全線電化区間を走る非冷房キハ40✴札幌発旭川行き長距離鈍行(深川→旭川)【北海道✴鉄道巡り⑨】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。

(前回記事の続き)

(旭川駅に到着した、札幌発旭川行き普通列車キハ40)


★過去記事↓↓↓











JR函館本線 深川駅
午前8時11分発、気動車特急「オホーツク1号」網走行きが入線

始発の札幌駅から終点の石北本線・網走駅まで所要5時間21分。

JR北海道に在籍する特急型気動車で最古参のキハ183系。現在は、定期列車では、苗穂運転所車両が、石北本線の特急「オホーツク」(札幌〜網走)と「大雪」(旭川〜網走)で残存するのみ。

グリーン車はハイデッカー



長年にわたり、北海道の過酷な自然環境の中を長時間掛けて走り抜けるキハ183形気動車。塗装があちらこち ら剥げかかっている。








全線電化区間を走るキハ40形普通列車で、深川から旭川へ

札幌発旭川行き、函館本線の長距離普通列車が、深川駅入線。
札幌駅を朝6時00分発車、旭川駅までの所要時間は2時間53分。ちなみに、特急列車なら札幌〜旭川間の所要時間は1時間25分程度。

札幌から旭川まで、全線交流電化区間を走り抜ける、2両編成のキハ40形気動車(キハ40-1821+キハ40-1818)。札幌〜滝川間は車掌が乗務、滝川〜旭川間はワンマン運転になる。

非冷房車のため、夏場は窓を開けて車内に風を取り入れる。今では、札幌駅に乗り入れる稀少な非冷房車。




深川(ふかがわ)駅、午前8時22分発車
深川〜旭川間の普通列車は、上下各9本のみ
特急列車の方が本数が断然多い。

セミクロスシートの車内は意外と混雑している。ボックスシートは片側が2人用に改造され、この部分に吊り革がずらりと増設された車両。

運転台のある車両間の貫通路

渡り板

運転台

助手席側




納内(おさむない)駅 



神居古潭(かむいこたん)付近から山間部へ入り、石狩川が寄り添う。

2021年(令和3年)3月13日に廃駅になった伊納(いのう)駅を過ぎ、

近文(ちかぶみ)駅


北海道一の大河・石狩川を渡る。




午前8時53分、終点・旭川(あさひかわ)駅到着

旭川駅は函館本線の終点駅。起点の函館駅からの距離は423.1km。
旭川市は北海道第二の都市だが、人口は約33万人と、約196万人の札幌市と比べるとかなり少ない。

苗穂運転所所属車両




係員がサボを「滝川」行きに入れ換え。




回送列車が停車中。
宗谷本線(旭川〜名寄間)や石北本線(旭川〜上川間)に新たに導入されたH100形電気式気動車

国鉄型キハ40形気動車の置き換えのため、急速に数を増やしている新車H100形。

2022年(令和4年)春のダイヤ改正では、
H100形が30両追加投入され、根室本線(新得〜帯広〜釧路間)は54本の列車全てをH100形に置き換え、石北本線(旭川〜上川間)では24本中19本をH100形に置き換える(既に2本はH100形に置き換え済み)。これによりキハ40形は大量に引退する。





※2021年(令和3年)夏



(続く)