名木神社
(なきじんじゃ)


丹後国丹波郡
京都府京丹後市峰山町内記134
(社前道路に寄せて停め置きました)

■延喜式神名帳
名木神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
豊宇賀能命


「竹野川」中流域の東側の田園地、峰山町「内記(ないき)」の丘陵に鎮座する社。
◎当地は「丹後国風土記」逸文に記される「哭木(なき)」の比定地。
━━「比治の真名井」に降りたち水浴していた八人の天女。うち一人の羽衣が和奈佐夫婦に隠され帰られなくなり、娘として10余年過ごします。ところが追放され、「荒汐」(荒塩神社の周辺か、或いは峰山町「荒山」とも)に移り、さらに「哭木」に移り、最後に「奈具」(弥栄町の奈具神社か)へと━━(詳細は → 「京丹後の二つの羽衣伝説」記事にて)
この「哭木」というのは「槻の木に據りて哭きき 故に哭木の村と云ふ」とあります。後に「哭木」から好字の「名木」へ変えたとのこと。また村名には「内記」が宛てられています。
◎ご祭神の豊宇賀能命(天女)は天酒大明神とも称され、豊受大神のこと。多久神社矢田神社橃枳神社奈具神社深田部神社といったところが軒並み祀っているとみられます。











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