ役を買って出て馬鹿をするのは全然平気なのですが、接待になると、みすぎるか、食べ過ぎるかのどちらかに大体なるからです。


少し乱暴に大別すると、接待相手先は日本人、アメリカ人、アジア人(特に中国人)に分かれるのですが、三者三様の接待です。


日本人

日本人相手だと、大体先方さんに注ぎ魔がいて、めざとく空いているグラスを探しては、酒を注ぎ足す、とても(暇な)人がいます。一方、私はそういうことに全くといって気が利かず、その酒注ぎ職人が人に酒を注ぐ度に、上司に「ごめんなさい、うちの若いのが気が利かず」と怒られ、その度に「すみませんでした!」とか言いながら元気良くグラスを空けさせられる羽目になる。

その後10分ぐらいは他人のグラスを注意深く観察するものの、またすぐ忘れて、また飲まされる羽目に・・・。(自業自得だが)


そして、一番苦痛なのは、最後にお茶漬けやおにぎり等の食事を頼む段階になると、残った物は若いヤツが食え!指令が出て、小食な私が苦悩の表情を浮かべながら食べさせられる羽目になる。


若くてもお腹一杯なんじゃい、ボケッ!!!!!


素朴な疑問ですが、なんで若いやつが食べさせられるのですかね?

遠慮なんかしてませんよ、こちらは。

この飽食の時代、飢えているわけじゃありませんよ。

それに、もうそんなに若くないし。

だから、いいですよ、僕に食べさせなくても・・・。


アメリカ人

アメリカ人相手だと酒とか食事を強要されることはないですが、一方で店の料理(大体ステーキ・ハウスとかが多いかも)の量が多くって、1/3食べた時点で既に満腹状態。

貧乏性な私、最初に出てくるパンを食べ過ぎる傾向にあり、サラダが出てきた時点で試合終了のこともある。

それでも、ここの料理旨いだろう?なんて聞かれるものだから、せめて半分ぐらいは食べなければ!と思って必死こいて食べることになる。

しかも、しきりに薦める料理が、美味しくなかったりすることも多々あり。

違う意味での苦行となるアメリカ人との接待。


アジア人

アジア人との接待の多くは、飲酒デス・マッチになることが多い。当然、わが軍の先鋒は私になることが多い。しかも年上を敬う風習から、先方さんの目上の方から薦められると、失礼にあたる為、断れない。

こちらの大将を守るための人柱にされることも多々あり、いくら上司からは「金」に値する働きだと賞賛されても、捨てられた「歩」のような気がするのは何故?


余談ですが、中国人(特に北京人)の「乾杯(カンペイ)」攻撃のすざまじさを昔から聞いており、最初に中国人との接待に駆り出された時は、恐怖心一杯で出向きましたが、会場についたら、先方さんは身体の線の細いおじいさんだった。


ふっ、この戦、もらったぜ。


自分の幸運さを喜びながら宴がはじまり、先方さんからの白酒(バイチュウ)の先制攻撃でいきなり気持ち悪くなったが、少しだけの辛抱で勝利は見えていた為、我慢し、先方さんにも酒を注いでお返しをした。

すると、おもむろにボディガードらしき巨漢がどことなく現れ、杯を何食わぬ顔で空けた。


お、お前かよぉ~~!

(頭の中では「ボワーーン」とドラが鳴る)


中国2000年の歴史が生み出した酒飲みマシーンには勝てるはずがありません。

惨敗・・・。(チーン)


baichu


ちなみにこの白酒というお酒、アルコール度数が50度以上あることが多く、その匂いだけで即死に至りそうである。(思い出しただけでも気持ち悪くなってきた)



てなわけで今日も接待である。

この苦行から開放される為に日本に帰りたい、なんて一瞬思ってしまった私であった・・・。