魚沼地方を走る只見線の旅 & 世界最速の芸術観賞☆現美新幹線【2019春旅(4)】 | 湘南軽便鉄道のブログ

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「湘南軽便鉄道」です。

本ブログは鉄道・バス・船舶・航空機等について、記録も兼ねて記事掲載。

その他、5インチゲージ自家用乗用鉄道「湘南軽便鉄道」についても掲載。路線は湘南本線(ベランダ線・路程約0.01km)があったが現在廃止。新たな庭園鉄道敷設の構想中。



(現美新幹線車内の展示作品)

※撮影日:2019年(令和元年)5月2日(木)
※スマートフォン撮影



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JR只見線で、只見から小出へ。
一日僅か3本しか列車が発着しない只見駅を、午前9時30分に発車した 2423D 列車に乗車中。



入広瀬駅を過ぎ、
小さな無人駅・上条(かみじょう)駅
只見線は、ほとんどの駅が無人駅



右へカーブする列車


破間川(あぶるまがわ)を渡る。




越後須原(えちごすはら)駅


越後須原駅舎

大きめの駅舎だが、ここも無人駅



魚沼田中(うおぬまたなか)駅






越後広瀬(えちごひろせ)駅


小さな無人の駅舎



数年前の豪雨で路線が分断されたままのJR只見線(会津川口~只見間バス代行)。
只見~小出間を走る列車は一日3往復、大白川~小出間は1往復増え、合計4往復。只見線は、JR東日本屈指のローカル線。



新潟県魚沼地方の最高級コシヒカリを生む水田を潤す破間川

破間川は、新潟県・福島県の県境の山々に源を発する。

魚沼丘陵をのんびり走る。


藪神(やぶかみ)駅







魚野川を渡ると間もなく終点・小出

谷川岳に源を発する魚野川。雪解け水で豊かな水量


右側からJR上越線の線路が近づく。

JR上越新幹線が開通するまでは、首都圏と新潟県・山形県庄内地方・秋田県などを結ぶ優等列車が数多く走る大動脈だったJR上越線。
今はローカル輸送の普通列車と貨物列車が走るのみ。






終点の小出(こいで)駅、午前10時43分到着

只見線ホームは、上越線ホームから離れた一番奥にあり、簡素な造り。


只見線、小出方のサボ。キハ40系気動車は行先表示に昔ながらのサボを今も使用

旧新潟気動車色の新津運輸区所属の気動車

この日は、キハ40系の2両編成の運用

只見線はワンマン化されていない国鉄型車両で運行されており、近年のローカル線では珍しく車掌が乗務する。

午前の列車は、これでこの日の運用を終え、新津運輸区へ戻っていく。

(只見線運用表)





上越線3番線ホームから眺める只見線ホーム


小出駅前
南越後観光バス(越後交通の子会社)の路線バス


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小出駅からは、午前11時10分発のJR上越線上り列車(E129系電車)で越後湯沢へ。


六日町駅あたりでは、八海山(はっかいさん)を望む。

5月上旬の越後の山々にはまだ残雪

新緑の季節の魚野川



越後湯沢(えちごゆざわ)駅 午前11時53分到着

駅から谷川岳を望む。



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越後湯沢駅の新幹線ホームへ

午後12時44分発の越後湯沢駅始発の新潟行き、臨時特急「とき453号」で、長岡駅まで僅か28分間の乗車。



「とき453号」 越後湯沢始発の新潟行きがホームに入線
元(初代) 秋田新幹線 E3系車両の改造車、E3系700番台を使用。


乗車する車両は、
移動する現代アートの美術館「現美新幹線」(げんびしんかんせん)

世界最速の芸術観賞



車体の外観はアーチスト(写真家)が手掛けた。
外装は、夏の夜空を彩る長岡の花火の写真。

窓から車内を覗く。









現美新幹線車両は、元(初代)秋田新幹線車両のE3系を改造した、E3系700番台車両

E3系700番台

元 秋田新幹線用のミニ新幹線車両で、普通の新幹線より車幅が狭いため、乗降口の足元にはステップ付き

現美新幹線は、11号車(越後湯沢方)から16号車(新潟方)の6両編成




車内へ。
6両編成の車内も、それぞれ違うアーチストによるデザインや展示が施されている。

11号車(指定席)
唯一の指定席車両である11号車は、黄色いデザインで統一。ブランドを下ろしていると、トンネルを出たとき、車内は一面黄色い光に満たされる。

秋田新幹線時代はグリーン車だった車両





12号車(自由席)

車内はソファー席が並び、片側の壁面は鏡面ステンレス。緑の山々、田園、雪景色など新潟の風景を映し出す。





13号車(キッズスペース)
子どもたちがプラレールで遊べるスペース。壁面は、アーチストによりプラレールの線路をモチーフにしたデザインが施されている。





13号車(カフェ)
13号車の一部はカフェスペース。


カフェでは、菓子研究家監修の地元産食材を使用したスイーツや、新潟県燕市の「ツバメコーヒー」監修のコーヒー、その他ビールなどを販売


カフェスペースの壁面には、アーチストによる新潟の山並み、里山、街道等をイメージした絵画作品





14号車(自由席)

アーチストが訪れた世界最高峰エベレストや、世界第二位のK2の山岳写真等を展示


「現美新幹線」は、首都圏発着ではなく、越後湯沢~新潟間の運行のため、自由席であっても大混雑することは少ないと思われる。



 
15号車(自由席)

アーチストによる色鮮やかな装飾の作品



カフェで購入したスイーツやドリンクをいただきながら、ソファーでゆっくり芸術観賞




16号車(自由席)
アーチストによる新潟の里山の映像作品。5面の液晶大画面で映像を放映。




デッキにある現美新幹線の案内図

越後湯沢~長岡間はほとんどがトンネルだが、時おりトンネルから出ると、車窓には越後の里山の風景。




越後湯沢から僅か28分、
長岡(ながおか)駅、13時09分到着。
ここで下車。

現美新幹線「とき453号」新潟行きは、長岡駅で5分間停車




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長岡駅からは、JR信越本線 普通列車(E129系電車)で、柏崎駅へ(長岡13時32分発→柏崎14時17分着)。


柏崎(かしわざき)駅

現在の新潟地区の主流、E129系電車(右側)

左側0番線ホームには、JR越後線に今も一部残存する国鉄型115系電車が停車



★★動画はこちら(只見線 只見駅発車)
↓↓↓↓↓


(続く)