この記事は2023年3月14日に登った「棚横手山」、「甲州高尾山」の登山レポートです!^^
 
実は全国に同名の山が存在する「高尾山」!
その中で山梨県甲州市にあるのが今回登った「甲州高尾山」!( ̄▽ ̄)
(勝沼ぶどう郷「ぶどうの丘」付近から山域を撮影)
 
世界一登山者が多い事で知られる東京都の「高尾山」と比べると訪れる人も少なくて、知る人ぞ知る山ではあるが、「富士山」や「甲府盆地」、「南アルプス」や「御坂山地」などの山並みを望む絶景稜線は素晴らしい!
 
 
 
登山口には「大滝不動尊」!
ここまでタクシーで来ると比較的容易に登る事が出来て、割と手軽に空中散歩が楽しめる山域!
過去には2020年2月にも登っていて、その時は東京都の高尾山にも登って「高尾山のハシゴ」を楽しんだ(笑)。
 
今回もその作戦を計画していたけど、色々あって途中で断念…^^;
その代わり近くにある「山梨百名山」の標高1306.2m「棚横手山」に登り!
 
(↑中央やや左付近の峰が「棚横手山」)
 
下山後は麓の「大善寺」に参拝し、
 
国宝に指定されている本堂の「薬師堂」も見学した!
内部は撮影禁止で重要文化財の仏像が数多く展示されているお堂…Σ(゚Д゚)
 
花もあふれる春の季節…
 
 
最後に温泉に入るため立ち寄った「ぶどうの丘」から眺めた夕陽も、心に残る美しい景色だった~
 
コースはこんな感じ!
Start & Goal:勝沼ぶどう郷駅 ①:大滝不動尊 ②:展望台 ③:棚横手山 ④:富士見台 ⑤:甲州高尾山東峰 ⑥:甲州高尾山 ⑦:愛宕山(嶮ヶ峰) ⑧:柏尾山 ⑨:大善寺 ⑩ぶどうの丘
 
総距離:17.4km 標準コースタイム:7時間35分
累積標高差:1407m コース定数:33
 
この山行の様子をYouTubeにアップしました!( ̄▽ ̄)
それでは出来事の詳細を時系列で!(*‘∀‘)
 
今回のスタート地点は「勝沼ぶどう郷駅」!

 
わりと頻繁にJR中央本線で山梨県へ向かう自分。
「甲斐大和駅」を過ぎてトンネルを抜け、そこで現れる南アルプス方面の素晴らしい景色に毎回テンションが上がる!
この日の午前中は曇り空で、到着時の南アルプス付近はモヤモヤ…^^;
 
せっかくなので「大滝不動尊」までも歩いて向かう事に!
「菱山道路隧道」で中央本線の下を通過して山へ向かいます~
 
目的の山域は「勝沼ぶどう郷」付近から見上げる、地域の守り神的な山々…
 
所々にある「大滝不動尊」への道標と、マップを頼りに進んだ。
 
街中は梅の花が満開できれい!(*´▽`*)
春ってイイね!
 
「大滝不動尊・前宮」に到着し、一日の無事を祈って参拝!
 
 
その後道は徐々に細くなり、害獣除けのゲートを通過…
 
駅から「大滝不動尊」までの道のりは距離にして5km強で標準タイム1時間50分…
その道中には神社やキャンプ場など、色々な景色が現れ、徐々に標高が上がっていく。
 
深い沢沿いにつけられた、林道から見る「甲府盆地」の眺めも素敵だった。
登山前の余興として、けして短くはないけど歩いてみるのも悪くないと思いました~^^
 
「大滝不動尊」に到着!('◇')ゞ
立派な山門をくぐると階段地獄が待っている。
階段の右側が滝になっているけど、ちょっと水量少な目…?^^;
 
階段を登り切った所には大滝不動尊の奥宮!
 
その左奥にも滝が見えるけど、やっぱり水量は少なめだった…
前回来た時はその迫力にテンションが上がった記憶があります~
雨があまり降らない冬は、水が少ないのかも?^^;
それでも落差140mと言われる滝なので、見て損は無いと思います。
 
少し休憩してエネルギー補給してから出発!
「大滝不動尊」周辺は急峻なエリアなので、登山開始直後はかなり険しい登山道を登る事になる。
急峻な場所にある祠、凄い所に作ったもんだ…Σ(゚Д゚)
 
比較的難所の少ないコースなので、唯一といってよい要注意個所、それもすぐに通過して「大滝不動尊」の滝を眺めるビューポイントを通過。
上から見ると、その落差が良くわかるけど、写真ではイマイチ伝わらないかも?(笑)
 
山道から一旦脱出した所に分岐があり…
 
近くの展望台からの眺めも素敵です~!( *´艸`)

 

 

続いて目指すは「富士見台」!

 
少しの間林道歩き!
この付近で雲が晴れてきて太陽が登場して気分も上がる!^^
 
林道から再び山道へ~
 
山と青空!良い感じ!^^
 
「富士見台分岐」に到着して、楽しみにしていた稜線の時間が始まる!(*‘∀‘)
 
このタイミングで曇り空から青空に変わるなんて、ホントにありがたい事で!
 
まずは北側へと進み、山梨百名山「棚横手山」へと向かった。
標高が上がると共に背後の景色がヤバくなっていく!( *´艸`)
 
ここでも林道を横切り、「棚横手山」山頂方面へは整備された階段を登った~
 
階段通過後、山頂直下の急坂はなかなか登り応えもあったけど、無事に標高1306.2mの「棚横手山」に登頂!('◇')ゞ

 

山梨百名山「棚横手山」の頂上は「大富士見台」とも呼ばれているのかな?

