遠野紀行・遠野伝承園 その1 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

カッパ淵から駐車場方向へ戻り、遠野伝承園へ。

昔の遠野地方の農家の生活を見ることができる施設です。

 

 

入口には大きな木彫りの河童。

安全太郎という名前で賽銭箱が置いてありました。

 

行った当時、この場所が大人気だと売店の人が仰っていました。

 

由緒正しい像なのか、それとも御利益があるのかと思い伺ってみると、

 

ポケモンGo!のポケストップで、珍しいポケモンが出るのだとか…モンスターボール

 

今はもうプレイしている人を見かけませんが、

 

2年前の秋はポケモンGo!ブーム全盛期。

 

河童の里へ来ても、

 

河童よりもポケモンに夢中の人が多かったようです汗

 

売店の方も複雑な表情で教えてくださいました。

 

 

伝承園の入口も雰囲気がありました。

嘉永3年(1850年)ごろに建てられた乗込馬屋を移築したものです。

 

 

入った左手には大量の河童!

目とお皿がついた河童の麦わら帽子です。

 

自由に被って記念撮影して良いそうです。

 

 

乗込馬屋の中は売店になっていました。

許可を頂いて一枚パチリ。

 

物置や作業場として使われていたほか、

 

門や玄関の役割もあったそうです。

 

帰りがけにもお土産を買いに寄ったのですが、

 

お話を聞かせて頂いたり桑の葉のお茶まで頂いてしまいましたお茶

 

 

園内に入ってすぐ右手にあったのは幾何学模様が刻まれた蔵でした。

これは伝統的なものなのかしら?

 

 

気になったのでまず見学。

民俗学者で遠野物語の話者の佐々木喜善記念館でした。

 

 

中には貴重な資料などが展示されていました。

遠野物語と言えば柳田國男ですが、

 

元々は佐々木喜善から聞いた話をまとめたものです。

 

日本のグリムと呼ばれる佐々木喜善の生涯を

 

知ることができた記念館でした。

 

 

園内は、平成の世だということを忘れるようなのどかな風景。

遠野物語の世界は、こんな感じでしょうか。

 

 

板倉と書かれた建物へ行ってみました。

茅葺屋根から温かみを感じます。

 

 

板倉とは名前の通り、土壁を塗らずに作られた建物で

 

納屋や倉として使われていたのだそうです。

中は畳敷の和室になっていました。

 

座布団があちこちに置いてあったので、

 

休憩や体験教室などに使われているのでしょうか。

 

誰もいないし、説明もないのでよく分かりません。

 

 

殺風景な板倉の中で、華やかなつるし雛が目を惹きました。

壁には布で作られた朝顔もありました。

 

つるし雛の発祥とされる地域は山形県酒田市の傘福(かさぼこ)、

 

静岡県の稲取地区の雛のつるし飾り、

 

福岡県柳川市のさげもんの3カ所なので、

 

このつるし雛は最近作られたものでしょうか?

 

 

よく見ると、お魚の形のお雛様がたくさん吊るされていました。

吊るし雛で鯛はめでたさを表し、

 

金魚は金運や子孫繁栄などを表すと聞きましたし、

 

赤は魔除けなのだそうですから、

 

そういう願いが多く込められたものなのかもしれません。

 

 

板倉から外へ出て、湯殿を見学。

ドアがありませんが、これは元々ないのでしょうか。

 

冬は寒そう…雪

 

 

中に置かれていたのは鉄砲風呂でした。

毎日ではなく、週に2~3回の入浴だったそうです。

 

 

水車小屋もありました。

細い堀にはちゃんと水がありましたが、水車は回っていませんでした。

 

 

中は当時の道具がそのまま。

これで穀物を突いていたのですね。

 

次はいよいよ国指定の重要文化財の菊池家曲り家です。

 

長くなったので、そちらはまた明日ウィンク

 

 

 

今回のおでかけ

★遠野伝承園

  住所:岩手県遠野市土淵町土淵6地割5-1

  電話:0198-62-8655

  開園時間:9:00~17:00

  休園日:年中無休

  入園料:大人 320円、小・中・高校生 220円

  駐車場:普通車 100台、大型車 8台(無料)

  公式ウェブサイト:遠野伝承園

 

 

 

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