ロマンチックじゃないアートのはなし -7ページ目

I'm not a Gun

一緒に仕事をしているアーティストのHさんより「I'm not a Gun: Everything at once」というCDをいただいた。 あるアーティストがどんな音楽が好きなのかって興味深い。 交感っていうのでしょうか、またどこか知らないところに旅に出るようなかんじもいい。 リズムとかメロディとかエコーの感じやなにもかも作品と重ね合わせて聴いてしまう。 オーストラリア出身のジョンさんとと日本のニシモトタケシさんが作ったこのCDはナイスでした。 このところテレサ・テンばかり聞いていた僕にはとてもフレッシュ。 アリガト。


妻から「私のあなたへの借りよりも、あなたが私に負っている借りのほうが大きいことを覚えておいて」といわれた。 家庭内でも男女同権でありたいと思っても生活のバックグラウンドも互いの深層も無意識裡にやはりアジア的なのでしょうか。 家庭内での女性の役割や働きは数値化できなくてフェミニスト的にシャドゥワークとよばれます。 ともあれ。 Done a lot of wrong thing in my life. 悪いこともしてきたしいろいろあったけど免罪符は安くはありませんよといわれたみたいです。 返す言葉はありませんでした。 そこいらじゅうに迷惑をかけて生きているようだ。


I'm not a Gun

朝の「ながらトレーディング」によく効くCD

困難でヘコたれそうな相場を相手にするときに効果はバツグン!


Bent: Programmed to Love

Programmed to Love



動きがなく閑散としたマーケットで下値を注意深く拾うときに最適


Alva Noto: Insen


insen

2005年のパフォーマンス

お正月なのにまだまだ昨年の仕事が終わらず。 お酒を飲みながら経理の書類を綴じています。


相場ですが私のような新興市場ファンは2005年の後半戦はずいぶんと苦戦を強いられたはず。 衆院解散の8月から大型株で構成される日経平均ばかりが値を伸ばして中小型株が多い新興市場は蚊帳の外でしたので資金移動による急落の心配ばかりしていました。 私は幸い1月と4月それから8月から9月にかけてよかったので年を通しての利益は投資額の224%を維持できました。 売買回数は218回です。 これで住宅ローンが完済できそうです。


2006年は毎日マーケットを見なくとも業績が株価を押し上げていきそうな中期的な銘柄を探そうと思っています。 売買回数も100回以下に抑えて対投資額200%のパフォーマンスが目指せないものか。 年末に持ち越した株はデジタル放送関連のフライトシステムコンサルティング というよちよち歩きの値嵩株だけです。 資金の70%をぶち込んでありますが浮動株が少なく流動性に難があります。 平均取得単価が418千円でじゅうぶんに利が乗っており、どの指標で見てもいったん売りなのですがいましばらくホールドしまする。 年明けには各指標の調整が必ずあるでしょうからそれまでにキャッシュポジションを100%にもどして新たな作戦を実行するつもり。 予想ってそれほど当たらないものですが、当たらなかったときにポジションをどのように修正するかも学びたい点です。

大晦日の悩み

K-1かプライドか、どちらを観ようか結論がでない。


プライドではミルコと小川直也が直前になって欠場するという。


悩む・・・・・

クイック温泉

ひとあし先に仕事納めした女房が温泉に行くという。



いってらっしゃい!



が、どこに電話しても女性ひとりのお泊りは受け付けてくれない。 旅館で自殺するタイプではないのだが。


そんなこんなで湯河原まで行くハメになっちまった。 温泉つかって食べて寝てトンボ帰り。



石葉



たった9室の小さな宿です。 ご飯がお見事でした。


行くハメになったうえに払うハメにもなった。



「あさば」でなくってよかった。



タイ

バンコックに作品が売れたのでご挨拶に行ってきました。


タイといえばリクリット・トラバーニャやスラシ・クソルウォン、ナウィン・ラワンチャイクルなどが有名ですがギャラリーシステムやマーケットがあるとはこれまで思っていませんでした。 90年代後半のアジア通貨危機で経済は疲弊したでしょうけど数年で挽回するほど世界の余剰資金はアジアや東欧にしか行き場がないのでしょう。 加えてここ数年東アジア全体が世界の工場として立派な役割を演じている。 その前にあった韓国のIMF管理にしろ記憶に新しいアジア津波を含め東アジア諸国の回復力は見事としかいいようがありません。 タイは昔からの階層社会で所得の格差は大きいでしょうけど街は見るからにアクティブで外国資本も投下されておりコスモポリタンな雰囲気です。 行く前に読んだ「貧困の克服 」はとても参考になった。


