セラピストとして、とても難しいテーマを記載してしまいました。
思い切って書きます。
私の答えは単純で、「立ちたい人は立てばいい」です。
セラピストや医師は実用的になるか、生活において立つリハビリが何か役に立つのかという視点が強いです。
私は少し違います。
脊髄損傷の方は、そんなことは理解していても、立ちたいのです。本能なのか、感情なのかは、私は当事者ではないので、真意は分かりません。
中には立つことに一切興味を示さな方もいらっしゃいます。
それも自由です。
リハビリは自立するしないということではなく、本人がどうしたいのかが最上位にあるべきです。
その人の人生はその人が選択するものと、わたしは考えます。
ただ、これには前提条件があります。
適切に情報提供がされたのかどうかということです。
なかには、医学的情報が不十分な誰かから「歩ける」と言われて、また、「いつか歩けるかもしれない」と言われて、それを信じて立つこと、歩くことを続ける人もいるからです。
医療保険は莫大な税金がかかっているのに、実用化しないことにリハビリ医療の時間を使うのは無駄であるという方もいらっしゃるでしょう。
つまり自費でやれと。
色々な意見があるテーマだと思います。
私は人が生きていくというのは、実用化するしないというレベルで話を進めるべきこととは思わないです。
「自分がやりたい」って思うことにチャレンジできる。
チャレンジを手伝ってくれる熱心で専門的なスタッフがいる。
そうすると、その人の人生は豊かになり、もしかしたら立てないかもしれないのですが、前向きに何かにチャレンジして、誰かの人生も豊かにしたり、社会を変える前向きな行動につながるのではと私は思っています。
やりたいことが、やれるって、最高にいいですよね。
ただ、きっと大変で苦労が多いのですが・・・
私はどうしてもやりたいこと、たった1つのことをするために、それ以外のやりたいことを諦めて、苦労の連続です(笑)