☆ 二上山「屯鶴峯」
(ふたかみやま どんづるぼう)
大和国葛下郡
奈良県香芝市穴虫
(「奈良県道・大阪府道703号線 香芝太子線」沿いにP有、登山道も道路向かいから)
「二上山」の「雄峰」の北側斜面、
奈良県香芝市穴虫と大阪府南河内郡太子町との境からやや東側(奈良県香芝市側)に広がる
凝灰岩が広大に露出している地。
これほどまでに広大であると
史跡名勝となります。
「屯鶴峯」の名称は「鶴が屯(たむろ)しているように見える」からとか。他にも説があるようです。
この凝灰岩層が誕生した詳細は「二上山」慕情【「二上山」の誕生】の記事にて。
その中で記した「ドンズルボー類層」がこの地。千数百万年前の火山でできた地層が、後年の隆起などで露出したもの。
どれだけの広さがあるのでしょうね。
よく甲子園何個分とか言いますが、10個分くらいはあるのかな?もっとかな?
この凝灰岩は「二上山博物館」が言うところの「三つの石」の一つ。他はサヌカイトと金剛砂。
この三つはそれぞれ記事を上げようと考えています。
また同日に再び「二上山博物館」を訪れているので改定記事を上げます。
この凝灰岩を切り出し古墳石棺や石灯籠などに利用されました。現在でも重機が入りガリガリとやってます…。
奈良県指定天然記念物となっているので、切り出してもよい範囲は限られているのでしょうが。
下部にこれでもか!というくらい写真を載せておきます。あまり誰も行かない(切り出し工事業者が向かうルートに入りました)ところまでも行ったりもしたので…。