昨日はウチが取引している建設会社の社長が年末のご挨拶に来ていただきました。
その話の中で最近の建築業界の倒産、廃業が多い事が話題となりました。
資源高、人手不足、検査の厳格化などで採算が取れずに倒産や廃業に追い込まれているみたいです。
超大手や大手ゼネコンはしっかりと価格に転換ができており、採算が取れない工事は受注しないと徹底されている様ですが、そんなに力のない中小ゼネコンは価格転換も思う様にできずおられませんね。
そしてここ数年で大阪でもかなり増えた民泊物件
中小の建設会社は挙って民泊物件の受注をされましたが、どうも工事が途中でストップしているみたいです。
民泊は通常のアパマンと比べて収益性が高いので、土地や建築コストが上昇しても利益が出しやすいと言う事で増え続けていましたが、流石にこれだけ違法民泊が増えてきて、地域からの苦情が増えたので行政も放置できなくなってきました。
結果的に来年の6月には新規申し込みを止めるみたいで、今も駆け込み申請が増えており、実質的には申請ができなくなっているみたいです。
しかも申請がストップしている関係で建築も止まり、いつ工事再開できるかも分からずに現場では大混乱に陥っているとのことです。
そもそも民泊って個人宅に宿泊客を泊めるのがビジネスモデルの筈が、今では旅館業法を無視できるホテル業の様になっており、多くの矛盾や無理が出てきています。
西成や浪速区では多くの違法民泊があり、その多くが中国人や中国資本であると言われています。
既存マンションを民泊に変える為に、急激な家賃の値上げや追い出しなども見受けられましたが、こんなにも問題が発生すると当然ですが規制強化となります。
また物件を高値で掴んでいるので、民泊ではなく通常のアパマンに変更しても採算が取れるわけもなく、今後多くの違法民泊は大変な事態となるでしょうね。
コロナ禍で大きな痛手を被った民泊
漸くコロナが明けて訪日客が増えたと言うのに民泊規制が厳しくなり、またもや大きな痛手を被る民泊
やはり手を出さないで正解でした。
事業のリスクってどこにあるのか?
そんな事を考えさせられる事案ですね。

