不登校の子どもたちの支援に特化した千葉県条例が昨年度末、県議会で可決・成立し、今年度から施行されました。この条例は県議会、自民党政調会が発議をしたもので、全国の都道府県で初となったことは御案内のとおりです。また、この松戸市議会でも複数の議員が取り上げているほど大変重要な教育課題で、市議会一丸となって課題解決に取り組むべきと考えます。
さて、この条例は不登校の児童や生徒を支援するため、行政や学校、フリースクールなどの役割を定めています。私は、教育の機会確保のため、学校とフリースクールの連携強化と書かれている部分が大変興味深く感じたところです。
そこで質問ですが、この千葉県条例の制定を受けて、市教育委員会として不登校対策をどう進めていくのかお答えください。
【学校教育部長答弁】
本市教育委員会では、以前より不登校児童生徒に対する多様な教育機会の確保及び個に応じた効果的な支援を重要な教育課題であると認識しており、児童生徒の将来的な社会的自立を目指し、一人ひとりの多様な課題に対応した切れ目のない組織的支援を実践しております。
各学校においては、スクールカウンセラーにつなげることや、校内支援室の設置などの個々への支援体制と環境整備に努めております。また、今年度より松戸市教育支援センターの機能強化を図り、教育相談、ふれあい学級、ほっとステーションを3本柱として取り組んでおります。
教育相談では、心理士との継続的な相談やカウンセリングによる心理的ケアを行っております。ふれあい学級では、独自のカリキュラムによる授業や行事が行われ、生活リズムの改善や基礎学力の定着、コミュニケーション能力の育成を目指しています。ほっとステーションでは、運動やゲーム、制作活動のできる居場所として、個々のニーズに合わせた支援が行われています。加えて、スクールソーシャルワーカーによる不登校児童生徒を取り巻く環境に働きかける福祉的支援を行っております。
今後も引き続き、市内児童生徒の実態把握と支援体制の充実に努め、誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策に努めてまいります。
【私の考え】
松戸市教育センターの3本柱の力の入れようは、大変よくわかりました。評判もよく、充実した支援が行き届いていると耳にいたします。この点、大変評価いたしますが、一方で、その3本柱に適さない児童生徒がいたらどうでしょうか。
外部にあるフリースクールという選択肢があってもいいのではと考えます。もちろん、教育委員会は3本柱だけでなく、フリースクールの案内をされているとは思いますが、いかんせん、保護者側の費用がかかってきます。
日経新聞によると、フリースクールに通わせたくても費用面で通わせられないという世帯もあるようです。そうした世帯に対し補助金を支援し、フリースクールに通いやすい環境を整えている自治体が拡大していると記事には書かれてありました。松戸市も同様に、教育委員会なのか子ども部なのかわかりませんが、不登校の児童生徒へ選択肢を増やす観点から、フリースクールへ通う家庭への経済的支援を検討してみてはいかがでしょうか。部を挟んで難しい課題とは思いますが、要望とさせていただきます。
東京都は積極的に財政出動し、新規事業を展開しています。
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羨ましい限りです。
しかし、今年の7月に都知事選挙があるからでしょうか。よく言えば『教育無償化』ですが、場合によっては『バラマキ』とも言えます。
近隣市と財政力の差異は明らかで、同じ土俵にすら立てないことに悲しく思います。
もちろん松戸市にも導入したいのですが、財源確保策が最大の関門。
う~ん。何とも言えない気分になります。
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松戸市議会議員 大塚けんじ
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