ケツアゴリアン

ケツアゴリアン

たとえ叶わなくても、悔いだけは残さない人生を

平成26年度九大医学部医学科入学生
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去年の暮れに、「星の王子さま」の映画「リトルプリンス」を観に行きました。

というのも、11月下旬から12月まで試験が立て続けに行われて、息をつく暇もなかったのです。
久しぶりに映画でも見たいな、と思って上映中の映画を探していたら、見つけました。

元々、「星の王子さま」は読んだことが無かったのですが、その内容が子供向けにも関わらず示唆に富んだものであることはそれとなく知っていました。

映画版は原作を基にしたオリジナルストーリーということで、思い立ったが吉日とばかりに本屋さんに行き、原作を買って1晩で読み終えました。



作中できつねと出会った王子さまは大事な人生訓を知ります。

いちばんたいせつなことは、目に見えない


ああ、確かにそうだなと思います。


時間をかけたものは、かけがえのないものとなり、それに責任を持つことになる



それだけの主張が痛切に理解できるお話でした。


子供向けの本は時に、鋭い感性を突き付けてきます。往々にして、ストレートな表現と主張を、非現実的な話を通じて伝えます。

そしてこの本も、とても非合理で非現実的です。読む人が読めば、綺麗事だと批判するでしょう。
でも、僕はこのような本は好きです。
久しぶりに、物事を考えるきっかけを与えてくれる本でした。

それだけに、実は翌日観た映画は少し陳腐にも思えてしまいましたが。
今年の夏休み、8/18~9/9の期間にケンブリッジ大学学術英語研修に参加しました。
要するに短期留学しました。

研修は九大のもので、今年は30人参加でした。ケンブリッジ大学は30以上のカレッジの集合体で、その中でも歴史の古いペンブローク(Pembroke)カレッジで学ぼう!という研修なのです。


個人的にはこの研修に参加する目的は幾つかあり、
・初の海外で、文化の違いを体感する
・英語力をつける、というよりも生の英語に触れる
・ケンブリッジという最高の舞台で集団生活を満喫する

などなど、欲張り(?)ました。



・・などなど、個人的な振り返りはこのくらいにしておいて、向こうでの出来事を書いていきたいと思います!

正直、
人生で一番楽しい日々でした!


ANAの飛行機で13時間(だっけ?)、英国時間14時位にロンドン・ヒースロー空港に到着です!
二時間ほどバスに揺られ、早速ケンブリッジへ。


詩人トマスグレイにゆかりのあるThomas Gray's Roomで軽食の歓迎を受けます。

スイーツ激甘で激ウマ



続く
8/17から(正確には8/18から)ケンブリッジ大学学術英語研修が始まります!



どういうものかというと、九大の教員による半公式研修(来年から公式に)で、かの有名なケンブリッジ大学で一夏を謳歌しようという行事です。

実際にケンブリッジ大学で教職をとる先生の授業を受けるのです!
また、週末はイングランド内を好き好きに旅行して回ります。



今年は8/18~9/9の期間に実際にイギリスに滞在するのです。
移動期間8/17.9/10を含めると25日間。まさに一夏の思い出!



実はこの研修は昨年の9月ごろに決定したので、丸々一年間はこのためにあったと言っても過言ではありません。

英会話教室に通ったり、TEDを食いつくように観たり、旅行計画を友達と立てたり、英国の歴史を勉強しようとしたり(少し挫折した)・・


おかげさまでTOEFL-ITPも570→590とプチ上がりしました

決して現在の英会話力で太刀打ちできるものではないのは百も承知ですが、吸収できるものは全て吸収してきます。


というわけで、この思い入れのある研修。
本気で楽しみます。

今更ですが、無事に大学二年生に進級しています。実は今日、前期の最後の授業が終わりました。

今年からようやく専門課程!ということでみっしりと詰まった授業に散々苦しめられました

4.5月は主に細胞生物学・分子生物学・人体構造学概論の三科でローテーション。



細胞生物学、分子生物学
どちらもEssential cell biologyという800ページ近くもある本の内容を学習。

正直授業にはあまり出てないです笑
とても退屈な授業だった

5月下旬にある試験の範囲は上記教材丸ごと(!)二ヶ月でする分量じゃない・・
あまり勉強もせずに臨んだら細胞生物学で追試にかかりました


人体構造学概論では体の部位を学習。
授業では座学の他に骨学実習というものがあり、実際の人骨を観察してその名前や特徴的構造を一通り学んだり。覚えるのは結構しんどい。
あと、教授が面白い。
こちらの試験(5月下旬)はPASS


他にも、医工学入門という授業もありました。(試験なし)
最新の医療機械について学び、実際に病院で利用されている様を見学したりと楽しかったです。


6.7月は主に生化学・生理学・組織学


生化学はEssentialの応用編、みたいな感じで、キレキレの教授コンビが熱意を持って授業してくれています。
個人的に好きな授業。
授業は後期にもあります。試験は12月


生理学は・・面白くないです、正直^^;
後期にも授業があります。
生化学と並ぶ留年生製造機らしいので、頑張って勉強せねば・・


組織学では器官内の細胞の構造と機能を学びます。
座学1コマ後に顕微鏡で組織構造のスケッチをしますが・・しんどい。
人体構造学と同じ教授で、やはり面白い。
来週試験です。


今現在、組織の試験が終われば完全に夏休みです!

そして!!実は夏休みにはケンブリッジに短期研修に行くことになっています。
25日間、満喫します!
現在「バケモノの子」が上映されているそうで。

観に行く予定はありませんが、金曜ロードショーの細田監督作品の三週連続特集はバッチリ観ました。


サマーウォーズ
おおかみこどもの雨と雪
時をかける少女
の三作。


サマーウォーズは、初めて鑑賞。
スッキリとしてる。
全体的に少しアニメ的な御都合主義が色濃いかな、という印象でした。ヒロインが可愛い

おおかみこどもも初鑑賞。
あまり興味がなかったけれど、引き込まれました。
前半はおおかみこども(!?)の素朴で素直な言動に思うままに振り回され、後半にはその子供達の心の動き、物の考え方の変化や母親の愛情を強く感じました。
そして、ラストシーンは感動。
この作品はとても好き。


時をかける少女は二度目の鑑賞ですが、面白い。何回観ても楽しめる作品ですね
何回も時間軸が移動するので、いま思えば1度目の鑑賞時は頭がごちゃごちゃしてたかも。
そういう意味でも、今回はマコトの感情をゆっくりと追えて良かったです。

こんなに瑞々しく高校生活を描かれたら、昔に戻ってみたくなっちゃう。
割とタイムリープ羨ましいなと思うけれど、その能力を手に入れたとしてもマコトのように能力に翻弄されてしまいそうだなー、なんて思いました。


三作とも、夏の描写が色鮮やか。
日常と非日常の混在する面白い作品でした。