☆ 長寺遺跡
(おさでらいせき)



大和国添上郡
奈良県天理市櫟本町
(「Aコープ」より西側すぐ一帯)
(案内板は「櫟本町2061」の「櫟本公民館」前)



弥生時代からの複合遺跡。
埋没古墳も多数あるとか。

概要は案内板に詳しく書かれているので、そちらをもって割愛致します。

域内に含まれるのは楢神社高良神社など。

中でも特に古いのは楢神社。ところが東方500mより遷座されてきたということから、このような時代にはここに鎮座しておらず、また祭祀等も行われていなかったと思われます。
高良神社はその「長寺」という仏教施設の鎮守社であったとされます。

当地は和珥氏の拠点でしたが、氏神は北東1kmほどの和爾坐赤阪比古神社
ただしと和爾下神社(下治道天王)との間であることから、この辺りまで勢力を広げていたと思われます。

5~6世紀にこの辺りで権勢を奮ったとされるものの、その出自に関しては諸説あり定説は無し。この弥生時代の遺跡が一族のものなのかどうかまでは分かっていません。


*現在地 → 高良神社の参道前
*四角囲みの右上角の辺り → 楢神社



道路向かいに高良神社への参道があります。