この日は富士山見えなかったけど、それでも素晴らしい景色だと思いました!^^

 

しばらく棚横手山の頂上で富士山待ちをしたけど、登場の気配がなかったので来た道を引き返し「富士見台分岐」へと戻った。

帰り道に見えた「甲府盆地」方面の景色、ホントに絶景だ!

富士山が見えなくても、この景色だけでも来た甲斐があったってもんだ!(*'▽')

 

分岐に戻り、ここからいよいよ「甲州高尾山」へ向けた空中散歩の始まり!

 
まず最初のピーク「富士見台」の標高は1170m!
 
すんばらしい眺めが待っていた~!(*´▽`)ノ
 
振り返ると「棚横手山」!

けっこう距離があるように見えて、降りてくるのはあっと言う間だった(笑)

 

甲州高尾山よりも標高の高い「富士見台」からの素晴らしい眺めを動画でどうぞ!^^

 

そして天空の稜線歩き開始!

 
めっちゃ絶景の縦走路なのです!
 
しかし聞いた話では、この絶景稜線は山火事で木々が消失して生まれたものらしい…(;'∀')
そう考えると、絶景も素直には喜べない複雑な気持ちになる。。
ともかく植樹された木々が大きくなるまでの間は、この素敵な見晴らしを楽しませていただくとしよう!
 
標高1120mのピークには「甲州高尾山・東峰」の文字!
今のところ「仮称」らしいけど、このピークからの眺めも良い!
 

 

これから歩く峰々の連なりも見えます~

しかし実はここに到着する手前で、水の入った2Lペットボトルがザックの中で破損という事件が発生し…Σ(゚Д゚)

ザック水浸しという状況に、このピークの上では少しテンションが下がってました(笑)

基本的にザックの中身は防水のパックに入れてあるので、実際の被害はさほどではないけど、使い古したペットボトルには要注意という事を学んだ。

 

周囲は絶景、気持ちを取り直して先へ進みましょう!

 
近くには「お坊山・米沢山・笹子雁ヶ腹摺山」などから成る「笹子嶺」の峰々も迫力満点!
 
絶景稜線を一気に駆け抜けて、標高1106m「甲州高尾山」に登頂した!
登頂といっても、もっと標高の高い峰から徐々に下っているのですが…(゜゜;)
そして「甲州高尾山」の山頂は、木々が多くてあまり眺望ありません。
 
小気味良い尾根を歩いてどんどん先へ~
 
次の峰は標高1091.9m「愛宕山」!

「甲州高尾山嶮ヶ峰」とも書かれているピーク!

先ほどの山頂よりは多少眺望がある。

 

計画段階では「高尾山ハシゴ」も考えていて、この付近までどうしようか悩んでいたんだけど…

「棚横手山」での富士山待ちや、ペットボトル破損事件のタイムロスもあり、ちょっと厳しいかな~と思い、ここで断念!

 

慌てるのは止めにして、お昼過ぎてお腹も減ったのでカップ麺タイム!(*´▽`*)

誰も来ない静かな山の中で、幸せなひと時だった。
 
そして下山を開始!
ほどなく林道を横切って~
 
随所に絶景が現れる尾根道を駆け抜けていった。
この下山の道のりは、かなりの斜度の急坂もあるので、滑り落ちないように注意が必要ですよ~
 
長い尾根を歩き到着した、送電鉄塔が立っている「柏尾山」の標高は740m。
 
ここから進路を左へと変えて、一気に麓へ向けて降りて行った。
 
害獣除けの柵を通過!
お疲れ様です!('◇')ゞ
 
登山道の終点にも神社的なものがあり、そこの広場からの眺めも心地よかった。
 
山から無事に脱出して、高尾山のハシゴも諦めた自分は、時間に余裕があったので麓の「大善寺」を訪れた。
「国宝」と聞いたら興味が湧くでしょ~!(*‘∀‘)
 
迫力満点の「山門」も山梨県の県指定文化財だそうです!
 
そして石段を登った先にある大善寺の本堂が、国宝に指定されている「薬師堂」!

築720年以上が経過し、関東周辺では最も古い建物なんだそうな~Σ(゚Д゚)

 

実に立派な本堂の中には、重要文化財の仏像が数多くあり、拝観料は500円で見応えたっぷり!!

内部の撮影は禁止だったけど、博物館みたいでテンションが上がり、様々な展示物をじっくり見学してみた!

 

境内にはお花も沢山咲いていて「春だな~」と感じる。

 
 
さらにこちらのお寺には中庭もあり、参拝者は休憩もできる。
自家製ワインが、グラス1杯300円とお手頃だったので飲んでみた。
赤を飲んで美味しくて白も飲む(笑)
実は民宿もやっていて、宿泊もできるとか!
凄いね大善寺!(*‘∀‘)
 
駅方面へと戻る道のりも、ぶどう畑を眺める素敵な景色のルート!

のどかで良い景色だな~(*´▽`*)

 

最後は「ぶどうの丘」にある「天空の湯」で、一日の疲れを癒すことにした。

 
 
温泉の後の一杯は最高!( *´艸`)
 
丁度変える頃には日が暮れるタイミングで…

ぶどうの丘にある「恋人の聖地」と書かれた展望台からの景色は、神々しくて感動した~

勝沼ぶどう郷に来たら、ぜひ寄った方が良いスポットです!

 

駅に戻る道中にぶどうの丘付近を撮影。

夕焼けに染まった南アルプスの山並みも、とても美しかった~

(*´▽`*)