涙を流すことで心がほんの少しでも洗われるのであれば、
泣いた後のきみはもう昨日までのキミではない。
泣こうと思った瞬間に人は何かを認め、受け入れるのだから。
それまでの弱さは、受け止めた瞬間に強さに変わるのだから。
たとえどんなに認めたくなくても、ね?
変わってしまうものなんだよ。
弱さの概念に、きみも囚われすぎていないかな?
だって、泣いたら次は笑わなきゃだもの、
いつまでも泣いてばかりじゃいられないでしょ?
泣いて、そして笑うこと。
いや、
笑って、そして泣くこと、かなぁ?
どっちが先でもいいや、
いずれにしてもそれを繰り返すこと、
それを人生っていうのかもしれない、
なぁんてね、えらそうなこといっちゃった(笑)
Kenn
2002/12/05(Thu)
ボク「あーーーーーっ!ー_ー:」
ぼく「なんだよ」
ボク「筆入れたな!」
ぼく「文句あるかい?」
ボク「勝手に筆入れるなよな」
ぼく「じゃあすっ飛ばされたかったかい?」
ボク「どういう意味だよ?」
ぼく「あのままじゃだせねぇな。ボクは自分を何様だと思ってるんだい?」
ボク「ボクは・・・ボク、だよ」
ぼく「だろ?ぼくじゃないんだ。ぼくからしてみりゃ、あのままじゃ人様の前には出せねぇな」
ボク「どこがいけねぇんだよ」
ぼく「そんなのボクが筆入れた場所を見て、読んで、自分で考えろよ」
ボク「・・・」
ぼく「ボクは当時自分のことだけ考えて書いてたんだろ?」
ボク「そ、そうだよ。だってあそこはそういう場所だもん」
ぼく「確かにあそこはボクの場所だから?ぼくはなにも文句が言えた筋合いじゃない」
ボク「じゃあなんで直すんだよ」
ぼく「ここはボクじゃなくてぼくの場所だからさ。決定権はぼくにあるんだ」
ボク「うむむむむ・・・」
ぼく「自分にではなくて、誰かに向けて届けたい時には心を開いてもらわなきゃならないだろ?」
ボク「そ、そうだけど」
ぼく「元ネタじゃ目線が上過ぎる。あれじゃ自分以外の人に向って送りだしたら逆に心を閉ざされちゃうよ」
ボク「悔しいけど、なにもいえない(涙)」
ぼく「もっともボクがシンガーソングライターなら、許されるのかもしれないけどね」
ボク「なにが違うんだよ」
ぼく「まるで違うんだよ、おなじ詞を書いている人間でも」
ボク「どこが違うんだよ・・・」
ぼく「表に出る立場と裏にいる立場の違い、かな?」
ボク「???」
ぼく「責任、っていうのかな?」
ボク「セキニン?」
ぼく「表に出る人はそれでしくじったら終わりだろ?でもぼくら裏方はAさんでダメでもBさんで成功すればいい」
ボク「表に出る人はAll or nothingってことか」
ぼく「そう。だから自分でやりたいようにやればいいんだ。たとえそれが認められようと認められまいと後悔のないように好きな通りにやる権利がある。もちろん限度はあるけどさ」
ボク「最近話題になったあの詩、とかも?」
ぼく「そうさ。あれは彼らだからできること。ぼくらにとっては禁じ手だ」
ボク「そうかぁ、いわれてみれば確かに」
ぼく「ボクはもし自分に然るべき歌声があったら、自分で歌っていたかい?」
ボク「たぶん、いや、そうしたと思う」
ぼく「だからだろうな。そのコンプレックスをあの森の奥深くで吐き出していたんだろうさ」
ボク「ぼくは違うの?」
ぼく「違うね。もしいま自分に然るべき歌声があっても、自分で歌うことはないだろうさ」
ボク「なんでそんなに違うの?おなじ自分なのに」
ぼく「ぼくは歌うべき人ではなく、書くべき人なんだよ。これも偉そうな言い方だから、もっと厳密にいうとさ、書くことがもっとも自分に相応しい方法なんだよ。それに気がついちゃったんだ」
ボク「気がついた、かぁ・・・」
ぼく「ボクも無意識にかもしれないけど、いってたじゃないか。欲しい服と似合う服は必ずしも一致しないって」
ボク「そういやそうだったなぁ」
ぼく「その時もう自分で歌うことはあり得ないことを自覚してたんだろうな。いや自覚せざるを得なかったんだけど受け止めきれなかった」
ボク「だってボクの声はひどいもんだぜ?」
ぼく「憧れを捨てきれなかったんじゃない?実際ギター弾いてた頃にはステージの上でライト浴びてたんだからさ。たとえどんなに小さいライブハウスだったとしても」
ボク「・・・なんだか泣きたくなってきた」
ぼく「だろ?」
ボク「だろ、って・・・どういう意味?」
ぼく「ボクはぼくになる前に泣いてくれたんだよ。だからいまは笑ってこんな風に話せるんだ」
