御座峰 (龍田大神降臨地)


河内国大県郡
大阪府柏原市雁多尾畑
(P無し、いつも停め置きしています)


「龍田大神」が降臨したとされる推定地、伝説の「龍田山」であるとも。大和国平群郡と河内国大県郡との境。標高は300mほど、山頂近くに鎮座します。地名は「雁多尾畑(かりんどおばた)」。すぐ側を古代の主要道路「龍田古道」が通っています。
◎「龍田大神」とは文字通り龍田比古神・龍田比売神のことではないかと考えています。龍田大社に鎮まる天御柱命・国御柱命(風神)とは異なり、龍田神社の配祀神として鎮まる龍田比古神・龍田比売神のことではないかと。
◎経緯は、「龍田山」に降臨したのは崇神天皇の御代に凶作が続いたため。帝自ら卜占いを行い天神地祇を、「朝日日照処 夕日日蔭処」である「龍田山」の聖地に「大宮太柱敷立鎮座」させたというもの。
内容から鑑みてこの時にはすでに聖地と崇められていたとなり、つまりさらに上古より信仰があったということに。
◎なお龍田の風神(天御柱命・国御柱命)が祀られるようになったのは天武天皇の御代で、こちらは龍田大社 本宮跡ではないかと考えます。
◎風神はもちろん古代たたら製鉄に必要な暴風が吹くことを祈り、奉斎されたものと考えられます。もちろん禁足地となっているところは、古代より連綿と奉斎が続けられていたことと思います。
◎当地は(奈良県生駒郡)三郷町が町政50周年(2016年)に、龍田大社と町観光協会が石碑を建てたもの。

*写真は2018年11月、2020年9月、2022年2月撮影のものとが混在しています。


府道183号線(本堂高井田線)沿い。車はこの前に停め置いています。

この看板が目印。




以前は入ることができたように記憶していますが、現在は禁足地に。

この樹木の裏に石碑があります。


緑の三角印を付けたのが石碑。

東側麓を。