八王子神社 (東吉野村萩原)


大和国吉野郡
奈良県吉野郡東吉野村大字萩原89
(駐車は下部写真参照)
(コンパクトカーまでが精一杯かと思います、運転上級者でないと苦労すると思います)

■祭神


神武天皇が即位四年に皇祖天神を祀ったという、「鳥見山霊畤」の候補地の一つに建つ社。東吉野村の深い山中にあり、標高は560mほど。
◎「鳥見山霊畤」については古来より宇陀市の「鳥見山」(→ 鳥見神社の記事参照)と、桜井市の「鳥見山」(→ 等彌神社の記事参照)との間で、古来より議論が交わされて来ました(ごく一部に奈良市の登彌神社周辺とする説もあります)
◎ところがほとんど話題にされない伝承地が存在し、それが当地のこと。紀に見える「上小野榛原(かみつおのはりはら)」の方がこちら。南方へ尾根を下ったところが神武東征ゆかりの丹生川上神社 中社。「下小野榛原(しもつおのはりはら)」は「鳥見霊畤」伝承地。
◎創建由緒等については不明。神武天皇が「鳥見山霊畤」にて祀ったとされる天神地祇ではなく、八王子神が祀られているのも解せないところ。なお当社手前(或いは当社境内に含まれるか)「神武桜」があります。

神武桜 




国道166号線沿い「天誅組史跡公園」すぐのところから、右側(南側)へ逸れ平行して走る道があります。しばらく走ると左折する分岐が現れますがそのまま道なりに南下して行きます。途中分岐がいくつかあるものの、ひたすら道なりに山へ向かって上ります。そして見えてくるのがこの案内板。右へ進みます。


しばらく進むと「子安地蔵」という仏教施設が現れます。車はここに停め置き。

「上小野榛原」の案内へ向かって歩きます。

このような道を5分足らず進みます。


石段が見えて来ました!木は「神武桜」

そこから杣道を30~40mほど登ります。



こちらは「子安地蔵」という仏教施設前に鎮座する山ノ神。