福岡からの手紙 -31ページ目

男と女3

前回は男性多数の中での女性の苦労話をしました。

今回はその反対。女性多数の中での男の苦労話です。

男1女4のチームで病院関係の仕事をした時のことです。

うちの事務所の人員構成は男性が8割と圧倒的多数。女性はチーム内では紅一点というのが一般的です。

普段、彼女たちは女性と一緒に仕事をする機会がほとんどありません。

しかも、紅一点で周りからチヤホヤされることに慣れているせいか、積極性に欠けるなぁと感じる人が多いのです。

このような女性がチームに4人も集まるとどうなるか…


朝は最寄りの駅に集合し、現場まで10分ほど歩いて行くのですが、道すがら全く会話がありません。
私が一人一人に声を掛けて行くだけでした。

お昼ご飯の時も、私と彼女たちとの会話はあるのですが、彼女たち同士の会話がありません。

私が話をしないと、場がシーンとなってしまうのです。

仕事中も私が切り出さない限り、雑談は全くありません。

更に悪いことに、私の話に全く食いついてこない人が一人いました。

話のネタが合わないのかな?と思い、次から次へと話題を変えても相変わらず…

かえって彼女の孤立感を深めている気がしたので、黙っていることにしました。


これが金曜日まで続くのはたまらんなぁ…


翌日の火曜日も似たような状況でしたが、現場からの帰り道は、2組のペアができて会話が弾んでいるようでした。

水曜日になると仕事中の雑談が一気に増えました。

そして木曜日になると、お昼ご飯時の会話の主導権が完全に彼女たちに移っていました。

ここまで来ると、彼女たちの話の輪の中に入っていくのは至難の業です。


ちょっと寂しいけど…
でも嬉しいなぁ。


と孤独を楽しむしかありませんでした。


「ちょっと寂しいけど、嬉しい」という感覚は新鮮でした。

子育て中の方々は、よく経験されることかもしれませんが…

男と女2

私たちの仕事のスタイルは、4人くらいのチームで客先に出向き、そこで1日仕事をするのが基本です。

1週間同じチームで行動し、次の週は別のチームで別の客先へ行きます。

お昼ご飯はチームのみんなで現場近くのレストランに行って食べます。



今週は福岡県内の大学に、男3人女1人のチームで行ってきました。

この大学の周りには何もないので、お昼ご飯を食べる所は学食しかありません。

この大学は女子学生が7割と多く、学食もカフェテリア方式でいろんなものが選べるようになっています。

メニューもサラダやフルーツ盛り合わせ、ケーキなどが充実していて、しかも値段が安い!

デザートを付けて、フルコースの食事をゆっくり楽しみたいところなのですが…

お昼時は席が空くのを待っている学生が大勢います。この人たちを目の前にして、長居をするのは気が引けます。

しかも、学食でダークスーツを来た集団は完全に浮いています。
スーツを着て学食で食事をするのは居心地が悪いのです。

というわけで、食事が済んだらサッサと出て行くことにしました。


ゆっくりできなくても、居心地が悪くても、栄養のバランスがいい食事を手頃な値段で食べられるのは嬉しいことです。

女子学生の多い学食はいいなぁ…

ところが、我がチームの紅一点はカフェテリアの良さを満喫していませんでした。

うどんだけ、ラーメンだけ、牛丼だけ…
栄養のバランスを気にしない男子学生のような食事をしていたのです。


カフェテリアなのに、何でそんな食事をするの?

速く食べるには一品モノが一番ですから…

確かにここは長居できる雰囲気じゃないからねぇ…

男性が多い中で食事する時はいつもそうですよ!
何が食べたいかではなく、どれなら速く食べることができるかが重要ですね…

密かにそんな苦労をしてたんだ!知らなかったよ…

うちの事務所の女性はほとんどがそうだと思いますよ…


私も食事は遅い方なので、お昼時はいつも人を待たせています。

女性が多いチームだと、ゆっくり食事ができていいなぁとは思っていましたが、彼女たちがそんな苦労をしているとは、今まで全く気が付きませんでした。

些細なことかもしれませんが、毎日のことなので、彼女たちの負担も大きいことでしょう。

男社会の中で女性が人知れず苦労していることは、ほかにもいろいろあるでしょうね。

男と女

正月は家族や親戚が集まって、宴会の連続でした。

久しぶりに見る顔もいたりして、初めのうちは互いの近況を報告し合っているのですが、酒が入ってしばらくすると、どこからともなく議論が始まります。

議論のネタは実に様々。ケイタイ依存症の子供の問題、景気悪化の問題、救急車受入拒否の問題、地球温暖化の問題…

あるテーマで詳しい人がいると、「よく知ってるね!」「イヤ実は最近……」と近況報告に逆戻り。

年齢も職業もいろいろな人がいるので、立場が変われば問題意識も変わるもんだなぁと改めて思ったのでした。

中でも印象的だったのは、地球温暖化の話をしているときのこと。男と女の違いをそこに見ました。



1月1日の福岡は珍しく雪が降りました。正月を迎える前に2回も雪が降り、今年は多いねぇという話をしていたら、話題はいつの間にか地球温暖化へ…



中国の経済発展は地球にとって脅威だよなぁ…

原発反対なんて、呑気なこと言ってる場合じゃないよなぁ…

アメリカって国は利己的過ぎるよなぁ…

地球温暖化防止のためには、不況もまたよしって感じかなぁ…



スケールの大きな話が延々と続きましたが、「まるで他人事」という感じがしたので、

「温暖化防止のために今してること、何かある?」

と話を振ってみたら、場がシーンとなってしまいました。

マズいなぁ、と思ったのも束の間。
今度はそれまで黙っていた女性たちが話し出したのでした。



エコバッグ買ってみたけど、今はもう使ってないねぇ…

携帯性がないとねぇ。ついでに買い物しようという時に持ってなかったりするから…

レジ袋を小さく畳んで財布の中に入れて携帯しているよ…

違うスーパーの袋に詰めるのはちょっとねぇ…

私、平気でやってるよ…



男は言うことデカいがやること小さい(もしくは無い)。

女は言うこと小さいがやること確実。

男は有言不実行、女は不言実行。

そんな感じですね、この会話に限ったことかもしれませんが。

行動力が命のビジネスマンとしては、女性に軍配ありですね。

しかし人の上に立つ人間としては、壮大なビジョンを示すことも重要な役割です。

人は出世するほど言うことが大きくなるもの。

ならば行動力もそれに合わせて磨きをかけて行かないと、大ボラ吹きになってしまいます。

今年も今まで以上に行動力に磨きをかけて行こう!

2009年仕事始めの誓いでした。