前回まで、中学受験のコストについて取り上げてきましたが、バランスをとるためメリットについてもまとめておきたいと思います。

 

 

我が子に合った環境での学び

 

我が子に合った環境とは、学校の設備やカリキュラム、先生やそこに集まる生徒との出会いなど、全てひっくるめたもの。

 

学校の教育理念や校風がそれぞれの家庭の教育方針と響きあう部分もあります。

 

人生で最も多感な中高時代を、途中受験によって中断されることなく、6年間あるいは其れ以上の時間を過ごすことができること。

 

勉強だけでなく、部活や学校行事などにじっくり取り組み、幅広い体験ができること。

 

こうした環境を確保できることに価値を見出すことが出来ます。

(あまり価値はない、という考え方を否定するものではありません)

 

 

子どもの成長

 

親と子が一緒になって一つの目標に立ち向かうイベントはおそらくこれが最初で最後。

 

「子どもの受験」中心の生活を過ごす中で、喜怒哀楽、紆余曲折、本当にいろいろなことがありました。

 

12歳の子どもにすれば「途方もないチャレンジ」だったかもしれませんが、そこに全力を尽くした経験はその後の人生において大きな糧になると確信しています。

 

子どもの成長を実感するだけでなく、親自身にとっても学びの多い時間だったと思います。

 

 

近くの公立中に行くのを避ける、人間関係リセット

 

近くの公立中に行くことに問題があるケース、回避したい事情があるケース、小学校までの人間関係を一旦リセットしたいケースなどがありえます。

 

消極的な理由かもしれませんが、こうした場合には中学受験というのは大きな選択肢となり得る。

 

普通の子」と違ったところが少しでもあると、のけ者にされたり、無視されたり、嫌がらせやいじめの対象になることがある。

 

同調圧力も非常に強い。

 

たまに、「規格外」の粗暴、狂暴な子がいたり、変な先生がいたりする。

 

「それも社会の縮図だよ」なんてのんきなことは言っていられません。

 

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