東京に戻ったら、絶対行きたいと思っていたらぁ麺はやし田さん。
いつも長蛇の列だったので、開店直後に行ってみました。
しかし、すでに一順目のお客さんが入店された後で、
私は二順目の先頭でした。
待っている間に看板を撮影。
何度この看板を見つつ、混んでいるからダメだわと素通りしたことか。
義父がまだ元気で帰省していた頃は、義母の用事があったり、
家を空ける時間が長いと義母が怒るため、
急いで帰らないといけなかったので、
時間が掛かることは避けていました。
義父の危篤も知らせてもらえず、
遺産相続では実子の夫を相続人からはじき出すなど、
後にひどい仕打ちを受けるとも知らずに、
義母によく尽くしていたものよ…と、今更ながら思います。
入口脇のお品書き。
のどぐろそばに目が釘付け。
店内に案内される前に、食券を買うように促されました。
店員さんに許可を取って、券売機もパチリ。
右側にメニュー写真があるのは嬉しいですね。
券売機だけだと、判断できない時もあるんですよね。
ほどなくカウンター席へ案内されました。
カウンターの下には、はやし田さんの拘りが貼ってありました。
カウンターの上には箸入れだけ。
調味料などは置いてありませんでした。
カウンターの上に積まれたグラスから一つ取り、
回転ずしのお茶が出るような蛇口からお水を注ぎました。
拘りを読みつつ、お冷を頂いたら、冷たくなくてびっくり！
お冷は常温でした。
のどぐろそばも気になりましたが、醤油らぁ麺にしました。
トッピングなしの基本の一杯です。
店員さんがカウンターの上に出して下さった時、
「熱いのでお気をつけください」と言って下さいました。
よく言われるセリフなので「はい」と言いつつ気軽にどんぶりを触ったら
熱っ！！
異様に熱くてびっくりしました。
鶏油の輪が沢山できている澄んだスープ。
鴨と大山鶏の丸鶏で取っているというスープは、
とても良い香りがします。
堪らずひと口…熱っ！！
熱い～！！
煮えたぎっているんじゃないかというくらいの熱さ
軽く舌を火傷したので、次は気を付けて一口。
なに、このスープ！？
鴨を使ったスープって、下手な出汁の取り方をすると、
臭みが出て、味もしつこくなると思うのですが、
上品な甘みすら感じる鴨の旨味の出汁と
大山鶏のすっきりしつつも力強い濃厚な出汁が合わさって、
今まで味わったことがないスープでした。
何より、口に残る後味が、バターのような風味。
旨味もあるので、バターソテーしたキノコの出汁のような感じかな。
こんな複雑で、味の変化も楽しめるスープは初めて出会いました。
麺はストレートの細麺。
御覧頂くと分かる通り、全粒粉が入っているようです。
低加水麺かな？
あまりモチッとしすぎず、プツッとした歯ごたえのある麺で、
複雑かつ素晴らしいハーモニーの美味しいスープにぴったりでした。
チューシューは２種類。
こちらは低温調理の豚肩ロースのチャーシュー。
とても柔らかく、肉々しい１枚でした。
もう１枚は鶏むね肉のチャーシュー。
こちらも低温調理されているそうで、しっとり柔らかな１枚でした。
ほかに具は長い穂先メンマと青ネギ。
穂先メンマもシャキシャキで美味しかったです。
そしてやはり驚くのはこのスープ。
食べ終わる頃になっても熱々で、下から鶏油が浮かんできて、
表面でパチンと弾けるのです。
まるで下から煮立たせているかのよう。
最後まで熱々で、冷めやらぬスープでしたが、
口に入れた時、飲み込んだ時、口に残る後味がどれも良くて、
ふぅーふぅーしながら飲み切ってしまいました。
そして、これだけスープが熱いから、
お冷はわざと常温にしているんだと悟りました。
お店の気遣いだったのですね。
らぁ麺はやし田さん。
いい意味で予想を裏切られる名店でした。
今回のおでかけ
★らぁ麺はやし田 新宿本店
住所：東京都新宿区新宿３－３１－５
新宿ペガサス館１０２
電話：０３－６３８０－００４７
営業時間：１１：００～２２：００（スープ切れ早仕舞いあり）
定休日：無休
駐車場：なし
公式ウェブサイト：らぁ麺はやし田
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