ボク「そ、そっかぁ」
ぼく「そういう意味で言えば、ボクがいっていたことは正論ではあった」
ボク「ではあった?って、どういう意味?」
ぼく「正しいことっていうのはね、否定する余地がないだけに真っ向正面から振りかざされるとさ、返って受け入れられなくなっちゃうものなんだよ。アタマでは理解できても、ココロが受け付けない」
ボク「そういうことかぁ」
ぼく「ぼくらがすべきことは、伝えたいことを振りかざすことでも押しつけることでもない。受け入れてもらうことなんだ」
ボク「受け入れてもらう。コト・・・」
ぼく「そう。だから急いては事を仕損じる。じっくり、ゆっくり、届けたい人の心の側に立ったつもりで、どうやったらまっすぐ、スムースに受け入れてもらえるかってこと、なんじゃないかな?」
ボク「素直になってもらうために必要なこと」
ぼく「そう。振りかざすカッコよさにも憧れるし、時にはぼくらでもそれをしなければならない時もあるけど、基本は揺らぎないもの、そこにあるんだと思うよ」
ボク「だからそんな風に笑いながらいえるんだ?」
ぼく「泣いた後は笑うしかないって、自分で言ってるじゃんか」
ボク「はは、そうだね」
ぼく「またぼくらはひとつ近づいたね」
ボク「今日はグーの音も出ないや」
ぼく「そのグーの意味もまだよくわかってないし」
ボク「後で調べておくよ」
ぼく「そうしよ」
ボク「また、出直してくる」
ぼく「おいおい、そこまで肩を落とさなくても」
ボク「落ちるわい。そんないわれ方したら受け止めざるを得ないだろ?」
ぼく「^^/おやすみ」
ボク「オヤスミ。あ、」
ぼく「うん?」
ボク「さっきの最後の一行」
ぼく「ああ、あの歌のことかい?」
ボク「そうさ、昨日まで考えていた三つの選択肢じゃなくて、まるで違うの書いただろ?」
ぼく「ああ、それが?」
ボク「あれ、けっこう好きだぜ。初めのヤツはどれもボクでも考えられた一行だったけど、最後にきみが選んだ結論はぼくにはないものだった」
ぼく「ハハ、光栄だけど、そのきみっていうのはやめにしてくれないか?」
ボク「今日は敢えていわせてくれよ。自分とおなじ人だとは思えないもん」
ぼく「そっか」
ボク「じゃあ(涙)」
ぼく「(ちょっと、いいすぎたかな・・・)」
泣いた後のきみはもう昨日までのキミではない。
泣こうと思った瞬間に人は何かを認め、受け入れるのだから。
それまでの弱さは、受け止めた瞬間に強さに変わるのだから。
たとえどんなに認めたくなくても、ね?
変わってしまうものなんだよ。
弱さの概念に、きみも囚われすぎていないかな?
だって、泣いたら次は笑わなきゃだもの、
いつまでも泣いてばかりじゃいられないでしょ?
泣いて、そして笑うこと。
いや、
笑って、そして泣くこと、かなぁ?
どっちが先でもいいや、
いずれにしてもそれを繰り返すこと、
それを人生っていうのかもしれない、
なぁんてね、えらそうなこといっちゃった(笑)
Kenn
2002/12/05(Thu)
ボク「あーーーーーっ!ー_ー:」
ぼく「なんだよ」
ボク「筆入れたな!」
ぼく「文句あるかい?」
ボク「勝手に筆入れるなよな」
ぼく「じゃあすっ飛ばされたかったかい?」
ボク「どういう意味だよ?」
ぼく「あのままじゃだせねぇな。ボクは自分を何様だと思ってるんだい?」
ボク「ボクは・・・ボク、だよ」
ぼく「だろ?ぼくじゃないんだ。ぼくからしてみりゃ、あのままじゃ人様の前には出せねぇな」
ボク「どこがいけねぇんだよ」
ぼく「そんなのボクが筆入れた場所を見て、読んで、自分で考えろよ」
ボク「・・・」
ぼく「ボクは当時自分のことだけ考えて書いてたんだろ?」
ボク「そ、そうだよ。だってあそこはそういう場所だもん」
ぼく「確かにあそこはボクの場所だから?ぼくはなにも文句が言えた筋合いじゃない」
ボク「じゃあなんで直すんだよ」
ぼく「ここはボクじゃなくてぼくの場所だからさ。決定権はぼくにあるんだ」
ボク「うむむむむ・・・」
ぼく「自分にではなくて、誰かに向けて届けたい時には心を開いてもらわなきゃならないだろ?」
ボク「そ、そうだけど」
ぼく「元ネタじゃ目線が上過ぎる。あれじゃ自分以外の人に向って送りだしたら逆に心を閉ざされちゃうよ」
ボク「悔しいけど、なにもいえない(涙)」
ぼく「もっともボクがシンガーソングライターなら、許されるのかもしれないけどね」
ボク「なにが違うんだよ」
ぼく「まるで違うんだよ、おなじ詞を書いている人間でも」
