体臭は誰にでもあるもの。
「気になる」という方もいらっしゃいますが、第三者からすると全くわからなかったり、気にならなかったり、気のせいだったりします。
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1. 2. のつづき、サクサク参ります!
「ミドル脂臭」対策のサポートに向くのはの
フルーツ系(マンゴーやバナナなど)の香りと樹木の葉の香り、香辛料の香りだそうです。
逆に避けたいのは、汗臭を目立たせるシトラス系香り!意外ですね。
マンゴーやバナナなどのフルーティな香りの精油はありませんが、
▶︎樹木の葉の精油は前回と同様に
海外精油はサイプレス、ファー、ティートリー、ユーカリ など
和精油はトドマツ葉、アオモリトドマツ(葉)、スギ葉、ヒノキ葉、コウヤマキ葉、アオモリヒバ葉、ヒメコマツ枝葉、ニオイコブシ(タムシバ)葉 など
樹木の葉の精油が悪臭除去の働きがあることは和精油のクラスでも紹介していて、
トドマツ葉、スギ葉、ヒノキ葉、ユーカリ葉を使った実験では、日本の樹木の葉の精油のホルムアルデヒドや*悪臭除去率が良かったという実験結果が。
*アンモニア、二酸化硫黄、二酸化窒素、酢酸など
▶︎スパイス系精油
ジンジャー、ブラックペッパー、カルダモン、シナモンバークあたりが入手しやすいでしょうか。
これらの香りが強いと、それはそれで気になるので、フレグランスを創るにはちょっとテクニックが必要ですね
樹木の葉の精油なら、フレグランスにしても爽やか
加齢臭にもミドル脂臭にも対応できて、普段は芳香浴にも使えるのでおすすめです
フレグランスの作り方 『あたらしい アロマテラピー事典』(高橋書店)p.151
今回はスプラッシュ・コロン(濃度1~2%)
用意するもの
・消毒用エタノール←薬局で買えます
*最近はサトウキビやお米由来のエタノールも登場しています
・精油 例えばトドマツ精油やスギ葉精油、ユーカリ・ラディアタ精油など
・10mlスプレーボトル(できればガラス製)
・あればビーカー
作り方
1. ビーカーに(なければスプレーボトルに直接)消毒用エタノールを10mi入れる
ビーカーがなければ、直接ボトルの肩口より2~3mmほど下のラインまで入れる
2. 精油を2滴入れてよく混ぜる
3. スプレーボトルに移す
以上です
*エタノール(アルコール)を減らしたい時には、エタノールと精製水を1:1もしくは1:3くらいでもOK
ただし、分離するので、使う時にはよく振ってからスプレー&早めに使い切ります
カンタン
さて、ミドル脂臭のメカニズムは未だよくわかっていないそうですが、
主な原因はエネルギーを産生する際にできる「乳酸」。疲労物質として名前を聞きますね。
これを皮膚の常在菌が分解すると出てくる(ジアセチル)ので、一番良いのはすぐにシャワーを浴びること。
朝起きたらシャワー、夜はバスタブ 日中、気になる時にはコロン
次回は最終回です!
*「皮膚ガス」参考文献:
「皮膚ガス測定は何に役立つか?」関根嘉香、木村桂大、梅澤和夫
におい・かおり環境学会誌 48巻(2017)6号より
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▶︎9月期 、10月期のクラススケジュール
●「和精油入門クラス」9月期 オンラインクラス/京都クラス
●「和精油と日本の植物油脂講座 ベーシッククラス」10月期 オンラインクラス/東京クラス
●「アロマテラピー おうちのやさしい薬箱レッスン」9月期 京都クラス
●「抽出部位から考えるエッセンシャルオイルの特徴とその選択」オンラインクラス/京都クラス
●「ハンドトリートメントクラス」京都クラス/札幌クラス
●2023年「カラダのことクラス」毎月第1月曜日 次回9月4日「消化器系」
こちらからも 紀伊國屋書店さん→kinokuniya
丸善さんハイブリッド型総合書店→honto