さてアートですが日本も含めていうことろの欧米的なギャラリーシステムは確立されていませんが、第二第三のスラシやナウィンを目指す若い作家は多いです。 自嘲的にいいますけど、世界に出るのに必ずしもギャラリーは必要ありませんからね。 美術大学を訪ねてみると現代美術を目指す生徒にも仏教的な伝統美術の歴史や技術を教えた上で欧米的な教育法を重ねていくのだそうです。 面白かったのは版画が盛んなこと。 先週訪ねた福岡アジア美術館でもタイ版画の展覧会が行われていましたが教官と話してみるとみなさん切磋琢磨して日本の版画展に応募するのだそうです。 そういえば70年代の日本は世界に誇れる日本美術は版画だけであるという考えがあって版画作家なるものがおおぜいいたんです。 手先が器用な日本人は創作版画の時代からこうした作業が得意だったのでしょうね。 普通はアーティストの版画制作をプリンターが手伝い版画を完成させるのですが日本に限って作品の構想と制作を一緒にやる版画家が生まれるようになったのです。 何の役にも立たない版画協会ってのもあっていまでは下火なんですけどね。 そんな版画家像がいまだタイに生きておりなんだか文化の伝播って面白いなと感じました。 ちょうどブラジルで生きている昔の日本語みたい。 日本の絵描きでグリンバーグがって言っている人たちもそうかも。


大学のギャラリーで部屋に飾りたい仏教的な絵があったので生徒に連絡してもらい売ってくれるかを聞いてみた。 ところが値段をとんでもなく吹っかけられ、ついには教官に間に立ってもらって値段交渉。 だって普通の人の月給の数ヶ月分の金額を言われたんですから。 ここは難しくって相場のないところで数字を算出するのですから。 物価が安いからこうでしょなんていえませんしねー。 んで結局落ち着くところに落ち着きましたが、神聖な大学の展示室で声を荒げての値段交渉は不謹慎でありました。 それより教官室でこれもっていっていいから東京で展覧会をやらせろっていう教官もどうにかしているが・・・ まあ俺もアジアですからなんでも来いですけど。


そういえばNYのコレクターと入国審査でばったり会った。 そういえばクリスマス休暇か。 向こうは家族連れでこちらはフリー。 僕と一緒に美術大学やギャラリーにも行きたがってたけどそうはできなかったみたい。 どこの国でもコレクションという趣味は家庭では肩身の狭いものらしいね、デヴィッド!

おつかれさま

前に書いたように山口情報芸術センターでカールステン・ニコライの新作「syn chron」のオープニングはmustなので、ミーハーなケロロは新しい下着を着けて飛行機に乗った。 よくばりな私は先ず福岡に飛び福岡市美、アジア美術館そして横トリでキュレーターを務める山野さんが主宰するギャラリー・アートリエを回って新幹線に乗って一路山口へ。 cyn chronは想像を超える作品でした。 白色ハニカム板で結晶の形に作られた高さ4メーターの造形物の外部から白色レーザーを投射し巨大な結晶がまるで地球外の運動体のように時間と空間を取り込む作品でした。 観客は結晶の内部に入ってまるで胎児のように作品を体験するのですが40パターンのバリエーションはそれは見事なものです。 ライブ前のニコライ先生をディレクターの阿部さんに紹介してもらい自分が追っかけだと告ってみた。 以前に入手できなかった作品の件もひと押ししてみた。 さて結果はいかに? 目的を成就した私は翌日の日曜で最終日を迎える横トリでもう一度見ておきたい作品のことを急に思い出してホテルも飛行機もキャンセルし雪のなか東京行きの最終新幹線に飛び乗った。


翌日曜、寝不足気味の私は作品の待つ横浜へ。 10時過ぎに会場へ到着したけどすでに大勢の人が列をなしている。 リストをチェックしながら順番待ちの作品から見てまわる。 まるでディズニーランドみたい。 みんな、最後にもう一度見なきゃと思ってるんでしょうね。 何人もの知り合いにあった。 娘と奥さんのエマニュエルとで昨日帰国した池田亮司さんとばったり。 見たいだろうから係の人にお願いして40分待ちの高嶺作品の列に入れてあげた。 「これはアーティストの悪しき特権かな?」というと彼は苦笑い。 エマニュエルは昔っから音楽が好きでManuel GotteschingやOwadaのステージを一緒に楽しんだりとケロロと趣味が合う。 池田さんと結ばれてホントによかったと思う。 ニコライ先生の山口ライブは今夜だよと伝えると悔しそう。 午後からはパフォーマンスやイベントが盛りだくさん。 多発的にあちらこちらで何かがスタートするのでみんな会場を走る、走る。 巷では学園祭と揶揄されているらしいトリエンナーレだけど、こんなに楽しい学園祭の最終日はないだろう。 みんなの顔が笑っている。 基金のIさんと話しているとニューミュージアムの神ちゃんがやってきた。 アトリエ・ワンのサッカーゲームに参加するという。 「Iさん、次回は神ちゃんをコミッショナーに」と押してみる。 これは本気ですよ。


