住吉神社 (葛城市新庄)


大和国葛下郡
奈良県葛城市新庄493
(境内に駐車可)

■祭神
上筒男命
中筒男命
底筒男命


古墳公園として整備される「屋敷山公園」の東方、かつて城下町として栄えた葛城市「新庄」に鎮座する社。通称は「八幡さん」。
◎創建由緒等については、関ヶ原の戦いで功を成した桑山一晴が、布施氏が築いた「新城(しんじょう)」に移封、氏神を勧請してきたとされています。「新城」は屋敷山古墳の周りに築かれたもの。桑山氏が入部し、当社より東側に城下町が形成されました。
◎当初は「弁之庄」の諸鍬神社として創建したことに始まります。慶長五年(1600年)のこと。
延宝八年(1680年)には飯豊天皇 埴口陵の墳頂へ遷座、元治元年(1864年)には埴口陵の修復に伴い、西宮神社の境内へ遷座。さらに明治二年には旧鎮座地へ復座するものの、明治十四年に現社地に「新庄村」の氏神として迎えられたとのこと。
◎通称は「八幡さん」。桑山氏が勧請してきたのは八幡神だったのであろうと思われます。どの時点で住吉神に祭神替えがなされたのでしょうか。