⑥の続き。最終回です。
ソラムナード、楽しかった!!
でも、実は、大師橋〜弁天橋までの区間が抜けていたので、そこだけ逆に歩くことにしました。
そこを繋げれば、とりあえず、玉川上水から河口までの左岸歩き、コンプリートです。
弁天橋〜大師橋のレンガ堤
ソラムナードから「平和の大鳥居」に戻り、
弁天橋を渡って、海老取川防潮堤公園まで戻ってきました。
多摩川を上流に向かって歩きます
ここはまだ多摩川だけど、海みたい
ここの見どころは、赤レンガの堤防。
多摩川沿いの道から一本入ったところに、赤レンガで出来た昔の堤防がずっと残されています。
「羽田の渡し」のところに説明板があった、あのレンガ堤です。
改めて、説明板の内容を要約すると…
羽田は多摩川河口の砂州にあったため、昔から水害に苦しめられてきました。
そこで、政府の「多摩川改修計画」により、大正6年から昭和8年まで、
16年をかけて煉瓦の堤防が築かれました。
レンガ堤の外の川側は堤外といわれ、桟橋、造船所、生簀、材木置き場、作業場があり、
船大工、魚問屋、銀治屋などが住んでおり、船宿や筏宿もありました。
レンガ堤の完成以来、住民は大きな洪水被害も無く安心した生活を過すことができました。
そして、米軍空襲の際には避難所となり、多くの人々の生命財産を守りました。
昭和20年、進駐軍が鈴木新田(現羽田空港)の住民に48時間以内の強制退去を命じたため、
堤外地に移り出てここで生活する人もいたそうです。
昭和48年、高潮防潮堤として新たに外堤防が完成し、
レンガは洪水を防ぐ堤防としての役割を終えましたが、
この地域のかつての水防の姿や人々の暮らしの歴史を物語る近代の遺構として姿を留めています。
とのこと。これは歩いてみなくては!
ということで、道を一本内側に入って、
レンガ堤に沿って、大師橋まで戻ることにしました。
歩道のさらに内側に続いています。まるで門みたいに…
堤防の内側は道より低くなってる
こんなふうにずーっと続いているんです
堤防と家の間は、結構あるんですね
これが長い間、人々の暮らしを守ってきたんですね。
階段付き
これ、どこかで見たことがある…と思ったら、15年も前の、らせんさんのブログでした。
らせんさん、見てるかな?(あの3段の階段は撮ってなかった💦)
なんと!車が中に入れる大きさ
と、驚いていたら、中を郵便屋さんのバイクが普通に通って行った…
ソラムナードのあのレンガの壁は、
この旧レンガ堤をイメージしているのかもしれませんね。
10分ほど歩いていたら大師橋が見えてきちゃった
大師橋に着きました
レンガ堤自体は、本羽田公園の手前まで続いているようですが、
このまま国道を上っていくと、京浜急行の「大鳥居駅」に着くので、そこから帰ります。
「大鳥居」の交差点
私の朧げな記憶では、ここに大きな鳥居があったと思ったんですが、
ここにあった鳥居は先ほどのものとは別物のようです。
「大鳥居」の駅名は、やはりここにあった大きな鳥居からつけられたようです。
おわりに
羽村から河口まで。
ふとした思いつきからやってみた多摩川散歩でしたが、
自分自身の子供時代に出会ったり、
多摩川流域で暮らしてきた人々の苦労に思いを馳せたりと、
実りの多い時間になりました。
特に河口付近の歴史については、小学校の社会科の時間に
「わたしたちの大田区」で勉強しているはずなのに、何も知らず。
恥ずかしながら、高齢者になってから初めて知ることばかりでした。
進駐軍の接収により、先祖伝来の地を強制的に立ち退かされた羽田の人々。
戦勝国による、48時間以内に立ち退くようにとの指令に
取るものも取り敢えず、行き場を失って、
レンガ堤の堤外に棲みついた人も多かったという話を知り、
現在も米国はその傲慢さにおいては変わっていないのかもしれない…
最近のニュースを見ては、そんな気持ちになります。
犠牲になるのはいつも名も知れぬ一般の人々です。
そんな人々の犠牲の上に、現在の羽田空港があるのかという思い。
子どもの頃から、空港は海外につながる特別な場所というイメージがありましたが
そこに以前、どんな人が住んでいたかなんて考えたことはありませんでした。
先日、NHKの「ダーウィンが来た!」で、ちょうど多摩川のことをやっていました。
多摩川と秋川の合流地点「多摩川トライアングル」に住むイノシシのこと。
確かに私たちが歩いた時にも「イノシシ注意」の立て札がありました。
アオバトがいたのもあの辺りでしょうか。
奥多摩に代表される上流だけでなく、中流も下流も河口も、自然豊かな多摩川です。
今回は中流〜下流の散歩でしたが、
上流にもいくつかのお散歩コースが設けられているようです。
また機会があれば挑戦してみたいと思います。
































































































































































































































































































































































































































































































































