遠野紀行・カッパ淵 | ゆるゆるな毎日

ゆるゆるな毎日

水曜どうでしょうやマンホール、キリスト看板などの趣味に走りすぎた日々を綴っています。

道案内通りに常堅寺の境内を抜けると、橋が見えてきました。

細い小川に架かっている木製の小さな橋です。

 

 

「かっぱぶちばし」と書かれていました。

この橋を渡るとかっぱ淵です。

 

 

橋の袂には木製の大きな河童がいました。

素朴な感じで表情に愛嬌があります。

 

 

橋を渡った法面に句碑がありました。

「河童渕 秋色秋声 流しをり」と刻まれていました。

 

どなたの句でしょうか。

 

俳号も刻まれていたのですが、読み取れませんでした。

 

 

こちらがカッパ淵です。

注意書きに遭った通り水が少ないため、

 

写真やテレビで見たかっぱ淵とは趣きが違いました。

 

 

少し引きで撮ってみました。

川底が見えているのが分かるでしょうか。

 

水量が少ないというよりも、流れのある水たまりという感じ。

 

もしも河童が川の中にいたら、体全体が見えているはず。

 

発見も楽々ですカッパ

 

 

少し川下まで行ってみました。

小川は護岸工事がされておらず、

 

自然のまま曲がりくねって流れています。

 

遠野物語の中に入ったような風景に、

 

この道を通る馬を川の中へ引きずり込もうと、

 

小川から河童が現れそうな気がしました。

 

 

川辺には看板がありました。

「この先にカッパさんはいないようです」

 

この先は立ち入らないでということなのでしょう。

 

カッパ淵に引き返して見学をすることにしました。

 

 

カッパ淵のほとりには小さなお堂がありました。

その横には河童の人形が鎮座。

 

 

陶器の人形のようで、手に茶色の壺を持っています。

両腕と足元にキュウリがお供えしてありました。

 

 

陶器の河童はもう一体。

こちらはママの河童のようで授乳中。

 

小さな赤ちゃん河童を抱えているのが分かるでしょうか。

 

授乳しているということは、河童は哺乳類なのでしょうか。

 

 

お堂です。

お供え物などをアップで撮るのは…と思い、ちょっと引きでパチリ。

 

中には河童のぬいぐるみや人形などと共に、

 

乳房を象った布製のぬいぐるみが入った箱が置かれていました。

 

 

何故そんなものが?と思って案内板を拝見。

「洞の中には乳首の縫いぐるみが奉納されおり、

 

乳の信仰に転化している興味深い民族がある」と書いてあるだけ。

 

さっぱり分からないよぉ、遠野市さん&遠野市観光協会さ~ん!

 

 

乳信仰についてはさっぱでしたが、とっても分かりやすいものがこれ。

河童を釣る釣り竿が置いてありました。

 

 

ただし、河童釣りをするためには河童捕獲許可証が必要なようです。

無許可で捕獲してはダメなんですね。

 

 

黒板には手書きでこんな注意書きも。

「カッパさんに引き込まれないように 特に美男美女の方注意」

 

わわっ、大変!

 

カッパ淵へ行かれる美男美女の方は要注意ですよ。

 

 

2つの注意書きはよく分かりましたが、これはどうだろう…。

釣り竿のエサがキュウリではなくピーマン…。

 

これでは河童が食いつかないのでは?

 

 

水量が少なくてちょっと残念だったかっぱ淵。

でも遊び心が溢れる面白いスポットでした。

 

 

ちなみにこれは2年前に台風被害に遭った後のかっぱ淵の様子です。

 

現在は元通りのカッパ淵に復旧していると思います。

 

 

 

今回のおでかけ

★カッパ淵

  住所:岩手県遠野市土淵町土淵

  電話:0198-62-1333(遠野市観光協会)

  見学時間:24時間

  見学料:無料

  駐車場:あり(無料・伝承館の駐車場を利用)

  ウェブサイト:カッパ淵(遠野市観光協会)

 

 

本こちらもどうぞ本

  遠野紀行・めがね橋

  遠野紀行・常堅寺

  遠野紀行・遠野伝承園 その1

  遠野紀行・遠野伝承園 その2

  遠野紀行・山口デンデラ野

  遠野紀行・河童捕獲大作戦