ここ数十年、医療は急速な発展をしてきました。

 

医療機器の進歩による高度な検査や外科手術、新薬の開発などのほか遺伝子治療も始まっています。

 

ところが医者の数も高価な医療機械も、新薬も増えているのに病人は一向に減りません。

 

病院にかからないまでも、体調がおかしい、不健康だと自覚する人ははるかに多く、健康産業は巨大マーケットとなっています。

 

 

なぜ病人が減らないのか? 

 

老齢人口が増えたということもありますが,昔なかった要因に加工食品の氾濫、不規則な生活、ストレス、環境汚染など私たちを取り巻く環境があります。

 

うつ病や自律神経失調症などの神経症、花粉症やアトピー、喘息などのアレルギー疾患、高血圧、糖尿病などの生活習慣病などは現代になって増えてきた疾患です。

 

これらの症状は日ごろの社会生活や生活習慣と複雑に絡み合っているため、細かく専門化されて全体を診ることのできない今の医療ではなかなか治せません。

 

わたしたち自身も合理的な生活に慣らされて、病気になっても自分で治そうとせず、

つい医者や薬に頼って病院に通うことが習慣になって者まっています。

医者も生活がかかっています。

 

適切な治療をして病人を減らすことが使命ですが、患者を増やさなければ生活していくことができません。

 

そこでつい「念のために検査しましょう」とか「症状が重くならないように」といった優しい言葉で必要のない治療、検査を勧めることになります。

 

 

複合的な原因で発症する病気は簡単には治らず、症状は慢性化して薬の副作用で余病を発症する危険性も生まれてきます。

このようにして国の医療費がどんどん上がってきます。

 

こうした状況の中では、私たちの健康がどのようなことで侵されようとしているのか知り、どのように対処したらよいのか考えて一人一人が自衛していくほかありません。

 

 

そのためには生命が持つ「自然治癒力」を上げて、病気に負けない体を作ることが最善の方法なのです。

 

ふうすい堂の管理部長

わたしは30年間名古屋で氣功・ハリ・指圧の治療院を営んできました。

 

治療に際していつも思うことは、「自分の体の声に耳を傾けて、自然に沿った生活をしていたらこんな辛い思いをせずにすんだのに・・・」ということです。

 

症状は結果です。

症状が発症するには必ず何らかの原因があるはずです。

 

先天性の病気や不慮の事故、周囲の環境によるものを除けば、そのほとんどが自らつくり出したものです。

 

その原因は自然との共生からはみ出してしまったことにあります。

 

個人だけでなく、社会全体が生活習慣や考え方も含めて、本来の自然のあり方からずれてしまったことが、今の私たちの健康を損なう大きな原因です。

 

私たち生命体には正常な状態に戻そうとする自然治癒力があります。

 

ところが私たちの生活が自然との共生から逸脱してしまったことで、大切な自然治癒力が働かなくなって、さまざまな辛い症状を発症させました。

 

自然治癒力を失ってしまった原因はなんなのか?どうしたら自然治癒力を回復できるのか?

 

健康に良いという本はこれまで数多く出版されています。

 

ところがどれも一つのことにこだわったものばかりです。

 

これでは「モグラたたき」と同じで、一つのことがよくなっても、別の問題が生じてきます。

 

一つのことを実行しているからと言って、健康人間になれるわけではありません。

 

病気になる原因、なかなか治らない原因はたったひとつではありません。


いくつもの原因が複合的に重なって起きます。


これから、健康を損なう原因の一つ一つを簡潔に分かりやすく書いて、健康になるための全体像をあなたにお伝えしたいと思っています。

 

 私は鍼灸・指圧師という仕事がら盲人の友人が多くいます。

その友人に聞いた話です。

 

ある五十代の女性が、医師からこのままでは目が見えなくなるかもしれないと言われて友人の鍼灸師を訪ねてきました。

 

彼女は非常に落ちこんで泣きじゃくり、夜も寝られないようでした。

友人はにこやかなに「大丈夫ですよ」と言って、彼女を落ち着かせて治療に入ったということです。

 

ところがこの友人はまったく目の見えない全盲なのです。

彼女は見えなくなるかもしれないと医師に言われただけで、まだ見えています。

 

この場合、どちらが病人なのでしょうか?

 

聴力、視力を失い、話すことも出来なかったヘレンケラーは障害不便です。しかし、不幸ではありません」と語っています。

 

「病気」とは「気を病む」と書きます。

私たちは心の持ち方次第で、もっと前向きになるのではないかと思うのです。

 

意思はからだを変える力を持っているのです。

 

からだにとってよくないことはマイナス思考です。

 

不安、心配、怒りはからだの回復機能を止めてしまいます。

表面的にどんなよいことをしていても心がマイナス思考でいるかぎり健康にとっては無意味です。

 

一方プラス思考をもって行うことは、すべてプラスに働きます。

タバコも一日に2~3本。「おいしいなぁ」と幸せを感じて吸えば、からだにはプラスに働きます。

 

一番大切なのはこころの持ち方なのです。