☆ 「三輪山」辺津磐座 (無名)



大和国城上郡
奈良県桜井市大字三輪
(アクセスは下部写真に記載)
(大神神社P利用)


*写真は2015~2016年頃に撮影したものと思います。2024年4月に訪れた時は、倒木により進入禁止となっていました。



「三輪山」西側山裾に点在するという、「辺津磐座」の一つと思われる巨石。山ノ神遺跡(現在、記事改定作業中、リンクには飛びません。本日20時02分にUP予定)からすぐ、20~30mほど登った所、一連の磐座群かもしれません。

ただし写真を確認したところ、「斑糲岩(はんれいがん)」ではなさそうに思われます。

「三輪山」の磐座類研究の第一人者である樋口清之氏は、大神神社夫婦石磐座神社の岩質は「斑糲岩」。これは「三輪山」が生成される際に残ったという硬質の花崗岩の中に存在したというもの。

この2社の磐座類が「斑糲岩」であることから、「奥津磐座」「中津磐座」「辺津磐座」のいずれも「斑糲岩」であろうと推測しています。


翻って、もし異なる岩質であるのならば、敢えて他所から運んで来て据えたものとも考えられます。


再拝が可能であるならば、再確認したいと思います。なお写真では計2体の巨石ですが、不確かな記憶ながら他にも数体あったかと思います。



狭井坐大神荒魂神社の一の鳥居を潜らず、北側の細い山道を狭井坐大神荒魂神社に沿って100m近く登ります。


ほどなく現れる辰五郎大明神への分岐を通り過ぎ、山ノ神遺跡へ向かいます。

こちらが山ノ神遺跡。さらに20~30m登った所にあります。2024年4月に訪れた時は、倒木によりここから先は進入不可でした。





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