主婦、晴れときどきくもり。 -10ページ目

生きていく

昨日は、東日本大震災からちょうど1年。

いろんな報道で当時の様子、今に至るまでの様子を見る度に涙がでてくる。

あの日、どれだけの方々が無念の中 永遠の眠りにつく事になってしまったか…。

思いを巡らすと、胸が苦しくなる。



私達は生かされている。

日々の色んな事で忘れがちになる事。


当たり前に暮らせる事が、どんなに幸せな事か。


我が子をこの腕に抱ける事が、どんなにありがたいことか。


私が何気なく過ごしている『今』は、震災がなければ同じように過ごすはずだった方々が本当にたくさんいるはず。

その思いを決して忘れず、私は自分の今を精一杯生きよう。


  

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実家の様子~父の変化

実家の様子が気になりながらも、私は初めての育児に悪戦苦闘で、なかなか帰れずにいました。

息子の機嫌のいい時を見計らって、久しぶりに実家へ帰った時の事。


玄関を開けて、いつものリビングへ。


私は目を疑いました。


散らかり放題のリビング。


テーブルの上には、書類やら郵便物、使ったままのコップやお箸。
食べ物の袋やあきらかにごみ、というものも。

そのまわりの床には、愛犬が汚すから。という理由で敷き詰められた新聞紙。

そして、部屋の一角には積み上げられた洗濯物。
もはや、洗濯が済んでいるのかまだなのか、見た目には判断出来ないほどでした。

その上、以前に注意した愛犬のご飯がまたもやお皿に山盛り入れられていました。


私は息子を抱っこしてリビングへ入ったのですが、床へ下ろすのをやめました。


「何これ!?」

驚きで思わず声が大きくなる私に、父は

「父さん1人だからなぁ、また掃除しておくよ。」
と、何事もないように答えます。

「いやいや、男1人だからって範囲越えてるよ。私掃除するわ。」

私が父に息子を抱いていてもらおうとすると、

「父さん自分でできるから。それより、昼飯食いに行こう。」
と私の申し出を断りました。


しぶしぶ、そのまま近くのファミレスへ。

そこで、ちゃんと話そう。
私は思っていました。


元来、父はとても綺麗好きで、少し潔癖な程でした。

庭の手入れも休みの度にしていたし、車もいつもピカピカ。

休みの日には、お風呂は一日に二回入ったり…。

髪型や服装も、いつもパリッとしていたしお洒落にも気を配っていました。

だから余計、私が一緒に暮らしていないだけで実家があんな事になるなんて、あの父さんのすることではない、と気になったのです。

ただの『めんどくさい』ではないような気がしていました。


そして、ファミレスでの注文の時。

父の言葉にまた驚きました。



オーダーをとりにきたお店の人に、

「焼酎お湯割り。」

と、注文をしたのです。

思わず聞き返す店員さん。


それもそうです。その時は、ランチタイム真っ只中。
たまに、休みの日だとビールくらいは注文する人がいるかもしれません。
だけど、焼酎って…。


私は、思わず
「何言ってんの。まだこんな昼間でしょ。すみません、今のキャンセルで。」
と店員さんに言いました。

すると、父は真顔で
「なんでダメなんだ、いや、注文は通してくれな。」
と、店員さんに言いました。


そのやりとりを隣の席の作業着を着たおじさん二人が、怪訝そうにじろじろ見ています。

父もその目線に気付いたらしく、その二人に対して
「人の事をじろじろ見やがって…。」
と小さい声で言いました。

その様子に気付いた私は、できるだけ平静を装い、

「おじいちゃん、だめよねぇ。」
と息子に話しかけました。

私は普通にしなくちゃ。
普通に、普通に…。



でもこんな時間に焼酎って…。

周りは、仕事のお昼休みで食事に来ている人達です。

私達親子はその中で、奇異な存在だったと思います。

隣の席のおじさん達は、ひそひそと話をしてはこちらをちらちら見てきます。



本当に恥ずかしかった。


早くここを出たい。

もう、父とは食事にこないと決めました。

久しぶりの親子の食事がこれって…。

父の事をすごく恥ずかしく思いました。

そして、自分の父の事をそんな風に思った自分を情けなくなり…。

何より、可愛い我が子をこんな時に同席させてしまっている事に、すごく申し訳ない気持ちでいっぱいでした。


程なくして、運ばれてきた料理。

私はそれを食べながら、恥ずかしい、情けない涙をこらえるのに必死でした。

ひたすら周りが気になりましたが、私が泣くと余計に奇異な存在になる。

そう思って、一生懸命 普通さを装いました。

早く食べて、早く帰ろう。

精一杯早く食べようとしました。
味なんて解りませんでした。




そんな事を全然知らない父は、店員さんを呼び…。

そして……。



二杯目の焼酎を注文しました。





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変化の始まり

だいぶブログがあいてしまいました。

また久しぶりに再開します。
よろしくお願いします。



父の事。

主人とは、ぎすぎすしながらもなんとか日常に戻って生活をしていました。

父は、私を心配して以前よりマメに電話をくれるようになり 私も少しだけ実家へ行く回数を増やしていました。

その頃、息子が一歳くらいだったと思います。

父は、私の息子をわりと可愛がっていました。父は、あまり子供が得意でないと思っていましたが、さすがに孫は可愛かったよう。

よちよち歩く息子の手をひき、近くの公園へ行ったり、近所のスーパーへおやつを買いに行ったりしてくれました。

父と息子の姿を見ると、とてもあったかい気持ちになり涙がでそうになりました。
やっと、人並みの穏やかな日がきた。
そう思っていました。



でも、私はその頃から実家に違和感を感じ始めていました。


当時飼っていた愛犬のご飯の器はいつもあふれんばかりのドッグフード。時間も量もめちゃくちゃ。

部屋には、
「こいつが汚すから。」
と言い、父は部屋中に新聞紙をひろげていました。


「あのねぇ……」

私はこんこんと父にダメ出しをし、部屋を掃除をしました。

そして、愛犬のドッグフードも適量だけを器に入れ、
「夕飯の時間になったら、これくらいをいつもあげてね。」
と、父に食べさせ過ぎを注意しました。


そして、異様だったのがペットボトル。
トイレ、洗面、台所に大量のペットボトルが置いてありました。

その上、それらの蛇口は全て水が出ないようにしてあるのでした。


「何してんの、これ。」

あまりに異様な感じだったので、父に尋ねると父は、
「節約。」
と何事もないように答えます。

でも、ただの節約では済まされないような…なんだか変な感じがしていました。

私が一緒に暮らしていたときと何かが違う…。

父の様子が、少しずつ変わっているような気がしていました。




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