狭間神社 (大阪狭山市池尻中)


河内国丹比郡
大阪府大阪狭山市池尻中
(「ローソン大阪狭山池尻二丁目店」から北へ、信号を越え一つ目の辻を西へ、計徒歩10分ほど)
(P無し)

■祭神
(不明)


記紀に記され日本最古の溜め池とされる「狭山池」、その北側の集落内に鎮座する社。住宅密集地内に佇んでいます。
◎「狭山池」とは紀の崇神天皇六十二年の条に、河内の狭山に池溝を造るよう命じたとある池。また一方で記には垂仁天皇の后妃と子女を一通り記した後、皇子の一人である印色入日子命が「血沼池」又「狭山池」を作るとあります。記紀で相違はあるものの、およそこの頃に築造された、日本最古の溜め池。
当地はその「池の尻」の集落。かつては「池尻村」と称されていました。
◎当社の創建年代は不詳。かつては牛頭天王を祀る社であり、明治に祭神替えがなされて素盞嗚尊が祀られているものと考えられています。配祀として稲田姫命、大山祇命が祀られているとする資料もあるとか。
明治晩年には合祀令により狭山神社に合祀されるも、戦後に復社。狭山神社境内に鎮座する狭山戎神社は当社に勧請されたもので、合祀された際にそのまま遷座されたようです。


かつては広大な社地を有したそうですが、現在はコンパクトなお社となっています。

悪霊(疫病)退散の祈りを捧げる社だったのでしょうか。

文化二年銘の石灯籠。