福岡からの手紙 -32ページ目

屋台の文化

東京からの客人に連れられて屋台のバーに行ってきました。

福岡に屋台は多いですが、バーテンダーがいてカクテルを出すのはここだけ。

雑誌やテレビでも紹介されて知っていましたが、会社から歩いて20分という微妙な距離が足を遠ざけていました。

行ってみたら、屋台の中はお客さんでギッシリ。少しずつ詰めてもらって、私たちの席を確保しました。



屋台はいいですね。

マスターを中心にお客さんが肩を寄せ合って座っていると、一体感が出てきます。

この雰囲気の中でお酒を飲んでいると、知らない客同士が打ち解け合うのも時間の問題…

特にこの日は福岡に帰省した人がいたりして、
「やっぱり博多はいいなぁ」「だったら帰って来いよ。待ってるぜ!」
という感じで盛り上がったのでした。



福岡の屋台はあまりにも有名で、重要な観光資源となっています。

しかし、屋台は衛生上の問題などもあって、一代限り。営業権の承継、譲渡が認められていません。

減ることはあっても増えることがないのが、福岡の屋台なのです。

お互いに席を譲り合ったり、知らない客同士が気軽に話しかける屋台の文化は、いつまでも大切にしたいものです。

お笑い芸人の心

先日、エンタの神様を久しぶりに見ました。

年末の特番で、通常よりも長い2時間番組でした。

この前見たときに比べると、登場するお笑い芸人が随分と入れ替わっていました。

桜塚やっくん(スケバン恐子)の紙芝居を楽しみにしていたのですが、彼(彼女)の姿はありませんでした。

もはや、過去の人になってしまったのでしょうか?

それとも次のステージへと飛躍して行ったのでしょうか?



お笑いの世界も厳しいですね。

次から次へと新しい人が入ってくるから、新鮮味が薄れるとすぐに淘汰されてしまうのでしょう。

淘汰されてしまうのは、彼らが芸人として底が浅いからとも言えるでしょう。

彼らもエンタテイナーとしてそれなりに努力はしていると思いますが、宝塚歌劇団とかに比べると、どこか安易で軽薄な感じがしてしまいます。

厳しい品質のチェックを受けた高級ブランド品と消耗品の違いと言っていいかもしれません。



ただ、消耗品である彼らにも、「人を笑わせることが自分の喜びである」という気持ちがあると思います。

人を幸せにすることで自分も幸せになれる。その心を彼らは持ち合わせていると思うのです。

そんな若い人たちが次から次へと出てくるのが、エンタの神様という番組です。

この番組を見ていると、人を幸せにしたいと思っている人たちがこんなにいるんだ!と明るい気持ちになってきます。



ビジネスマンにとって最も大切なのは、「人を幸せにすることで自分も幸せなる」という心です。

いくら頭脳明晰でも、この心がない人は、人から信頼されなかったり、不祥事を起こしたりして、長続きしないものです。

ホリエモン然り、村上ファンド然り…

長い目で見れば、この心を持っている人が一番強いと思います。

そしてこの心は、お笑い芸人が持ち合わせているものと全く同じなのです。

商売繁盛の大阪でお笑い文化が栄えたのは、決して偶然ではないと思います。



かつてこの番組に出てテレビの世界から消えていった人たちも、
お笑い芸人の心はずっと持ち続けて欲しいですね。

そうすれば、別の世界に行ったとしても、きっとうまくやって行けると思います。

私もビジネスマンとして、お笑い芸人の心を持っていたいと思います。

ハッピーフライト

ずっと気になっていた映画を見てきました。

ハッピーフライト

出張で飛行機に乗ることが多く、最近では飛行機マニアになりつつある私は、何としてもこの映画が見たかったのです。

期待通り、マニアの心を満足させる内容でした。

空港は実にいろんな人が働いているんだなぁと改めて思いました。

マニアでなくても、空港へ社会科見学に来た気分で楽しめる映画だと思います。

所々に笑いも散りばめられていて、見ている者を退屈させません。



しかし、

一番感動的だったのは、普段はセクショナリズムが横行している職場が、緊急事態の発生で全員が一丸となっていくところでした。

全員が心を一つにして仕事に取り組んでいる様子は、部下を持つ人間であれば誰もがうらやむ状況でしょう。

これを演出することこそ、上司の役割だと思うのですが、現実はなかなか難しいものです。

うまく演出できた時は快感ですが…




ピンチのあとにチャンスあり、という言葉があります。

ピンチに直面し、全員の心が一つになった組織は最強です。

そして最強の組織にこそ、チャンスは訪れるのだと思います。



今、私たちは百年に一度と言われる不況に直面しています。

このピンチを前に、どれだけ心を一つにできるのかが問われているのだと思います。

心を一つにできた家族、心を一つにできた企業、心を一つにできた国にこそ、チャンスが訪れるのです。

全てのリーダーの力量が試されているのだと思います。


来年も頑張るぞ!


そんな気分にさせてくれた映画でした。