遠野紀行・常堅寺 | ゆるゆるな毎日

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水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

めがね橋と道の駅みやもりを後にし、向かったのはかっぱ淵。

 

かっぱ淵は常堅寺の境内から行くと聞いたので、

 

常堅寺から少し離れた場所にある伝承園の駐車場へ車を駐車。

 

道路を渡った場所に案内板がありました。

左奥に見えている建物の部分が駐車場です。

 

 

新奥の細道と書かれた看板がありました。

かっぱ淵やデンデラ野など、遠野の見所を歩いて巡るコースです。

 

暖かい時期だったら田園風景の中をのんびり歩くのも楽しそうです。

 

しかしこの日は残念ながら雪がちらついてきました。

 

確か初雪だったと思います。

 

 

案内板の下には注意書きもありました。

2年前の台風10号は

 

岩手県の各地にも様々な被害をもたらしましたが、

 

かっぱ淵も被害に遭ったようです。

 

 

案内板を先へ進むと、右手にこんな看板も出てきました。

ビールの原料のホップの畑でした。

 

毎年、東北限定で

 

遠野産のホップを使ったキリン一番搾りが発売されますが、

 

この辺りのホップ畑で栽培されているようです。

 

 

遠野はホップの栽培面積が日本一だと聞いていましたが、

 

直ぐ見ることができるとは思いませんでした。

時期的に畑には支柱しかなかったので、

 

今度はホップが生えている所を見てみたいです。

 

 

ホップ畑の先に常堅寺がありました。

常堅寺は延徳2年(1490年)に

 

大聞秀宗膳師によって開山されたのだそうです。

 

 

境内に入ると、仏足石がありました。

こちらはまだ綺麗なので比較的新しいものでしょうか。

 

 

山門のすぐ内側にあった鐘楼。

袴腰付の風情ある鐘楼でした。

 

 

境内の左手には十王堂がありました。

その前には一対の狛犬が鎮座していました。

 

 

かっぱこま犬と呼ばれている狛犬です。

この位置から見ると普通の狛犬ですが…。

 

 

上から見ると…。

頭に穴が開いているのです。

 

かっぱのお皿ということなのかもしれません。

 

しかし、この中にお賽銭をいれるのはどうだろう…汗

 

珍しいかっぱこま犬が置かれている理由は、

 

昔、常堅寺が家事になった時、

 

隣接しているかっぱ淵のかっぱが火を消して

 

狛犬になったという言い伝えがあるからだそうです。

 

 

かっぱに関する石碑もありました。

「遠野なる 河童の皿は 氷かな  欣一」と刻まれています。

 

富山出身の俳人・沢木欣一さんの句でした。

 

 

こちらが本堂。

華美な装飾もなく、静寂な中に佇む姿に心が和みます。

 

 

お参りを済ませ、さて河童淵へ。

辺りを見回すと、本堂の横に看板がありました。

 

 

カッパ淵の文字とかっぱの足跡のようなものが書かれています。

カッパ淵へは本堂から延びる渡り廊下の下をくぐって行くようです。

 

水が少なくなっているという注意書きがありましたが、

 

かっぱはいるかしら?

 

 

 

今回のおでかけ

★常堅寺

  住所:岩手県遠野市土淵町土淵7-50

  電話:0198-62-3322

  駐車場:あり(無料・伝承館の駐車場を利用)

 

 

 

本こちらもどうぞ本

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