頸髄損傷の当事者の方はお1人で買い物はしますでしょうか?
商品を手に取れないから買い物できない。
移動が不安だから買い物はできない。
麻痺のレベルが重度であればあるほど、上記のようなコメントが増えるとは思います。
逆に、1人で買い物をするとするならばどうすればできるか?
こんなことを常々、利用者さんと考えていたら、実現の一歩手前まできました。
まず、部屋からの送り出しはヘルパーが行います。
自宅の近隣に数時間に1本、ノンステップバスがあり、そこまで1人で行きます。
(その支援はリハ職や業者さんが電動車いすのセッティングと操作練習等々を行っています)
スーパーまでは電動車いすで15分弱のため、1人で行くことも可能なように練習をしています。
もちろん、緊急のことがあっても対応できるように、電話での連絡手段も確保しています。
問題のスーパーでの買い物は・・
5と10のつく日や火・土・日曜日以外(どこのスーパーか予想はできますね)なら、30分以内を条件で買い物を無料で付き添ってくれると言ってくれました。
スーパーの合理的配慮に感服したので、店長へお礼にでも行こうかな。
重度の障がいがあっても、自立と自律をテーマにしていると、道は広がっていくものですね。
C4の完全四肢麻痺者という重度の障がいをもっていても、自立・自律できるということを証明してくれているわたしたちのご利用者のお2人に脱帽です。
きっと、ベッドでの受け身の生活を余儀なくされている方の希望になりますね。
ご利用者さんのインスタです。
http://instagram.com/kouta241