この記事は2024年10月6日に行った「西沢渓谷」の山行の内容です。^^
 
山梨県北部の山梨市を笛吹川の源流部に向かい、周囲を奥秩父山塊の高山に囲まれた山深い地「西沢渓谷」。
荒々しい岩が清流によって磨かれて生まれた風景は、自然が作り上げた芸術作品!
 
紅葉の時期は非常に混雑するという噂だけど、夏が長引いて秋が遅れた影響で、10月上旬は恐れていたほどの人出ではなく気分よく散策する事が出来た!^^
この渓谷で一番の見どころが、名瀑百選に数えられている「七ツ釜五段の滝」。
5段に分かれてトータルの落差は30m程度!
迫力と美しさを併せ持つ、素晴らしい滝だった!
 
この山行の様子をYouTubeにアップしました!( ̄▽ ̄)
 
今回の山行のスタート地点は「西沢渓谷入口バス停」!
バス停のすぐそばに立つ東沢山荘は、日によっては売店や食事処としても営業している。
 
この日の朝は建物の前で「よもぎ餅」を販売していたので、おやつように購入!
ヨモギ感がとても強くて、体に効きそうな味だった。(*‘∀‘)
 
この「西沢渓谷入口」は、日本百名山「甲武信ヶ岳」の山梨県側の登山拠点でもあり、登山目的で過去にも数回訪れている。
自分にとっては「馴染みの場所」的な感覚もある場所だけど、いつもすぐ山へと向かってしまうため、本格的に渓谷の遊歩道に足を踏み入れるのは今回が初めて!(*‘∀‘)
めっちゃ楽しみなのである!
 
さあ!遊歩道へと突入!
 
序盤はしばらく舗装路を歩くんだけど、
森の緑はすでに気持ち良い。^^
 
スタートして20分弱の地点にある「ねとり広場」。
トイレもあって休憩スペースもあり、ここから本格的に山行開始という気分。
 
甲武信ヶ岳へ向かう「徳ちゃん新道」の入口を通過…
また甲武信ヶ岳にも登りたいな~^^
 
ほどなく現れる「二俣吊橋」!
 
しっかり揺れる大きな吊り橋からは、雲に隠れながらも少し存在感が漏れ出す「鶏冠山」の山体が…
山梨百名山「最凶」と呼ばれる事もある「鶏冠山」。
沢登りの道具や技術を身につけて、いつかチャレンジしてみようかな~
(;'∀')
 
 
沢沿いのルートは所々で高巻きさせられたり…
 
沢沿いの濡れて滑りやすい岩の上を延々と歩いたり…
 
遊歩道とは言え、なかなか険しい道が続くワクワク探検隊ルート!
コース全体の距離は約10km、累積標高差も800m程度あるので、ヘタな低山登山よりよほど過酷な道のり!舐めてかかると痛い目を見ます。^^;
 
しかし道中にはいくつもの滝も登場し、見どころがたっぷり!
 
 
落差は10m程度だけど、とにかく水の流れと釜の青さが美しい「三重の滝」で、西沢渓谷の本気を垣間見る…
 
他にも、こちらは「竜神の滝」!
 
沢の水流も美しい…
 
 
こちらは「貞泉の滝」!
七ツ釜五段の滝だけではなく、映える風景があちこちにあって、ホントに大忙し(笑)
 
トリカブトも美しい!
 
そして七ツ釜五段の滝を通過して、西沢渓谷の終点にはデッキの整備された休憩場所もあり!
 
帰り道は、かつてトロッコ道として整備された、緩めの傾斜が延々と続く歩きやすい道!
 
途中には七ツ釜五段の滝を上から眺められる個所もあり!( *´艸`)
 
トロッコ道にはこういう名前の残る場所もあり…
「彦一」さんが転落した「ひこいっちゃんころばし」、「猪虎狸(いこり)」さんが転落した「いこりころばし」という名前が今も残っているのが興味深い。
それくらい大変な仕事だったって事なんだろうな~^^;
 
「大展望」からの眺めは雲が多めでイマイチ…?
いつかまたリベンジしてみよう。^^
 
そんなこんなで、無事に2時半頃に遊歩道から脱出して…
帰りのバスは「みとみ笛吹の湯」で途中下車して、温泉も楽しんでみた!
ここの湯は以前も訪れた事があり、ほんのり硫黄が香りなかなか良い湯!
 
西沢渓谷行のバスは「塩山駅」と「山梨市駅」から出ていて、後者は正月以外通年で営業しているけど、前者は季節によって運行状況の変わる期間運行。
間もなく紅葉シーズンを迎える秋は、塩山からのバスもほぼ毎日運行してる模様。
 
帰り道は塩山駅へと戻り、駅北口に見つけた居酒屋さんに初潜入!
 
女将さんが切り盛りする「はちまる」さんは、お料理も美味しく居心地もとても良いお店だった!
ついついアレコレ食べまくって、山行で消費したカロリーを遥かに上回って食事とお清めを楽しみましたとさ~
(*´▽`)ノ
 
今回のコースはこんな感じ!
Start & Goal:西沢渓谷入口バス停 ①:ねとり広場 ②:二俣吊橋 ③:三重の滝 ④:七ツ釜五段の滝 ⑤大展望
 
総距離:9.1km 標準コースタイム:4時間21分
累積標高差:828m コース定数:19
 
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