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頚髄損傷.comのブログ

頚髄損傷、脊髄損傷の方々やご家族さん、ご友人が役に立つ情報をお伝えします。

浣腸はどの姿勢で行うかご存知ですか?




看護師さんに聞くと、左側臥位で行い、座位や立位では行わないと回答するはずです。





これは腸管を傷つける可能性があるからです。





脊髄損傷者で肛門の感覚がないと、なおさら損傷リスクは高まりますよね。





さあ、本当ですか??





私は看護師さんと争うつもりはありません。





ただ、リスクがあるからといって、座位で浣腸を行うと失便がなく排便自立となる可能性があるとしたらどうなのでしょうか?





最近の風潮なのですが、リスクがあるということで、すぐに避けるようになってきています。





責任を問われる時代であり、組織も保守的になっているので仕方ないのかもしれません。





ただ、それで当事者の自立の機会が奪われるデメリットはどう考えるのでしょうか?





リスクは当事者が理解したのなら、リスクヘッジしながら、自立へと向かうのが本来の方向なのではないでしょうか?




事なかれ主義がまん延して、チャレンジすると管理者から目をつけられて責められる。




そんな時代なのでしょうか?

この話題も以前に記載したのですが、間違った情報を伝えていることが多いので、再度、記載いたします。





気の利いた無知な医療従事者に良くあるのですが、40歳以上の脊髄損傷を介護保険を利用できるようにしてしまうことがあります。




介護保険の第2号保険者といって、40歳から64歳でも特定疾患となる場合は介護保険が利用できます。





良くあるのが、脊柱管狭窄症の疾患があるとして、65歳未満でも介護保険としてしまうのです。





さて、何が問題になるか分かりますか?





介護保険は制度が整っていて良いのではないか?





一般的にはそのように考えてしまいますよね。





そんなことはありません。





総合支援法も十分に制度が整っています。





沢山の違いがあるのですが、脊髄損傷の方の違いは大きくは2つ。





①費用負担


ほとんどの人が介護保険は費用負担あり、総合支援法は実費負担なし(前年度の所得が多いと翌年にはかかります)。




②介護サービス量




介護保険は介護サービス量が限度額といって使えるお金の総量規制があります。




一方で、総合支援法は自治体によって大きく変わるのですが、大きな自治体では計画作成を行う相談支援事業所がしっかりと対応してくれさえすれば、必要な介護サービスを受けることができる。




1か月に数百時間ということもあります。




一概に介護保険が悪い、総合支援が良いというようなわけではないのですが、制度について十分な理解がない医療従事者が介護保険を進めてきたら注意しなければなりません。





しびれや痛みについて最近、感じることがあります。





これは超個人的な意見であり、客観性に欠ける可能性がありますので、これをご理解してもらいながら寛大な心でお読み頂ければ嬉しく思います。





脊髄損傷によるしびれや痛みは一般的には神経因性です。





ただ、半年以上の慢性期となった場合、薬の効果は部分的ではないでしょうか?





そうすると本当に脊髄性の神経因性疼痛なのかと考えてしまうのです。





では何の原因があるのか?




同一姿勢や筋緊張の亢進による不動や寡動により阻血や末梢神経の圧迫が生じて、神経への影響があるのではないか?




リラクセーションなど徒手的治療によって、痛みやしびれが軽減するケースは血流の増加や神経の圧迫が軽減した結果なのではないのか?




超個人的な考えであり、ド素人の短絡的発想で、戯言です。




神経の圧迫が継続していると神経が損傷し、しびれが残りますよね。




末梢神経のニューラアプラキシアに近い?