☆ 飛鳥宮跡 (エビノコ郭跡)
大和国高市郡
奈良県高市郡明日香村岡
(「岡地区児童公園」内、Googlemapは間違えた場所に表記されています)
(P無し、前面道路停め置き不可)
「飛鳥宮跡」の一部分。宮跡全体の詳細はそちらの記事にて。
こちらは「内郭」の外側、南東部に位置する「エビノコ郭」について。
天武天皇の御世、「飛鳥浄御原宮」の主要建造物として設けられました。
橿原考古学研究所附属博物館は公式サイトにおいて、以下のように示しています。
━━エビノコ郭は一本柱塀で囲まれた一郭で、西辺に内郭南門と同規模の門が開く。この門を入った正面には飛鳥宮跡で最大級の正殿が建つ。内郭は天皇が日常生活を送る内裏を含む一郭であり、エビノコ郭は天武朝に造られた「大極殿(だいごくでん)」とみなす見解が多い━━
天武天皇十年(681年)三月の条。
「日本書紀」編纂の直接の出発点ではないかとされる記述があります。
━━天皇は側近を集め「大極殿」にて詔した。彼らに命じて「帝紀」及び「上古諸事」を記し定めさせた━━
この「大極殿」というのが「エビノコ郭」であろうとされます。
(→ 「真の持統天皇」顕彰 第15回目の記事)