横浜トリエンナーレに参加した作家のかたや事務局のスタッフのかた、ながいあいだど~もお疲れさまでした。

お疲れさま、横浜トリエンナーレ

前に書いたように山口情報芸術センターでカールステン・ニコライの新作「syn chron」のオープニングはmustなので、ミーハーなケロロは新しい下着を着けて飛行機に乗った。 よくばりな私は先ず福岡に飛び福岡市美、アジア美術館そして横トリでキュレーターを務める山野さんが主宰するギャラリー・アートリエを回って新幹線に乗って一路山口へ。 cyn chronは想像を超える作品でした。 白色ハニカム板で結晶の形に作られた高さ4メーターの造形物の外部から白色レーザーを投射し巨大な結晶がまるで地球外の運動体のように時間と空間を取り込む作品でした。 観客は結晶の内部に入ってまるで胎児のように作品を体験するのですが40パターンのバリエーションはそれは見事なものです。 ライブ前のニコライ先生をディレクターの阿部さんに紹介してもらい自分が追っかけだと告ってみた。 以前に入手できなかった作品の件もひと押ししてみた。 さて結果はいかに? 目的を成就した私は翌日の日曜で最終日を迎える横トリでもう一度見ておきたい作品のことを急に思い出してホテルも飛行機もキャンセルし雪のなか東京行きの最終新幹線に飛び乗った。


翌日曜は寝不足気味だけど作品の待つ横浜へ。 10時過ぎに会場へ到着したけどすでに大勢の人が列をなしている。 リストをチェックしながら順番待ちの作品から見てまわる。 まるでディズニーランドみたい。 みんな、最後にもう一度見なきゃと思ってるんでしょうね何人もの知り合いにあった。 娘と奥さんのエマニュエルとで昨日帰国した池田亮司さんとばったり。 見たいだろうから40分待ちの高嶺作品の列に入れてあげた。 「これはアーティストの悪しき特権かな?」というと彼は苦笑い。 エマニュエルは昔っから音楽が好きでManuel GotteschingyaやOwadaのステージを一緒に楽しんだりケロロと趣味が合う。 池田さんと結ばれてホントによかったと思う。 ニコライ先生のライブは今日だよと伝えると悔しそう。 午後からはパフォーマンスやイベントが盛りだくさん。 多発的にあちらこちらで何かがスタートするのでみんな会場を走る、走る。 学園祭と揶揄されているらしいがこんなに楽しい学園祭の最終日はないだろう。 みんなの顔が笑っている。 基金のIさんと話しているとニューミュージアムの神ちゃんがやってきた。 アトリエ・ワンのサッカーゲームに参加するという。 「Iさん、次回は神ちゃんをコミッショナーに」と押してみる。 これは本気。


横浜トリエンナーレに参加した作家のかたや事務局のスタッフのかた、ながいあいだど~もお疲れさまでした。

進路

耐震データ偽装問題でついに衆院での証人喚問が行われました。


卒業を控えた学生時代、就職するなら人の命に関わらない分野がいいと思っていました。 自分の能力をわきまえた控えめな選択です。 社会のすみっこで生きていきたい。 就職課にはそんな求人などありませんでしたが、甘っちょろい考えでそうこうするうちにアートにたどり着いた。 他人の命に関わることはないけれど、ずいぶんと人に迷惑をかけているなぁと最近になって反省しています。

アートファンドだってさ

嘘だといわれるかも知れないけどケロロは株も相場もオークションもあまり好きではない。 もともとモノを作るアーティストとよばれる人と付き合うことが好きで、残念ながら自分はなんらクリエイティブな能力を持ち合わせない人間だということもあって、ギャラリストというポジションが最適であると納得しているに過ぎない。 キュレーターや批評家よりも親密に付き合うことができますからね。 優れたアーティストからいろいろと教わったり作品を見たり買ったりすることはいちばんの喜びです。


ただオークションや世の中の趨勢など嫌いな分野も敵を知る意味で必要なことだとおもっています。 仕事ですから。


こじゃれた雑誌「GQ Japan」に「第三の投資:アートファンドへの投資」というレポートがありました。 日本ではようやく不動産ファンドや投資信託が知られるようになってきましたが欧米にはアートファンドなるものがあってどのような仕組みになっていてどのような人が組成に加わるかを解説してあります。 やだなー、こんな人たちに作品が買われるなんて、と思いつつも、やはりマーケットで生き残る作品は魅力的なのだと自分を無理に納得させてしまう。 清濁あわせ飲め! ただファンドであろうと個別のコレクションであろうと、アートなんかにリターンを求めようとする人はずいぶんと変わっている人に違いないし自分もそんなお客に囲まれて口に糊をしているのだ。 ライブドア証券や楽天証券が野村や大和に対抗して、和製アートファンドを売り出し、いまどきの投資信託のように興味もない人たちが申し込むようになったら自分はこのポジションを投げ出すのかなぁと自問してみた。