ボク「どこが違うんだよ・・・」
ぼく「表に出る立場と裏にいる立場の違い、かな?」
ボク「???」
ぼく「責任、っていうのかな?」
ボク「セキニン?」
ぼく「表に出る人はそれでしくじったら終わりだろ?でもぼくら裏方はAさんでダメでもBさんで成功すればいい」
ボク「表に出る人はAll or nothingってことか」
ぼく「そう。だから自分でやりたいようにやればいいんだ。たとえそれが認められようと認められまいと後悔のないように好きな通りにやる権利がある。もちろん限度はあるけどさ」
ボク「最近話題になったあの詩、とかも?」
ぼく「そうさ。あれは彼らだからできること。ぼくらにとっては禁じ手だ」
ボク「そうかぁ、いわれてみれば確かに」
ぼく「ボクはもし自分に然るべき歌声があったら、自分で歌っていたかい?」
ボク「たぶん、いや、そうしたと思う」
ぼく「だからだろうな。そのコンプレックスをあの森の奥深くで吐き出していたんだろうさ」
ボク「ぼくは違うの?」
ぼく「違うね。もしいま自分に然るべき歌声があっても、自分で歌うことはないだろうさ」
ボク「なんでそんなに違うの?おなじ自分なのに」
ぼく「ぼくは歌うべき人ではなく、書くべき人なんだよ。これも偉そうな言い方だから、もっと厳密にいうとさ、書くことがもっとも自分に相応しい方法なんだよ。それに気がついちゃったんだ」
ボク「気がついた、かぁ・・・」
ぼく「ボクも無意識にかもしれないけど、いってたじゃないか。欲しい服と似合う服は必ずしも一致しないって」
ボク「そういやそうだったなぁ」
ぼく「その時もう自分で歌うことはあり得ないことを自覚してたんだろうな。いや自覚せざるを得なかったんだけど受け止めきれなかった」
ボク「だってボクの声はひどいもんだぜ?」
ぼく「憧れを捨てきれなかったんじゃない?実際ギター弾いてた頃にはステージの上でライト浴びてたんだからさ。たとえどんなに小さいライブハウスだったとしても」
ボク「・・・なんだか泣きたくなってきた」
ぼく「だろ?」
ボク「だろ、って・・・どういう意味?」
ぼく「ボクはぼくになる前に泣いてくれたんだよ。だからいまは笑ってこんな風に話せるんだ」
ボク「そ、そっかぁ」
ぼく「そういう意味で言えば、ボクがいっていたことは正論ではあった」
ボク「ではあった?って、どういう意味?」
ぼく「正しいことっていうのはね、否定する余地がないだけに真っ向正面から振りかざされるとさ、返って受け入れられなくなっちゃうものなんだよ。アタマでは理解できても、ココロが受け付けない」
ボク「そういうことかぁ」
ぼく「ぼくらがすべきことは、伝えたいことを振りかざすことでも押しつけることでもない。受け入れてもらうことなんだ」
ボク「受け入れてもらう。コト・・・」
ぼく「そう。だから急いては事を仕損じる。じっくり、ゆっくり、届けたい人の心の側に立ったつもりで、どうやったらまっすぐ、スムースに受け入れてもらえるかってこと、なんじゃないかな?」
ボク「素直になってもらうために必要なこと」
ぼく「そう。振りかざすカッコよさにも憧れるし、時にはぼくらでもそれをしなければならない時もあるけど、基本は揺らぎないもの、そこにあるんだと思うよ」
ボク「だからそんな風に笑いながらいえるんだ?」
ぼく「泣いた後は笑うしかないって、自分で言ってるじゃんか」
ボク「はは、そうだね」
ぼく「またぼくらはひとつ近づいたね」
ボク「今日はグーの音も出ないや」
ぼく「そのグーの意味もまだよくわかってないし」
ボク「後で調べておくよ」
ぼく「そうしよ」
ボク「また、出直してくる」
ぼく「おいおい、そこまで肩を落とさなくても」
ボク「落ちるわい。そんないわれ方したら受け止めざるを得ないだろ?」
ぼく「^^/おやすみ」
ボク「オヤスミ。あ、」
ぼく「うん?」
ボク「さっきの最後の一行」
ぼく「ああ、あの歌のことかい?」
ボク「そうさ、昨日まで考えていた三つの選択肢じゃなくて、まるで違うの書いただろ?」
ぼく「ああ、それが?」
ボク「あれ、けっこう好きだぜ。初めのヤツはどれもボクでも考えられた一行だったけど、最後にきみが選んだ結論はぼくにはないものだった」
ぼく「ハハ、光栄だけど、そのきみっていうのはやめにしてくれないか?」
ボク「今日は敢えていわせてくれよ。自分とおなじ人だとは思えないもん」
ぼく「そっか」
ボク「じゃあ(涙)」
ぼく「(ちょっと、いいすぎたかな・・・)」