神田神社 (石上神宮境外末社)
(こうだじんじゃ)


大和国山邊郡
奈良県天理市布留町
(石上神宮前の道路を挟んだ向かい側、石上神宮の駐車場を利用)

■祭神
高倉下命


石上神宮の境外末社。参道入口の社前道路向かいに鎮座します。
◎毎年6月30日の夏越の大祓式の「神剣渡御祭」において、本社より当社に「七支刀(ななつさやのたち)」がお渡りし、当社にて御田植え神事が行われます。
◎元は三島町小字神田にあった神饌田1,000㎡の鎮守社であったとされています。平成二年に当地に遷座されました。三島町と言えば天理教本部のある地、三島神社と同様に犠牲になったのでしょうか(未確認)。三島神社が遷座させられたのは昭和六十三年のこと。
あらゆる資料を見ても同内容のことが書かれていますが、疑問を感じざるを得ません。あえて触れていないのか、触れられないのか。
◎「田」の神がなぜ高倉下命なのでしょうか。また「神剣渡御祭」でお渡りするのは、なぜ「七支刀」なのでしょうか。田の神であるなら保食神や宇賀御魂神、あるいは事代主神などのはず。田とは接点が無く、神剣にまつわる神が祀られているのは不可解。また「神剣」のお渡りならともかく、「ご神宝」の七支刀。
神饌田の鎮守社というのが間違いか、ご祭神の高倉下命が間違いなのか。もしくは秘されなければならない謎でもあるのか。

*写真は過去数年に渡る参拝時のものが混在しています。




布留川から上げられたという「烏帽子岩」、形状から考えて陽石といった方が…。


神剣渡御祭」にて本社から「七支刀」(レプリカ)が持ち出されました。



神剣渡御祭でお渡り後に、本殿前に「七支刀」が建てられました。

御田植え神事