今回も銘菓ひよ子のパチモン土産です。
三陸のかもめ。
パッケージはこんな感じ。
中身の見える見本をチェック。
ひよこの形の皮の中に黄味あんが入っているようです。
これはもろに銘菓ひよ子です。
本物はこちら。
パチモン土産に言える共通点は、本物に比べ値段が異常に安い点。
ひよ子は14個入りで1,620円(税込)で、1つ約116円。
三陸のかもめは12個入りで756円(税込)で、1つ約63円。
この値段に釣られて買う人も多いのでしょうか?
さて、恒例の裏面もチェック。
これもまたパチモン土産に共通して言えますが、販売者のみの記載。
または会社名は一切書かず、フリーダイヤルだけの場合もあります。
この商品の販売者は岩手物産です。
少し前に紹介した萩の月のパチモン土産の「盛岡さんさ月路のしらべ」
を販売していた会社です。
パモモン土産を販売している会社は各一様に胡散臭くて、
公式サイトに、お土産の企画・販売などと書いてある会社ばかりです。
また扱っている商品一覧にはパチモン土産を載せていないのです。
参考までに岩手物産のサイトはこちらです→岩手物産
さて、販売者はともかく、メーカーはどこなのかJANコードで検索。
三陸のかもめのJANコードは「4953372522013」。
石川県の幸栄堂でした。
これは!!
上でチラッと触れた
パチモン土産の「盛岡さんさ月路のしらべ」のメーカーです。
そして今月初めに紹介したやはりパチモン土産の「ひなの巣立ち」
と同じメーカーでした。
「ひなの巣立ち」は「旅ひといろ」という
詰め合わせのタイプのお土産に入っていました。
ラインがあるからまとめて作って詰め合わせにしているのでしょう。
これは他の地域では別の名前で販売している可能性が高いな。
そして岩手物産は幸栄堂とタッグを組んで
地域のお土産を“企画”しているらしいと、朧気ながら見えてきました。
岩手物産は、“企画”=“パクり”なのでしょうね
各地のお土産を販売している販売者のうち、
パチモンを作っているメーカーと組んでいる会社がある
という図式が見えますね。
各地にこういうパチモン土産が氾濫している理由は、
この図式が出来上がっているからなのでしょう。
ただ、これが出来上がっているということは買う人がいるからです。
お客側がパチモンを買わなければビジネスとして成り立たないので、
あちこちに有名銘菓のパチモンが氾濫しないはず。
買う側にも責任があるのではないかと思いました。
最後に、
かなり前に紹介した「かもかも恋詩」のメーカーも調べてみました。
残念ながらJANコードの写真は残していなかったのですが、
フリーダイヤルの「0120-020-622」だけ写真に残していました。
これを検索すると、石川県加賀市の加賀鶴本舗と判明。
石川県のパチモンメーカーは
「盛岡さんさ月路のしらべ」と「三陸のかもめ」の幸栄堂、
「日光の月」のフジセイカに続き、
今回調べた「かもかも恋詩」の加賀鶴本舗と3つが判明。
この3つのメーカーは全て加賀市にあるんですよね。
何故加賀市にパチモンメーカーが集中しているのかしら?
探偵ナイトスクープにでも聞いてみようかな
こちらもどうぞ