椿本神社 (奈良市北椿尾町)
大和国添上郡
奈良市北椿尾町74
(P無し、アクセスや駐車は下部写真参照)
■祭神
角振神(ツノフリノカミ)
◎そちらの方では原始のご祭神は、春日大社が移遷されてくる前からの地主神であり、巨勢姫明神であったとされます。和珥氏の枝族である春日氏が奉斎した神であろうと。
◎ところが当社のご祭神として挙げられているのは角振神。「角振隼総明神(ツノフリハヤブサミョウジン)」と呼ばれ、ホスソリ神(火闌降命)の御子とされる神。春日大社末社の椿本神社の方では「勇猛果敢な大宮(春日大社)の眷属神に坐し、天魔退散・攘災の神」としています。椿は邪悪なものを祓うという意味を持つとの解釈もあり、社名はそれに当てはまるのかもしれません。
以上から類推して「角振神=巨勢姫明神」ではないかと考えられます。