九頭龍神社 (和歌山市三葛)


紀伊国名草郡
和歌山市三葛1006
(P無し、近隣は狭小道路で車の進入不可、アクセス等は高皇神社の記事参照)

■祭神
(不明)


名草戸畔が祭祀を行い、そして名草戸畔が鎮まっているのであろう、霊峰「名草山」の西側中腹に鎮座する社。隣にはかつてあったという金蔵院などという仏教施設があり、向かいには高皇神社が鎮まっています。
◎当社に関する資料は見当たらず創建由緒等は不明。祠の中には「九頭龍大明神」と「戸隠大明神」と書かれた提灯が下がります。おそらくはその仏教施設の境内に鎮まる社であり、また雨乞いを祈願する社であったかと思われます。
◎神武東征時におそらく当地で皇軍に従軍したとみられる大伴氏(久米氏、紀伊国造家と同族)。始祖として上げられる天石門別安国玉命(手力男神)が、九頭神として戸隠神社にて祀られます。当地近辺には「九頭」「国栖」系の社が多く鎮座しており、その一社に該当するのかもしれません。


こちらがご本殿。隣の建物が仏教施設。ここまでのアクセスは高皇神社の記事にて。


境内社

詳細は不明、稲荷社でしょうか。

ご本殿奥にはさらに境内社。